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最終更新日:2024/2/6

節税対策Vol.16 お金は出ていくが将来につながる投資型節税「消耗品を購入しておく」

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

金は出ていくが将来につながる投資型節税
「消耗品を購入しておく」

利益が残って税金を取られるくらいなら、必要になる事務用品やティッシュなどの消耗品を早めに購入しましょう。
本来は税法では「使い始めた日」に経費になることになっています。つまり使っていないものは買っただけでは経費にならないのが原則です。
でも継続的に使用する消耗品であれば購入した日に経費にしていいよという特例が認められているのです。
毎年ティッシュが何箱残っているか数えるのは手間ですからね(笑)

だからと言ってあまりに非常識に大量に購入するのはダメですよ。
毎年だいたい同じくらいの量が残っているのであれば税務署も認めましょうということになります。ただし切手やハガキや商品券などは期末に残っているものは「貯蔵品」として経費から除かれますのでご注意ください。

他にも必要ならば思い切ってパソコンなどを買うのも良いかもしれません。
期末までにパソコンを買って箱から出して使い始めれば経費になりますから。何もしなければ利益の約40%の法人税が取られます。そう考えると消耗品を10 万円でも買えば税金が4 万円安くなるので、全ての商品が40%引きで買えたようなものです。

ここで注意するのは、必要なものを買うということです。使わないものを買って、節税になったと喜んでいてもお金を捨てただけですからね。上手に買い物をして上手に節税しましょう。

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