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最終更新日:2022/6/7

100万円でビジネスを始める・成功させるコツ【事例や注意点も紹介】

税理士 鳥川拓哉

この記事の執筆者 税理士 鳥川拓哉

ベンチャーサポート税理士法人 税理士。
大学を卒業後、他業種で働きながら税理士を志し科目を取得。
その後大手税理士法人を経験し、現在に至る。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-tori

この記事でわかること

  • 100万円の元手でビジネスを成功させることができるとわかる
  • 実際に100万円でビジネスを成功させた事例を知ることができる
  • 100万円でビジネスを始める際の注意点を知ることができる

起業する場合、必要となるものが数多くあります。

そして、そのうちの1つに開業資金があります。

事業を始めるためには、多くの開業資金が必要となるため、起業にあたってのネックとなる場合が少なくないのです。

しかし、100万円という比較的少額の資金で事業を始めて、成功をおさめているケースがあります。

ここでは、「100万円ビジネス」の始め方や成功のコツをご紹介していきます。

100万円でビジネスを成功させるコツ

少ない資金で開業することができれば、失敗するリスクも少なくなり、ビジネスを始めやすくなります。

しかし、どのようなビジネスでも100万円で始められるわけではなく、成功のためにはいくつかのコツを理解しておく必要があります

100万円ビジネスを成功させるためには、どのようなコツがあるのでしょうか。

店舗を構えなくてもできる事業内容を考える

開業にあたって必要な資金の中には、開業時だけ必要なものと、開業した後も継続して発生するものがあります。

ビジネスを始める段階では、開業資金を減らしたいと考えますが、成功のためには継続して発生する固定費を減らす必要があります

売上に関係なく決まって発生する、固定費の代表例が家賃です。

家賃は毎月必ず発生する上、その金額も大きく、ビジネスを継続する上で大きなハードルとなります。

家賃を支払って、店舗を構える必要がないビジネスを考えてみましょう。

オンラインやデリバリーなどを使ったビジネスであれば、店舗がなくても開業できる可能性があります。

在庫を抱えることは大きなリスクとなる

商品を並べてお客さんに買いに来てもらう小売店は、店舗の家賃以外にも大きなリスクがあります。

それは、店舗に並べる商品の数々です。

品揃えを充実させなければ買いに来てもらえないため、多くの商品を仕入れる必要があります。

しかし、仕入れた商品が必ずしも予定どおりに売れるとは限らず、在庫として残ってしまうこともあるのです。

在庫となった商品は、時間がたてばたつほど値下げした金額でしか売れなくなります。

かといって、値下げせずに売り切ろうとしても、在庫を保管するための場所を確保し、品質を維持するためにはお金がかかります。

これがオンラインショップであれば、もう少し在庫にかける費用が少なく済むかもしれません。

商品を並べて売るというビジネスは、非常に大きなリスクがあるのです。

事業を始めるための費用は最小限にする

100万円でビジネスを始めようとする場合、その事業を始める際にかかる費用は、最小限に抑えなければなりません。

このことは一見簡単なことのように思えますが、実はそうではありません。

お客さんに来てもらうためにチラシを大量に作ったり、ホームページを作ったりするのが一般的だからです。

しかし、100万円ビジネスでは核となる商品やサービスが見えてくるまでは、広告宣伝にお金や時間をかけないことが重要です

広告宣伝にお金や時間をかけない一方で、どのような商品やサービスでビジネスを展開するか、その商品開発に集中します。

多くの商品をそろえて不特定多数の人に来てもらうのではなく、1つの目玉商品でターゲットを絞るのが成功の秘訣といえます

商品は「ノウハウ」がいい

100万円ビジネスを行う際には、多くの商品を取り扱うことはできません。

多くの商品を売りにするためには、圧倒的に資金が足りないためです。

そこで、1つの商品を目玉としてビジネスを展開していくことをおすすめします。

家賃を支払わず、在庫を持たずにビジネスを行うためには、知識や経験にもとづくノウハウを提供する事業が第一候補となります。

ノウハウを提供する事業を行う中で、どのように他の事業者との差別化を図るのか、時間をかけて考える必要があります。

100万円でビジネスに成功した事例

それでは、実際にどのような事業で100万円ビジネスを始め、成功に至った人がいるのでしょうか。

いくつかの成功例をご紹介するので、その成功のポイントを確認してみましょう。

(1)リユース事業で成功した例

100万円の資金で、まずは使い捨てカメラの乾電池をまとめて業者に売却するという事業を始めました。

使い捨てカメラは廃棄される予定のものであるため、仕入金額はゼロであり、そこから収益を生み出すという事業でした。

そのため、少ない経費で在庫も抱えず、さらには大々的な広告を行うことなく、徐々に事業を拡大することができたのです。

その後は、乾電池に限らず、様々なものをリユース・リサイクルする事業を行っています。

限られた資源を無駄にしないという時代の流れにも乗り、今後もますますニーズは高まっていくものと思われます。

