MENU
close
閉じる
交通事故の慰謝料を増やせるのか?
無料でお調べいたします。
9時~20時(年中対応)
交通事故弁護士相談ダイヤル
無料で書籍プレゼント 事故被害者とご家族の方へ 交通事故慰謝料
自動シミュレーション

コラムカテゴリー

コンフリクトチェックの為「ご相談者様」「相手側」のお名前をお伺い致します。 コンフリクトチェックとは?
交通事故弁護士
相談ダイヤル
9時~20時(年中対応)
ご相談窓口 > 慰謝料を増やせるかどうか?
無料でお調べします!
交通事故に精通している弁護士法人ベンチャーサポート法律事務所 > 交通事故弁護士コラム > 怪我・後遺障害等級 > 【医師が説明する】交通事故で受ける検査「スパーリングテスト」と「ジャクソンテスト」について

【医師が説明する】交通事故で受ける検査「スパーリングテスト」と「ジャクソンテスト」について

この記事の監修者 
北脇クリニック 院長 北脇文雄

【医師が説明する】交通事故で受ける検査「スパーリングテスト」と「ジャクソンテスト」について

この記事でわかること

  • 頚椎の構造がわかる
  • 頚椎の検査にはどのようなものがあるかがわかる
  • ジャクソンテスト・スパーリングテストとは何かがわかる
  • 障害をうけやすい神経と症状が出る部位がわかる

交通事故の後によく起こる肩から腕にかけての痛みは、肩そのものが原因の場合と、首からくる神経痛が原因の場合があります。

簡単な見分け方としては、腕を上や後ろなどに動かした場合に痛みが出るときは、肩関節や筋肉が原因です。

一方、腕を動かしても痛みが出ない場合は、首からくる神経痛が原因となります。

今回は、この神経痛を診断する検査について解説していきます。

神経痛は、レントゲン検査やMRI検査では、明らかな異常所見がないこともよくあります。

その場合、ジャクソンテストやスパーリングテストが診断において重要になります。

また、後遺障害等級認定の際にも、この検査が陽性であったかどうかが非常に重要なポイントとなります。

頚椎の構造

頚椎の構造

頚椎には骨と骨の間に椎間板というクッションがあり、骨の真ん中の部分を脊髄という太い神経が通っています。

この神経は脳から腰まで続いており、首や背中、腰などのそれぞれの部分で細い神経の枝を出しています。

この神経の枝のことを神経根と呼び、首の骨から外に出て行く出口のことを椎間孔と呼びます。

この神経根が骨の変形や椎間板のヘルニアなどで圧迫されると、首であれば手にかけて、腰であれば足にかけての痛みや痺れが出ます。

通常、頚椎の神経根の圧迫では、首や肩甲骨周囲の痛みが伴うことが多いですが、少し時間がたつと首の痛みがなくなり腕の痛みやしびれだけしかなくなることもあります。

頚椎の検査

交通事故で特に車に追突された場合に起こりやすいむち打ち損傷ですが、レントゲン検査やMRI検査で明らかな異常所見がないこともよくあります。

神経の状態をよく観察するにはMRI検査が有効とされていますが、一般的に腰よりも首の方がわかりづらいものです。

それは首の方が骨が小さかったり、神経の周りにある髄液の流れが早いため、MRI検査ではきれいな神経の画像が得づらいことが原因です。

画像検査に異常がなくとも、上述のような理由で実際には症状が続くことがあり、その診断の際に重要になる検査が、ジャクソンテストやスパーリングテストなのです。

ジャクソンテストとは

ジャクソンテスト

ジャクソンテストでは椅子に座って首を後ろに反らせた状態で、おでこの上を手で押さえ、垂直方向に力をかけるようにします。

この姿勢を取ることにより、首から手にかけて走っている神経根の出口である椎間孔という部分の幅が狭くなります。

そのため、椎間板ヘルニアや骨の変形などで神経根の出口の幅が狭くなっている場合は、肩から手にかけての痛みや痺れが誘発されます。

そういった症状が出れば陽性と判断します。

スパーリングテストとは

スパーリングテスト

スパーリングテストは椅子に座った状態で、首を左右どちらかに傾けて少し反らした状態で頭の上を手で押さえ、垂直方向に力をかけるようにします。

ジャクソンテスト同様に、元々ある肩から手にかけての痛みや痺れが悪化することがあれば陽性と判断します。

症状の出る部位

神経の走行に沿ってどこの部位に症状がでるかということが決まっています。

そのため、どこに症状がでたかを医師に伝えていただくことが非常に重要です。

以下が障害をうけやすい代表的な神経と、その症状の部位です。

【第5頚髄神経】 首から肩甲骨上側、上腕の外側にかけて
【第6頚髄神経】 首から上腕・前腕の外側から親指にかけて
【第7頚髄神経】 首から上腕・前腕の後ろ側から中指にかけて
【第8頚髄神経】 首から上腕・前腕の内側から小指にかけて

まとめ

ジャクソンテストもスパーリングテストも、基本的には元々あった症状が悪化することで、頚椎からの症状と診断をします。

また、最初にも述べたように、レントゲン検査やMRI検査ではっきりした所見がない場合が多いため、後遺障害等級認定の際にはこの検査が陽性であったかどうかも重要なポイントになります。

特に重要なのは痛みが首だけなのか、首以外の肩甲骨や腕にかけての方まで痛みがでるのかということですので、必ずそれを医師に伝えるようにしてください。

この記事の監修者

北脇クリニック 
院長 北脇文雄

平成5年 大阪大学医学部附属病院整形外科 勤務
現在 大阪市住吉区長居の北脇クリニックにて院長を務める
日本整形外科学会・専門医/脊椎脊髄病院/麻酔科標榜医
日本ペインクリニック学会所属

骨折・むちうち・捻挫・脱臼などの症状から背中や首の痛み・手足のしびれ・肩こり・腰痛・関節痛などの慢性的な症状まで、整形外科に関するあらゆる症状に精通する。
地域のかかりつけ医として常に患者の立場に立った診察には定評があり、治療内容や医薬の分かりやすい説明をモットーとしている。

保険会社とのやり取りを私たちが代行し、最後まで妥協することなく示談交渉していきます。事故直後にできる対策もありますのでお早めにお電話ください。 保険会社とのやり取りを私たちが代行し、最後まで妥協することなく示談交渉していきます。事故直後にできる対策もありますのでお早めにお電話ください。

交通事故被害者専門ダイヤル

TEL LINE MAIL
相談料0円 初期費用0円 全国対応 365日電話受付 損しない保証 電話・メール LINE対応 相談料0円 初期費用0円 全国対応 365日電話受付 損しない保証 電話・メール LINE対応

関連記事