

東京弁護士会所属。
交通事故の被害者にとって、弁護士は、妥当な慰謝料をもらうための強い味方になります。
特に、加害者の保険会社との示談交渉がうまくいかず悩まれていたり、後遺症が残ってしまい後遺障害慰謝料請求を考えていたりする方は、 ぜひ検討してみてください。

目次
交通事故では、当事者同士の言い分が一致しないことは珍しくありません。
事故直後は動揺や混乱が強く、記憶が曖昧なまま反射的に主張してしまうケースもあります。
また、自分に落ち度がある可能性を認めたくない心理が働くこともあり、必ずしも悪意をもって嘘をついているとは限りません。
一方で、意図的に虚偽の主張をするケースもあります。
交通事故の損害賠償は、過失割合によって最終的に支払う金額や受け取る金額が大きく変わります。
そのため、信号の色、ウインカーの有無、速度、優先道路、停止位置といった事故態様に関わる部分について、自分に有利な主張をすることで過失割合を押し下げようとする動機が生じます。
さらに、交通事故には違反点数の加算による免許停止、保険利用による保険料の増額、加害者としての社会的評価といった要素も絡むため、責任を回避したい心理が強く働きます。
このように、交通事故で相手が嘘をつく背景には、心理要素と経済要素の両面があるのです。
交通事故では、争点になりやすい部分に絞って虚偽の主張が出やすくなります。
以下は実際に多いパターンです。
交通事故の損害賠償は、最終的に「過失割合」で受け取れる金額が大きく変わります。過失割合は、信号の色、ウインカー、速度、優先関係、停止位置などの事故態様によって決まるため、相手がこれらの部分で虚偽の主張をすると、こちらの過失が大きく見積もられてしまうリスクがあります。
過失が1〜2割変わるだけでも、慰謝料や修理費、休業損害などの総額が数十万円〜数百万円単位で変動することは珍しくありません。さらに、示談は一度成立すると原則としてやり直しができないため、虚偽主張を放置したまま示談に応じてしまうと、泣き寝入りになる可能性があります。
相手の嘘は“感情の問題”ではなく“金額の問題”に直結します。不利な示談に誘導されないためにも、虚偽主張には早めに対応することが重要です。
交通事故の示談交渉では、当事者の主張よりも、実況見分調書や損傷箇所、目撃者証言、防犯カメラ・ドライブレコーダー映像、などの客観的な資料が重視されます。保険会社や裁判所は、事故直後の“言い分”よりも“証拠の有無と強さ”を基準に過失割合や示談金を判断するため、虚偽の主張がそのまま採用されるとは限りません。
ただし、客観的な資料が不足している場合には、当事者の主張の一部が採用されることもあります。特に信号の色やウインカーの有無、速度、優先関係など、過失割合に直結する部分では、両者の言い分が食い違いやすく、証拠が弱い方が不利になりやすいのも実務上の特徴です。
裁判や調停に進んだ場合も同様で、証拠の評価が中心となります。映像や物的証拠は評価が高く、次に第三者証言、最後に本人供述の順で扱われることが多いです。ドラレコがなくても、事故態様の再現や目撃者の確保により虚偽主張を崩せる余地は残っています。
相手の虚偽主張を放置すると、過失割合が不利になり、示談金が減ってしまうおそれがあります。交通事故では“言い分”ではなく“証拠”を基準に判断が行われるため、虚偽主張に対抗するには客観的な証拠を使って事実を整理することが重要です。
相手が事実と異なる主張をしている場合でも、感情的に反論するだけでは過失割合の判断に影響しません。交通事故の評価は証拠を中心に行われるため、事故直後から客観的な情報を確保することが重要です。
具体的には、事故現場の写真、車両の損傷位置、ブレーキ痕や飛散物、停止位置、信号機の位置関係、道路標識、通行帯など、事故態様を後から再現できる材料を集めておくことで、虚偽主張との矛盾を示しやすくなります。加えて、第三者の目撃者がいる場合は、連絡先の確保や警察への情報提供が有力な補強材料となります。
