最終更新日:2026/2/26
【2026年最新版】起業に役立つおすすめの本はコレ!初心者でもわかりやすい起業の本を解説します

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。
PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

- 起業初心者が最初に読むべき本の選び方
- 目的別におすすめの起業の本
- 起業の本の選び方
起業を考えるとき、まずは本を読んでみようと思う人も多いでしょう。しかし、起業の本は内容や難易度がさまざまで数も多く、どれを選んだらよいのか迷ってしまいます。
自分に合わない本を選んでしまうと、内容が難しく感じて途中で読むのをやめてしまうこともあります。結果、学びを得られずに不安だけが残ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、起業初心者でも理解しやすく、行動につながる起業の本(以下、縮めて「起業本」)やその選び方を解説します。2026年2月時点で入手しやすく評価も高い「定番」はもちろん、2026年発売の新刊も加えてのご紹介です。
目的や状況に合わせて起業本を選ぶことで、起業の準備をスムーズに進めることができます。


目次
起業本を読む前に知っておきたいこと
起業本は、ただ読むだけでいいというものではありません。事前に読み方と選び方を整理しておくことで、必要な情報を効率よく理解できます。
ここでは、起業本を読む前に押さえておきたい基本的なポイントを解説します。
自分にとって必要な部分のみ読んでもよい
資格取得のための参考書や小説であれば通読が基本ですが、起業本については、すべて読まなくても問題はありません。
最初から最後まで順番に読む必要もなく、そもそも読み手の状況や知識量によって必要な情報は異なります。よって、今の自分に必要そうな部分のみを重点的に読むことが大切です。そうすると行動に移すまでの時間を短縮できます。
また、1回読んで終わりではなく、事業フェーズが変わるたびに再読すると、刺さる箇所も変わってくるでしょう。
起業の目的や業種に合った本を選ぶ
ひと口に起業といっても、業種や内容はさまざまです。たとえば、個人で始めるのか会社を設立するのかによっても必要な知識は変わります。単に経験者の体験談を知りたいというケースもあるでしょう。
目的に合わない起業本を選ぶと、内容が難しく感じたり、つまらなくなってしまうこともあります。
自分が起業する目的や業種に合った本を選ぶことが重要です。
欲しい知識と順番を理解する
起業本を読むときには、知識を身につける順番も大切です。
たとえば、起業の全体像を理解しないまま実践的で難易度が高い実務の本を読むと、理解が追いつかずに読むだけで疲れてしまうでしょう。まずは起業の流れを把握し、そのあとにアイデア、集客、実務の順で学ぶことで理解が深まります。
今の自分はどの段階にいるのかを意識し、必要な知識を整理したうえで起業本を選びましょう。
あなたが今読むべき起業本はどれ?
起業本は、読む人の状況によって最適な内容が異なります。
起業を考え始めた段階なのか、すでに準備を進めている段階なのかで、選ぶべき本が変わります。ここでは、現在の状況に合わせて起業本を選ぶための考え方を整理しましょう。
診断フローで選ぶおすすめ本
起業本を選ぶときには、ポイントがあります。たとえば、起業したい分野や業種が決まっていない人は「実体験やストーリーがわかる本」「起業のアイデアやビジネスモデルを解説した本」がおすすめです。
一方、起業のアイデアはあるものの事業として形にできていない人は「ビジネスモデルを具体化する本」を読むと整理しやすくなります。
また、集客や販路開拓の知識があいまいな人は「マーケティングや営業を解説した本」を読むことで実践に移しやすくなります。
そのほか、会社設立やお金、税金の知識がない人は「会社設立や実務を解説した本」を選ぶと安心です。
以下のフローチャートは、起業準備の状況に応じて、今読むべき起業本の種類を判断するためのものです。
おすすめ起業本の診断チャート
「起業のアイデア・ビジネスモデルに関する本」
がおすすめ
がおすすめ
がおすすめ
がおすすめ
がおすすめ
起業初心者におすすめの本
起業初心者がいきなり専門的な実務書や難易度の高い本を選んでしまうと、内容が理解できず苦手意識を持ってしまう可能性があります。
起業本は自身の現状に合ったジャンルから読むことが大切です。ここでは、起業を目指す人にとって一読の価値がある起業本を内容別に紹介します。
実体験・ストーリーがわかる起業本
起業を考え始めて間もない人には、起業家の実体験が書かれた本がおすすめです。起業の流れや現実を、具体的なエピソードを通して理解できます。
実体験が書かれている本は、専門用語が少なく読みやすいことも多いです。起業の成功談だけでなく失敗談や苦労話も書かれているため、起業後のイメージをつかみやすくなります。
- 眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話|林尚弘
- 起業を考えたら必ず読む本(Asuka business & language book)|井上達也
起業のアイデア・ビジネスモデルに関する起業本
起業の具体的なアイデアが固まっていない人には、起業のアイデアやビジネスモデルを解説する本が最適です。アイデアの考え方や検証方法、ビジネスとして成立させるための視点を学ぶことができます。
このような起業本には、思いつきだけで進めるのではなく、計画性を持ってビジネスを組み立てるための考え方やヒントが詰まっています。
また、すでにビジネスモデルのアイデアがある人でも、このジャンルの本を読むことで自分が目指す方向を明確にできます。
- 起業の科学 スタートアップサイエンス|田所雅之
- ビジネスモデル3.0図鑑|近藤哲朗
起業で失敗しないための起業本
起業には必ずリスクがあります。不安がある場合は、起業の失敗事例や注意点をまとめた本を読む手もあります。
よくある失敗パターンや判断ミスを事前に知っておけば、同じ失敗は避けやすくなります。
