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最終更新日:2020/12/9

痴漢冤罪を防止するために…顧問弁護士をつけておくことのメリットとは?

痴漢冤罪事件の映画やドラマをご存じですか?

普段何気なく利用している電車内でのこと。

もしかすると明日は我が身かもしれません。

万一、自分に痴漢冤罪がふりかかってきたら、どうしたらいいでしょうか。

痴漢冤罪の被害に遭ったらどうなる?

電車に乗っていて、自分は何もしていないのに、突然「痴漢です」と言われて突き出される…。

もし、痴漢冤罪の被害にあってしまったら、どんな影響があるのでしょうか。

社会復帰が困難になる

日本には、推定無罪という基本原則があります。

法律的には、判決が出るまでは無罪が推定され、無罪判決が出れば、痴漢は無罪です。

でも、そうはいかないのが現実です。

痴漢の疑いをかけられ、逮捕された時点で、社会的信用を失ってしまうことがほとんどです。

たとえ、無罪判決を取れたとしても、失われた社会的信用を取り戻すのは、簡単ではないですね。

警察や検察からの長期拘留

逮捕されると、拘留されます。

証拠隠滅や逃走の可能性がある場合は、拘留延長と言って、長期間拘留されることになります。

そうなると、長期間仕事に行くこともできず、職を失ってしまう可能性もあります。

長期間の拘留は、社会的、心理的、身体的に、ダメージがとても大きくなります。

示談金の不正請求

女性が痴漢被害をでっちあげ、多額の示談金を請求する、というケースもあります。

虚偽の痴漢申告によるもので、「痴漢冤罪詐欺」などとも呼ばれています。

この他にもリスクはたくさんあります。

痴漢冤罪に遭わないための対策法

痴漢冤罪の被害に遭わないためには、どうしたらいいでしょうか。

女性の近くに立たない

疑われるような距離にいないことが一番です。

手が届く範囲に相手がいなければ、痴漢をすることは不可能ですね。

示談金目当ての痴漢冤罪詐欺をする女性は、比較的露出度の高い服を着ている傾向があるようで、そういった女性の近くに立たない、ということも、自分を守る一つの方法です。

両手でつり革を持つ

両手が上にあれば、触った、と言われても、触れない状態であったと言えます。

また、手を挙げておくことで、他の乗客がその状態を見ていて、証言してくれるかもしれません。

他の乗客の証言は、とても大切な証拠になります。

満員電車をさける、電車に乗らない

満員電車は、痴漢を疑われる、絶好のシチュエーションです。

電車が混雑する時間を避けるなどして、なるべく満員電車には乗らない、あるいは、電車以外の通勤方法で通勤する、というのも、とても有意義な方法ですね。

痴漢に間違われたときの対処法


万が一、痴漢に間違われてしまったら、どうすればいいでしょうか。

一番やってはいけないこと

実は、これが一番という方法はないのですが、状況によって、有効な対策がいくつかあります。

  • ・相手をせずに立ち去る
  • ・相手の言い分を聞いて話し合う
  • ・毅然とした態度で自分の意見を言う
  • ・目撃者や協力者を探す
  • ・逃走する

などです。

ただし、絶対に言ってはいけないことがあります。

少しでも「自分がやった」と認める発言です。

「もしかしたら、手があたったのかも」なんて不用意に言ってしまったら、痴漢を認めたことになる可能性があります。

駅員室に連れていかれたら

痴漢に間違われたら、その場で対処するのが一番ですが、もし、駅員室に連れて行かれてしまったら、一刻も早く顧問弁護士を呼ぶことです。

痴漢の容疑がかけられたら、頼りになるのは、法律のプロである弁護士です。

一般的には、警察に逮捕されてから依頼する、というイメージがありますが、逮捕前であっても、弁護士に依頼することは可能です。

なぜ顧問弁護士をつけておくとよいのか?

痴漢冤罪に遭って、弁護士を頼みたいとき、知った弁護士がいなければ、どうすればいいか困りますね。

駅員室に連れて行かれた際には、弁護士会の当番弁護士という制度が利用できますが、当番なので、どんな弁護士が来るのか、不安ですね。

そんな時は、やはり顧問弁護士です。

普段から知っている弁護士がいれば、こういった万が一の時にも、安心して呼ぶことができます。

映画やドラマだけではない、痴漢冤罪事件。

もし、自分の身に起こってしまったら、すぐに顧問弁護士を呼ぶことをおすすめします。

その前に、疑いをもたれないような行動をすることも心がけておくとよいでしょう。

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