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最終更新日:2024/2/8

利益率が低ければ競合が減る

税理士 鳥川拓哉
この記事の執筆者 税理士 鳥川拓哉

ベンチャーサポート税理士法人 税理士。
大学を卒業後、他業種で働きながら税理士を志し科目を取得。
その後大手税理士法人を経験し、現在に至る。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-tori

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ジェフ・ベゾス 果てなき野望
・ブラッド・ストーン (著), 滑川海彦(解説)

Amazonの創業者ベゾスに関する書籍を読み終えました。ベゾスにはかなり注目しているのでいろんなことが知れてとても有益な一冊でした。

しかし冷徹な人だなぁ。立ち上げ期に多くの人がベゾスを信じてついていって金銭的には充分報われたが、捨てられて経験豊富な人に交代させられる。これは当事者だとたまらない。世界一の会社を目指すならこのくらいのシビアさがいるのでしょうが、僕はこれはさすがに嫌ですね。楽しくない。

たくさんいいところがあるのですが、印象に残ったところを一つだけ。

「利益率が低ければ競合が減る」

ベゾスにかかるとiphoneをびっくりするほど利益の出る価格にして大成功したジョブズは失敗となるようです。競合のスマホ市場に引き寄せた行為は愚だと。利益率が高ければライバルは研究開発に投資して競争が激しくなる。利益率が低ければ顧客は集まるし市場は守りやすい。確かに一理ありますね。この人の長期的視点というのを自分も学びたいと思っていて、自分も以下のことを常に意識してノートに書いています。

「今利益が出ていることは最高ではない。いつでも利益が出せる状態が最高だ」

経営者は常に利益を出したい生き物です。そこを我慢してどれだけ投資できるか。今ではなく、将来の利益を取りに行ける胆力が必要だと考えています。

ベゾスのインタビューや関連する記事を読むたびに、それは正しいと再認識できるのでこの人関連の物は積極的に読むようにしています。長期的、参入障壁、投資。こういう言葉の意味を理解してる会社は強いと信じています。

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