広い道路からの自転車＋狭い道路からの四輪車の事故｜基本過失割合を解説

事故時の状況

信号機が設置されていない交差点における、自転車と四輪車の衝突事故についてです。

自転車と四輪車はそれぞれの道路を走行しており、自転車は明らかに広い道路から交差点に進入し、四輪車は自転車よりも狭い道路から交差点に進入しました。

過失割合

道の幅が同じくらいの道路から、それぞれ直進して交差点に進入した場合の衝突事故では、基本過失割合は自転車が20％で四輪車が80％になります。

今回の事例では、自転車の方が四輪車に比べて明らかに広い道路を走行していることから、道幅が同程度の場合よりも優先度が高くなります。

明らかに広いとは、車の運転者が交差点の侵入口で確認した場合に、交差する2つの道路のうち、一方の道路がもう一方の道路よりもかなり広いことが一見して分かる場合を意味します。

一方、自転車の側についても、交差点を通行する際には、交差する道路を走る車両などに注意して通行する義務があります。

基本過失割合としては、自転車が10％で四輪車が90％になります。

ご注意事項

上記は 基本過失割合となります。

事故が起こった際は、事故状況を確認して過失割合を協議し決定となりますので、基本過失割合と異なる場合がございます。

ご了承の上、ご参考としてご活用ください。

関連記事