東京弁護士会所属。
交通事故の程度によっては、入院が必要になったり、定期的な通院、精神的にも疾患を負ったり、PTSDとして現れることもあります。
こうした状況の中で、交渉ごとを被害者本人でまとめようとすることは非常に大変です。
弁護士に示談交渉を依頼することで、直接示談交渉をしたり、資料を準備したりする精神的負担が軽減できます。
つらい事故から一日でもはやく立ち直るためにも、示談交渉は弁護士に任せて、治療に専念してください。
車は非常に便利なものですが、誰でも交通事故を起こすリスクと隣り合わせであるともいえます。運転をする人の責任として、必ず保険には入っておきましょう。
死亡事故などを万一起こしてしまった場合、保険に入っていなければとても払いきれないような慰謝料請求がなされますので、ご自身も破産に追い込まれますし、払いきれない場合被害者の遺族にも大きな迷惑がかかります。
しかしながら、保険の必要性は理解できても、毎年かかる保険料はなるべく安く済ませたいところですよね。この記事では、自動車の任意保険の保険料を下げる方法についてご説明します。
任意保険の保険料をさげるための最大の方法は、事故を起こさないことです。保険は保険数理により設計されています。無事故で長年保険に加入していると、支払った保険料は事故を起こしてしまった他の保険者の救済のために使われます。そのため、保険会社にとっては優良な契約者となりますので、翌年の保険料は安くなっていくのです。
自動車の保険には、法律により全ての運転者に加入が義務付けられている自賠責保険と、任意で上乗せをする任意保険の二種類があります。自賠責保険は一律の保険料ですが、任意保険の保険料は、等級別料率制度というシステムになっています。
これによると、無事故の優良ドライバーは良い等級となり、毎年の保険料を逓減して行く一方、事故を起こして保険を使って慰謝料を支払ったドライバーには、事故回数によって等級をダウンし、翌年の保険料が高くなります。
詳しく知りたい方は、「任意保険と自賠責保険の違い」を参照してください。
交通事故をおこして自動車保険で保険金を請求して慰謝料を支払うと、次の更新期間での等級が3等級もしくは1等級下がります。3等級さがると、保険会社によって違いますが10万円程度の保険料があがります。等級は事故有係数適用期間が0年になるまではさがったままですので、その期間は割増の保険料を支払うことになります。そのため、あがる保険料と慰謝料との見合いで、保険請求をせずに、自腹で払った方が良い場合もあります。
被害者としての保険金請求であれば、もちろん保険料はあがりません。たとえば、相手に追突をされて人身傷害保険請求をしたり、示談交渉のために弁護士特約を利用したような場合です。
いかがでしたでしょうか。保険料をさげるためには、安全運転が一番です。ネット保険などで割安な保険を選び、無事故をとおして、安価で安心を手に入れましょう。