映像が残る場合は特に強力で、ドライブレコーダーや防犯カメラの映像は虚偽主張を一気に崩す決め手になることがあります。
相手が虚偽の主張をしている場合でも、事故態様をあとから分析・再現することで嘘を崩せるケースがあります。特にドライブレコーダーがない状況では、事故現場や周辺の情報を集めて、過失割合に関わる争点を客観的に整理することが重要です。
具体的には、事故現場の写真や車両の損傷箇所、衝突角度、停止位置、飛散物、ブレーキ痕などの“物理的証拠”から、車両の動きや接触状況を再構成できます。さらに、信号サイクル(青・黄・赤の切り替わりや周期)や道路標識、優先道路の関係などを確認することで、信号や優先に関する虚偽主張を崩すこともあります。
また、第三者の目撃者が存在する場合は有力な補強材料となります。目撃者の探し方としては、事故現場周辺の店舗や住宅、通行人に聞き取りを行ったり、防犯カメラの設置状況を確認したり、警察に情報提供を依頼する方法があります。目撃者の供述は利害関係が薄いため、信用性が高いと評価されやすい傾向があります。
相手の虚偽主張により示談交渉が平行線のまま進まない場合は、民事調停や裁判といった法的手続きで解決を図る方法があります。調停や裁判では、保険会社同士の交渉とは異なり、証拠に基づいて過失割合や損害額を第三者が判断するため、虚偽主張が通りにくくなります。
示談は一度成立すると原則として覆らないため、虚偽主張を放置して不利な条件で示談に応じるよりも、法的手続きを利用して争点を整理した方が泣き寝入りを避けられるケースもあります。
ドライブレコーダーがないからといって、相手の虚偽主張がそのまま通るわけではありません。交通事故は、映像以外にも多くの材料から事故態様を復元することができるため、相手の嘘の主張を崩せるケースもあります。
たとえば、事故現場で第三者の目撃者がいる場合は、相手の主張と矛盾する部分を示せることがあります。目撃者の確保は事故直後が理想ですが、後日でも周辺店舗や住宅、防犯カメラの有無を確認することで情報が得られるケースもあります。
また、信号サイクルの切り替えタイミングや周期、道路構造や優先関係を調べることで、信号の色や進入状況に関する主張が嘘かどうかを検証できます。さらに、車両の損傷位置、接触角度、停止位置、飛散物などの物理的証拠から車両の動きを辿ることで、過失割合を修正できることもあります。
近年では、交通事故鑑定人がこれらの情報を基に3DモデルやCGを作成し、事故状況を視覚的に再現する手法も用いられています。専門的な解析や再現映像は、虚偽主張との矛盾を明確化し、過失割合の見直しにつながることがあります。
相手が虚偽の主張をしていると、過失割合や示談金が不利になるおそれがあります。弁護士に相談すれば、証拠収集から示談交渉、裁判対応まで含めて適切な対処が期待できます。
相手が虚偽の主張をしている場合でも、証拠を揃えて争点を整理することで対抗できます。弁護士は、事故態様の再現に必要となる映像・目撃者情報・道路状況・信号サイクル・損傷位置など、証拠の収集方法と評価基準を把握しているため、虚偽主張との矛盾を明確にしやすくなります。
また必要に応じて、交通事故鑑定人や専門家による分析やCG再現を活用できるほか、警察資料や実況見分調書の取り寄せ、保険会社への照会など、個人では難しい手段を取ることも可能です。
証拠と調査を組み合わせることで、虚偽主張が示談交渉の場で通りにくくなります。
交通事故の示談交渉では、保険会社同士のやり取りが中心となるため、相手の虚偽主張がそのまま前提にされてしまうことがあります。過失割合は最終的に受け取る金額に直結するため、虚偽主張を放置すると不利な条件で示談が進むおそれがあります。
弁護士が介入することで、虚偽主張に対する反論や過失割合の検討を法的根拠に基づいて行えるため、相手や保険会社からの一方的な扱いを防ぐことができます。示談は原則としてやり直しが難しいため、交渉段階で適正な条件を確保することが重要です。
