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20代で起業するメリットとデメリットとは?「若さ」ゆえのデメリットを克服するためには?

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

20代で起業するメリットとデメリットとは?
「若さ」ゆえのデメリットを克服するためには?

Facebook創業者ザッカーバーグ氏などを見て、若いうちに「起業」するということに魅力を感じたことはありませんか?創業後まもなく急成長。絵に描いたような成功物語。そんな言葉がぐるぐる頭の中を回って、興奮状態冷めやらず…といった経験をした人も少なくないでしょう。

今は10代で起業する人などもいますが、一般的には20代で初めて「起業」を意識するという場合が多いのではないでしょうか。そして、その場合、「若い」間に起業する場合のメリットとデメリットが気になるところだと思います。今回は、このことをテーマとして取り上げたいと思います。

デメリットははっきりしている

まず20代で起業する場合、デメリットははっきりしています。誰もがすぐに思いつきます。それは、「経験不足」です。そして、20代で起業する場合の他のデメリットはここから派生しているものが多いのです。

例えば、人脈があまりないとか、資金があまりないとか…。仕事をしてきた年数が少ないか皆無なので、人脈がまだあまりなく、また貯金もできていない場合が多いのです。そのことを考えると、「20代での起業」は不利なような気がします。ところが逆に、「若い」ということから派生するメリットがたくさんあるのです。

「若い」からこそ実感できるメリット

child with notebook sit blue sky
若いうちに起業すると、次のようなメリットがあります。

1.体力がある
これが若さゆえの一番の特権です。個人差はありますが、30代以降との体力には大きな差があります。まだ自分が20代のうちは実感できないかもしれませんが、無理が一番効くのが20代なのです。

2.時間がある
特に学生などの場合は、社会人に比べて時間がたくさんあります。これも就職したことがない場合は実感できないかもしれませんが、いったん社会人になると、勤務時間以外も「つきあい」などに時間をとられ、自分の時間を持つことが難しくなります。

3.失敗しても次がある
若いということはやり直しがきくということでもあります。いったん失敗したとしても、そこからまた再チャレンジする体力も気力も残っているのです。よって、大胆な挑戦もしやすくなります。

「若さ」ゆえのデメリットも克服できる道がある

また、「若さ」ゆえのデメリットと思われていることも、実は克服できたり、メリットに変えたりすることもできます。

例えば、「経験不足」ということは、逆に言えば、「頭が柔らかい」ということでもあります。従って、独創的なアイディアが浮かぶ可能性が高くなります。また「人脈不足」についても、今の若い世代は「ソーシャルメディア」の活用や起業家のコミュニティに参加することにより克服することができます。そして、資金力不足に関しても、ベンチャーキャピタルや投資家、現代ならクラウドファンディングなどの方法、で解決できる場合があるのです。

また学生起業の場合には横のつながりがあったり、学生同士の情報収集スピード、人件費等の利益分配方法など一般の企業にない強みが様々あります。

参考: 
国内最大の起業家コミュニティ festivo
http://yen-japan.com/

クラウドファンディング CAMPFIRE
http://camp-fire.jp/
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まとめ

このように、20代で起業するメリットはたくさんあります。実際に20代で起業して成功した人は大勢います。しかし、まずは若いうちに起業することのメリット、デメリットや、自分の強みと弱みを踏まえながら、自分にもそれができそうか十分に検討したいものです。その後実際に、ビジネスを立ち上げるかどうかの決断をされることをお勧めします。


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