(2)海外向けの中古車販売業で成功した事例

中古車販売や自動車修理など、自動車関連の事業を行っている方は沢山いるでしょう。

その中で、アフリカ向けの中古車販売業を始めて、成功をおさめた事例です。

日本で多くの在庫を抱えた店舗を開設するのではなく、アフリカで中古車を売るという発想が成功のポイントとなったのです。

その後は、アフリカで自動車に限らず、様々な事業を展開しています。

この事例は最初から多くの事業を行うのではなく、1つの成功を次につなげたことがよかったといえるでしょう。

100万円ビジネスで準備すべきもの

100万円という限られた資金で起業するには、事業を行うために必要なものだけを準備するようにしなければなりません。

必ず準備すべきものには何があるのか、確認しておきましょう。

パソコン

起業するにあたっては、スマホさえあれば起業できるという考え方もありますが、基本的にパソコンは必要です

開業届の作成や確定申告など、様々な手続きは開業後すぐに行わなければならないためです。

そして、これらの手続きはパソコンがあれば何の支障もなく行うことができるからです。

また、開業後にホームページを作成したり、ネットショップを始めたりする場合もあります。

その場合も、スマホよりパソコンの方がわかりやすく管理しやすいため、パソコンを準備しておくべきなのです。

決して高スペックな高額のパソコンを購入する必要はありません。

10万円未満のパソコンであれば、全額を経費とすることができますし、申告の際に複雑な処理を行わずに済みます。

また、パソコンを準備する際には、一緒にネット環境も整備しておく必要があります

安定したネット環境を構築することは、ビジネスを行う際には必要となるものです。

SNSのアカウント

開業当初から、ホームページを作成する必要ありません。

というのは、開業当初は目玉となる商品やサービスを作り出す段階にあるためです。

この段階でホームページを作っても、その後の事業展開によってはまったくの無駄になってしまう可能性が高いのです。

そこで、ホームページを作らない代わりに、ツイッターやインスタグラムなどのSNSのアカウントを作成しておきます

ツイッターやインスタグラムのアカウントは、無料で開設できる上にホームページがなくても大きな宣伝効果があります。

どのような利用方法にするのかを決めておく必要はないため、まずはそのアカウントを開設しておきましょう。

事業上の情報やノウハウ

展開するビジネスの目玉商品やサービスをより高度で付加価値のあるものにしなければ、ビジネスは成功しません。

そこで、様々な情報を手に入れるとともに、自分自身をみがく必要があります。

具体的には、書籍を購入してその情報を自分のものにする、研修やセミナーに参加して技術を身につけるといったことができます。

どのような方法で、独自のサービスを提供できるかがビジネス成功のカギとなるのです。

100万円でビジネスを始めるときの注意点

100万円でビジネスを始める時、どのような点に注意しなければならないのか、その注意点をまとめておきます。

注意点を理解しておけば、「こんなはずじゃなかった」ということが起こるのを防ぐことができます。

生活費を別に確保する方法を考えておく

100万円で手軽にビジネスを始める方法を考えていますが、実際にビジネスを始めてすぐに軌道に乗るということはありません。

また、事業を始めたからといって、生活費が必要なくなるというわけでもありません。

たとえば、店舗用の家賃を支払う必要はなくても、自身の住まいを確保するための家賃は必要となるのです。

もし開業資金と生活費をあわせて100万円と考えると、本当に事業のために使えるお金は限られてしまいます。

そこで、開業資金を100万円とした上で、別に生活費を準備しておく、あるいは生活費を得る手段を準備しておく必要があるのです。

生活費をアルバイトで稼ぐ際の注意点

生活費はアルバイトで稼ぐという形で起業を行う場合、アルバイトにかける時間に注意が必要です。

起業のためにかける時間と、アルバイトをする時間とのバランスが取れなくなると、起業活動がおろそかになってしまいます。

目先の生活費を多く確保したいために、勤務時間数や時給で仕事を選ばないようにしなければなりません。

できれば、起業に役立つようなアルバイトをできるのが理想です。

また、事業を開始して軌道に乗りかけた時、いつアルバイトを辞めるかで迷う時があるかもしれません。

もしアルバイトを辞めようか迷っているのであれば、迷い始めた時が辞め時といえます。

アルバイトを辞めて事業に集中すれば、その分、事業の方で大きな飛躍ができるチャンスをつかむことができるのです。

まとめ

大企業に就職して、定年まで年功序列で働くという環境が崩れ、その魅力が乏しくなってきています。

そのため、起業して自分で事業を行いたいと考える人は、多くいることでしょう。

ここでご紹介したように、100万円という限られた資金でも、アイデア次第で事業を始めることは可能です。

開業するまでにどのような準備ができるかが、開業後の成功の大きなカギとなります。

まずは、どのような商品やサービスを提供するのか、その内容をじっくり考えてみましょう。

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