相手の虚偽主張により示談交渉が進まない場合でも、裁判や調停など別の手続きに切り替えることで解決を図れるケースがあります。ただ、どの手続きが適切かは、争点の性質(過失割合・損害額・後遺障害など)や証拠の状況、手続き費用や解決までにかかる期間といった複数の要素を踏まえて判断する必要があります。
弁護士が関与することで、示談を続けるべきか、調停・裁判に移行すべきかといった選択を実務的な視点から検討でき、最も合理的なルートを選びやすくなります。個人では判断が難しい局面でも、泣き寝入りや不利な和解を避ける余地が生まれます。
「弁護士に頼むと高い」という理由で示談まで個人で対応してしまう方は多いですが、自動車保険に弁護士費用特約が付いていれば、相談料・着手金・報酬まで保険会社が負担するため、ほとんどのケースで自己負担は発生しません。特約は本人だけでなく、同居家族が加入している保険の特約でカバーできる場合もあります。
相手が嘘をついて過失割合を巡る争いになるケースは、まさに特約が最も役立つ場面です。不利な示談に誘導される前に弁護士へ相談できるため、泣き寝入りのリスクを避けやすくなります。
自分の保険に特約が付帯しているかわからない場合は、保険会社の担当に確認してみることをおすすめします。
保険会社は、事故直後の当事者の言い分だけで過失割合を決めるわけではありません。
ただし、映像や目撃者がいない場合、保険会社同士が示談をまとめる都合上、双方の申告内容をベースに一旦検討を進めることがあります。
その段階で虚偽主張が混ざると、反論や証拠がない限り訂正されにくいのが実務上の特徴です。
嘘が“採用される”というより、証拠が不足すると不利な前提のまま話が進むというイメージです。
信号の色、ウインカー、速度、優先関係など、過失割合に直結する部分は争点になりやすく、映像や実況見分、損傷位置、目撃者証言、信号サイクルなどの客観的材料をもとに判断されます。
双方の申告内容が異なる場合は、保険会社だけで判断できず、調停や裁判で証拠に基づいて評価されることもあります。
示談は一度成立すると原則としてやり直しはできません。
例外的に錯誤や詐欺などが問題となるケースはありますが、虚偽主張を理由に示談を覆すのは容易ではありません。
そのため、示談前に虚偽主張に対する反論や証拠を揃えておくことが重要です。
虚偽主張そのものを理由に慰謝料が増額されることは通常ありません。
ただし、嘘によって示談交渉が長期化したり、後遺障害の認定阻害などの不利益が生じた場合には、損害の範囲で賠償金の増額を主張できる可能性があります。
慰謝料は過失割合の影響も受けるため、虚偽主張を放置すると逆に減額されることがあり注意が必要です。
実際には痛みがないのに「むちうち」と申告すれば慰謝料が増えるのでは、と考える人もいます。
しかし、むちうちかどうかは、診断書・通院状況・治療経過・受傷機転などから厳格に判断されます。
症状に一貫性がなかったり、通院実態が伴わなかったりする場合はすぐに疑われます。
不正な申告はトラブルにつながるため、慰謝料目当ての虚偽申告は避けてください。
相手の虚偽主張を放置したまま示談に応じると、過失割合や示談金が不利なまま確定してしまい、あとから覆すことがほぼできません。
交通事故の示談は一度成立すると原則としてやり直せないため、対応が遅れるほど泣き寝入りにつながりやすいのが実情です。
弁護士に相談すれば、証拠収集や反論の組み立て、示談交渉や法的手続きの選択まで含めて対処でき、適正な条件で解決できる可能性が高まります。
弁護士費用特約があれば、費用負担を気にせず依頼できるケースも多いため、相談しない理由は大きく減ります。
相手の嘘に困っているなら、示談前の早い段階での相談が有利がおすすめです。
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交通事故の被害者として泣き寝入りしないためにも、まずはお気軽にご相談ください。

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