成功談だけでなく失敗事例まで知ることは、現実的な判断を行うためには欠かせません。起業したいけど不安が残っている人や、とにかく慎重に準備を進めたい人におすすめです。
- 起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン|トム・アイゼンマン(著)グロービス(訳)
- 起業家はどこで選択を誤るのか ― スタートアップが必ず陥る9つのジレンマ|ノーム・ワッサーマン(著)小川育男(訳)
集客・営業・マーケティングが学べる起業本
起業のアイデアがすでにあり、ビジネスモデルとして整理できている場合は、集客や営業、マーケティングを学べる本もおすすめです。
このジャンルの本では、見込み客の集め方や売上を作るしくみなどが解説されています。初心者でも実践しやすい方法が紹介されている本を選ぶことが大切です。
- リーン・スタートアップ|エリック・リース
- 名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング|牧田幸裕
会社設立・お金・税金の解説本
会社設立を検討している人や、個人事業主からの法人化を考えている人には、手続きの流れなどを解説する本がおすすめです。
このジャンルの起業本は、法律知識になるため少し難易度が高いですが、専門家に相談する前の基礎知識として役立ちます。
- 図解でやさしい!会社設立の手続きがすべてわかる本|中野裕哲・渋田貴正
- 株式会社の設立と運営が1冊でわかる本|横須賀輝尚・佐藤良基
起業本の目的・難易度で比較
起業本は、内容をよく確認せずに選んでしまうと、難しすぎて理解できなかったり、今の段階では不要な情報ばかりで行動につながらなかったりすることもあります。
ここでは、代表的な起業本を目的と難易度で整理します。
ひと目でわかる比較表
下表は、前述したおすすめの起業本を、目的や起業フェーズで比較したものです。
| 書名 | 主な目的 | 向いている 起業フェーズ |
|---|---|---|
| 眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話 | 起業の全体像を知る | 検討初期 |
| 起業を考えたら必ず読む本 | 起業前の準備・心構え | |
| 起業の科学 スタートアップサイエンス | アイデア検証・モデル構築 | 検討〜準備 |
| ビジネスモデル3.0図鑑 | ビジネスモデルの理解 | |
| 起業の失敗大全 スタートアップの成否を決める6つのパターン | 失敗回避・リスク理解 | |
| 起業家はどこで選択を誤るのか | 意思決定の注意点 | 準備〜立ち上げ |
| リーン・スタートアップ | 検証・改善の思考法 | 準備〜初期運営 |
| 名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 01 経営戦略とマーケティング | 経営・マーケティング戦略の理解 | 準備〜初期運営 |
| 図解でやさしい!会社設立の手続きがすべてわかる本 | 会社設立の実務 | 設立直前 |
| 株式会社の設立と運営が1冊でわかる本 | 設立後の運営理解 | 設立〜初期運営 |
起業初心者でも迷わない起業本ロードマップ
起業本は、内容と順番を意識して読むことが重要です。起業準備には段階があり、今のフェーズに合わない本を選んでも、理解しづらかったり行動につながらなかったりします。
ここでは、起業フェーズ別のロードマップを紹介します。
起業の全体像を把握する
起業を考え始めた初期段階では、起業の全体像を把握することが大切です。
この段階では、細かい手続きや専門知識まで理解する必要はありません。起業とはどのような流れで進むのか、どのような準備が必要なのかを学べる本を選びましょう。
起業の全体像を大まかに把握することで、次に何をするべきなのかが見えてきます。
アイデアやビジネスモデル
起業の全体像を理解したら、アイデアやビジネスモデルに関する本を読む段階になります。
このフェーズでは、思いついたアイデアを何となく形にするのではなく、需要や収益を具体的に考える視点を身につけることが重要です。
失敗や成功の体験
ビジネスモデルを整理したら、次は起業の成功や失敗の体験を扱った本に入るとよいです。
成功事例は起業へのモチベーションを高めてくれます。もちろん失敗から学べることも多くあるため、よくある失敗や判断ミスを知っておくことで同じ失敗を避けやすくなります。
実務を知る
起業の方向性が固まってきたら、実務の本を読む段階です。
会社設立の手続きやお金、税金の知識は、起業する際には避けて通れないものです。専門家に依頼する方法もあるため、もちろんすべてを完璧に理解する必要はありません。
とはいえ、ある程度の知識を持っておくと専門家に相談するときもスムーズです。
起業本を自分の糧にするためのポイント
ここでは、起業本を実際の行動につなげるためのポイントを紹介します。
読むだけで満足しない
起業本を読んだだけで満足してしまう人は少なくありません。しかし、知識を得ただけでは、起業準備は進まないのが現実です。
本を読みながら、自分の場合はどうするか、何から始めるかを具体的に考えることが大切です。
難しい本を選ばない
起業本は難易度の幅が広く、初心者向けのものから法律やマーケティングの専門書まで多岐にわたります。
難易度の高い本を読むことが必ずしも良いわけではありません。内容が理解できなければ、行動に移すことができないからです。
特に起業初心者は、わかりやすく書かれた本を選ぶことが重要です。自分が無理なく理解できるレベルの本を選び、段階的にレベルを上げていきましょう。
起業本についてよくある質問(Q&A)
起業本は目的とフェーズに合わせて選びましょう
起業したいと考えたら、まずは起業に関する本を読むことで起業の全体像や必要な知識を体系的に学ぶことができます。目的に応じて自分のレベルに合った本を読めば、起業準備を無駄なく進められるでしょう。
ただし会社設立や税金、法務などは、個々の状況によって適切な判断・対応が異なります。起業本で基礎知識を身につけたうえ、不安な点や判断に迷う部分は専門家に相談することが、起業を安全に進めるポイントです。
起業本をうまく活用し、フェーズに合った知識を得ながら準備を進めていきましょう。


















