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最終更新日:2024/2/6

節税対策Vol.25 お金は出ていくが自分の会社を守るための保守的節税「 中小企業倒産防止共済制度に加入する」

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

お金は出ていくが自分の会社を守るための保守的節税
「 中小企業倒産防止共済制度に加入する」

なかなか景気が良くならないですねー。
景気が良いのは一部の上場企業だけみたいで、中小企業は相変わらず厳しい状況が続いてます。まさに「一寸先は闇」の今日、いつ得意先が倒産するかなんてわからないですよね。もし得意先に多額の売掛金や受取手形があったりしたら目も当てられないことになります。

最悪、連鎖倒産です。
そこで得意先の倒産による連鎖倒産のリスク回避と節税を同時に達成することができる節税方法が「中小企業倒産防止共済制度」です。
この制度は毎月一定の掛け金を払っていれば、得意先が万一倒産となったときに支払った金額の10倍までのお金を貸してくれるという制度です。

そしてこの掛け金は全額経費になり節税になるのですが、12ヶ月以上払っていれば解約しても支払った掛け金の80%、40か月以上払っていれば支払った掛け金の全額が戻ってきます。そういった意味では、社外に積み立てをしているだけなにの経費になっていくというイメージですね。

掛け金は総額で800万円まで積み立てられ、節税をしながら安心も買えるという良い節税です。不測の事態が発生してから慌てても後の祭りです。
そうならないように事前に準備をしておくという面からも、「中小企業倒産防止共済制度」はお勧めです!

会社にお金を残すために必要な30の節税方法

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