会社設立時に起業家がウイルス対策ソフトの選ぶときの4つのポイント
ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。
PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック
会社設立時に起業家がウイルス対策ソフトの選ぶときの4つのポイント
近年、ネット犯罪&被害は深刻さを増しています。
しかし、これらを防ぐためにセキュリティ製品を導入したくても、社内に専任の担当者がいない、業者に導入を依頼する予算もない…そういった企業も多いのではないでしょうか。
セキュリティ製品の代表ウイルス対策ソフトは、数十種類が存在し、どの製品を選べば良いか決めるのは専門家でないと難しいものです。ここでは、限られた予算や人材で、セキュリティソフトを導入しなければならない方のための「選び方」をご紹介します。
ウイルス対策ソフトを選ぶポイントは4点
1.検出率の良い製品を選ぶ
まず大切なのは、ウイルス検出率の良い製品を選ぶことです。検出率については、オーストリアの第三者機関AV-Comparatives.org、ドイツのAV-Test.org、米NSS Labsなどが評価試験の結果を公開しています。
各機関のウェブサイト(すべて英語サイト)
・AV-Comparatives.org(URL:http://www.av-comparatives.org/)
・AV-Test.org(URL:http://www.av-test.org/en/home/)
・NSS Labs(URL:http://www.av-test.org/en/home/)
なお、各評価機関は、セキュリティ製品の性能を正しく評価するための方法について常に検討を重ねています。しかし、残念ながら、ウイルスの脅威は常に進化し、変化しているため、評価をする上での課題も多く、単純に検出率だけでセキュリティ製品の良否は判断できない状況にあります。
2.動作の軽い製品を選ぶ
次に、重視したいのが動作の重さです。
予算に限りがあり、企業では全てのPCが最新の高性能な機種を利用しているとは限らないからです。そうした環境で重たいウイルス対策ソフトは、PCの動作が遅くなって業務効率が落ちてしまう可能性があります。
セキュリティソフトの動作については、米国の第三者機関PassMark社 によって、主要製品のパフォーマンステスト(動作の重い、軽いなどのテスト)を行った結果が、以下のURLで公開されています。
・PassMark(URL:http://www.passmark.com/japanese/)
3.サポート内容・時間を確認する
昨今、無料のウイルス対策ソフトも多く出回っていますが、無料ソフトと市販ソフトの大きな違いは、サポートの有無です。サポートのある場合も、契約内容によってサポート内容や時間が変わることがあるので、よく確認する必要があります。
4.更新料の安い製品を選ぶ
有料のウイルス対策ソフトは導入すると、更新料を払わねばなりません。社員が増えてPCの数も増えてくると、更新料も高くなります。そのため、初期の導入費用よりも更新料をチェックしておくことも重要です。
情報セキュリティ事故を起こすと、ビジネスに悪影響も…
新しいウイルスが次から次への現れており、ウイルスに感染すると、自社のみならず取引先にまで多大な被害を与えてしまう可能性があります。
「あの会社は情報セキュリティの管理が甘い」と判断されてビジネスに影響がでて、最悪は取引停止になる可能性もあります。そうした事態を防ぐためにも、PCにウイルス対策ソフトの導入は最低限必要です。
参考:
新倉茂彦、ITMedia: PC編 必ず導入しようウィルス対策ソフトhttp://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1010/28/news004.html
國谷武史、ITMedia: 「ウイルス検出率」だけで製品を選ばないで――
評価機関が勧めるポイント
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1007/12/news008.html
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