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起業家きどりの典型的な7つのタイプ。自分が属するかチェックしよう。

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

起業家、起業を目指す人はいくつかのタイプに分類できます。既に起業家である人、これから起業家を目指す人は、自分がどんなタイプの起業家になるかは本質的な資質がなせる業なので、意外に気付くものではありません。これら7つのタイプを知ることは、起業したが事業が思わしくない、あるいは起業して成功したいと思う人には参考になります。

起業家精神(アントレプレナーシップ)に求められる資質とは

起業家として必要な資質とは何でしょうか? ハーバード・ビジネススクールのハワード・スティーブンソン教授は「コントロール可能な資源を超越して機会を追求すること」と短く定義しています。また、別の専門家は、有言実行、パーソナリティー、オープンマインド、コミュニケーション、社会貢献と言っています。

しかし、起業のために、あるいは起業家になるために求められる資質が何かを知り、その資質を身に付けてから起業する人はほぼ皆無です。このアイデアなら、このビジネスプランやビジネスモデルなら成功間違いないと思い起業するか、起業が夢であるからそれを追い求める人が一般的です。

起業家、起業を考えている人の7つのタイプ

以下で紹介する内容は、もともと「The Next Web」に掲載されたものです(訳語は、下記参照記事を踏襲)。決して起業して成功したタイプの紹介でもなければ、このような人なら起業して成功するというタイプの紹介でもありません。しかし現実によくいる7つのタイプを知り、自分の弱点を克服するための参考にしましょう。

1.マネージャータイプ

起業に関与し資金を集め、最初の危険な時期を脱したばかりの起業家気取りタイプです。起業に関与したため自分自身を起業家と呼びますが、実際はマネージャーに近いタイプです。起業家ではないですね、ただの財務マネージャーですね。
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2.失敗一直線タイプ

全てに失敗するタイプの起業家です。不満をぶちまけ、起業に際しては欲が深く始める前から失敗している人ですが、なぜかこのタイプは起業を諦めません。

不満をぶちまけるタイプの人、周りにいますよね。本当に起業して自分に不満を募らせてもらいましょう。

3.ライフスタイルタイプ

起業家を夢見て、その役割を演じたいだけのタイプで、起業のアイデアはあるが何も行動を起こしません。周りに企業を薦めるだけのコンサルタント、いや相談者レベルかもしれません。

4.キャッシュフロータイプ

お金以外のことは何も考えていないタイプです。ビジネスは利益が最も重要ですが、ビジョン、経営目標、社会貢献なども必須です。金勘定だけでは起業したと言えません。

プラスに働くこともあるかもしれませんが、先を見越した事業を行ってもらいたいものです。

5.起業家になりたがるタイプ

会社で働き続けているが自分も起業家になれると思っているタイプです。優れたアイデア、1年か2年で一生暮らせる資金、すぐ利益が出る保証を求めています。しかし、リスクを負えず前へ進もうとしません。きっと起業しないほうがよいかと思います。

6.ヘッドラインタイプ

名声のみを求めるタイプで、ビジネスより新聞の一面に出ることを優先します。新聞の一面に出てもそこから売上・利益につなげていかないといけないですよね。

7.慈善家タイプ

お金が目的ではなく慈善を優先するタイプで、良い起業家として成功できない人です。

慈善活動もお金が必要になりますからね。

まとめ

失敗する起業家にはどんなタイプがあるかを知り、そうならない努力はしなければなりません。ここに述べられたタイプはその意味で参考になります。複数のタイプに当てはまる人は、その欠点を十分理解してここに述べられているタイプにならないように注意すべきです。


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