最終更新日:2020/9/18
zoomハラスメントとは?注意すべきことからどんな罪に問われるのかを解説!
目次
zoomハラスメントってなに?
新型コロナウイルスの影響で、今テレワークが広がっています。
オンラインの会議や飲み会なんかも行われていますね。
オンライン会議や飲み会などをする際には、通話ソフトが必要です。
さまざまなソフトがありますが、最近では、利用の手軽さからzoomがよく使われているようです。
そこで起きるハラスメントを「zoomハラスメント」、略して「ズムハラ」なんて言ったります。
そもそもハラスメントとは?
「ハラスメント」はよく聞く言葉ですね。
パワーハラスメント、セクシュアルハラスメント、最近では、マタニティハラスメントなどが聞かれます。
いずれも略して、パワハラ、セクハラ、マタハラと呼ばれたりします。
そもそもハラスメントの定義って何でしょうか。
大まかな定義としては、「上の立場の人が、下の立場の人に対して、適切な範囲を超えて、心身にダメージを与えたり、雰囲気を悪くさせる行為」です。
具体的にはどんな行為なんでしょうか。
何がハラスメントになるの?
「心身にダメージを与える」といっても、具体的なイメージがわかりませんね。
実は、裁判例でも、「ここまではOKだけど、ここからはダメ」という明確な基準がないのです。
要は、ケースバイケース。
裁判例では、ハラスメントが起こった状況などから、総合的に判断して、ハラスメントが認定されています。
本人のためだから、強く言っても大丈夫だろう、と上司が思い、「できないならやめてしまえ」など叱責したとします。
言った側にとっては、本人のために注意した、くらいにしか思っていないかもしれませんが、受けた側は、精神的に大きなダメージを受けたかもしれません。
そうなると、それがパワハラになってしまう可能性があります。
どんなことがzoomハラスメントになってしまうの?
zoomハラスメントと言われているのは、具体的にどんなことでしょうか。
オンラインならではのハラスメント
オンラインだと、家にいることが多いですね。
そうすると、飲み会なども「行けない」という理由で断りづらくなります。
それをいいことにオンライン飲み会への参加強要をすると、zoomハラスメントになります。
さらに、家だからこその特徴として、「家の中を見せてほしい」と言ったり、後ろに移った家の中のものについて、根掘り葉掘り聞いたりすることもハラスメントにあたる可能性があります。
オンラインで家の中にいたとしても、外と同じようにプライベートにはあまり突っ込まないように注意が必要です。
お店であれば、他のお客さんの手前、あまり変なことは言えないですよね。
家だとそれがついつい緩んでしまう、ということが起きてしまいます。
終われない、のもzoomハラスメントのひとつ
お店で飲んでいると、ラストオーダーや終電時間など、何かしら時間の制約ができます。
そこで「じゃあお開き」ということになるのですが、家だとそれがありませんね。
終わるに終われないので、部下が終わるきっかけをつくろうとする、なんてCMもあったりして、それなりに問題になっています。
家に帰る必要がないと、上司が「まだいいじゃん」と無理やり付き合わせ、部下たちは困る、といった状況になりやくなります。
そうなると、それはズムハラ、パワハラになりえますね。
そうしたことを防ぐには、あらかじめ終了時間を決めておくとお互いに気持ちよく終われるでしょう。
もし訴えられたらどんな罪になるの?
ハラスメント自体は、基本的に刑事事件ではないため、犯罪とまではいかず、民事事件で訴えられることになります。
しかし、ハラスメント行為がひどい場合は、暴行罪や強要罪にあたる可能性もあります。
そうなると刑事事件となり、逮捕されるなんてことになりかねません。
民事事件で訴えられる場合は、損害賠償請求として訴えられます。
裁判でハラスメントが認定されれば、慰謝料を払わなければならなくなります。
まとめ
オンライン会議やオンライン飲み会。
移動する必要がなく、とても便利ですが、その反面、気を緩めてしまいがちです。
zoomハラスメントなんて言われないためにも、オンラインでも、相手のことを考えて配慮することが必要ですね。