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最終更新日:2020/6/24

日曜起業におすすめ!ビジネスアイデア集|避けたいビジネスも解説

この記事でわかること

  • 日曜起業とは何か、副業との違い、特徴
  • 日曜起業の定番のアイデア
  • 日曜起業を行う際の準備と心構え
  • 実際に行うビジネスの決め方

2018年に厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を公表しました。

そこでは、「労働者が主体的にキャリアを形成できる」「自己実現を追求することができる」として、副業・兼業を推進しています。

日曜起業もこのような政策の流れから注目を浴びているのです。

そこで、本稿では、副業・兼業の入り口として、日曜起業または週末起業について考えてみたいと思います。

日曜起業で成功しやすい!業種のアイデア4選

日曜起業とは何か

日曜起業で成功しやすい例をご案内する前に、まずは日曜起業について説明します。

日曜起業とは、別名、週末起業ともいい、平日の日中は会社等に勤務しつつ、平日の夜や週末等の、本来の会社勤めの仕事がない時間を利用して、自分独自のビジネスを立ち上げることをいいます。

本業を持ちながらほかの仕事をするものとして「副業」があります。

日曜起業と副業との違いは、副業が他の会社等に勤める形をとり、複数の雇用契約を締結する形となるのに対して、日曜起業はあくまでも自らが事業を立ち上げる形をとる点にあります。

日曜起業の特徴

従来は、起業をする場合は、それまで勤めていた会社等をやめて行うのが一般的でした。

しかし日曜起業は、現在勤務している会社などに籍を置いたまま行うという点で大きく異なります。

この特徴から、日曜起業には以下のようなメリットがあるといえます。

経済的なリスクがすくない

本業を続けたままで起業することになるため、引き続き、本業の勤務先からの給与が確保できます。

そのため、収入が途絶える事がなく、経済的なリスクが少ないといえます。

やりがいを感じられる

副業の場合は、副業の勤務先の上司の指示等に従って仕事をすることになります。

これに対して、日曜起業の場合は、自分が経営者として自分の判断で仕事をして収入を得ることができるのですから、それだけやりがいを感じることができると考えられます。

これが、本業とは別に収入を得るといった共通点のある副業との、大きな違いといえます。

自由に時間を活用できる

日曜起業は、ご自身が経営者ですから、いつ事業を行い、いつ休むかは自身が経営者として判断して決定することになります。

その意味で、好きなときに業務を行うことができたり、空いた時間を有効に活用することもできるのです。

将来の完全独立の準備

将来的に、完全に独立して起業をするための準備とすることができます。

つまり、将来的に完全な独立を目指す人にとっては、日曜起業である程度資金を貯めるとともに、事業モデルを確立したうえで、その事業が軌道に乗った時点で完全独立という流れをとることができ、スムーズな独立へとつながるといえるのです。

日曜起業のデメリット

自由時間の減少

日曜起業の場合には、本来であれば本業の休日等の時間を利用して、自分の事業を行うことになります。

その結果、本来であれ「休み」として休息やリフレッシュに充てていた時間を、日曜起業のために費やすこととなるため、自分の自由時間や余暇の時間が減少することは避けられません。

体調管理の問題

自由時間、余暇の減少の結果、体力的にきつくなったり、過労により体調を崩すという可能性も否定できません。

また、本業が終わった夜間に日曜起業の仕事を行うような場合は、不規則な生活や寝不足などの危険も高まる可能性があります。

その為、体調管理には十分に配慮する必要があるといえるでしょう。

本業に対する悪影響の可能性

本業の勤務中に自己の事業のことを考えたり、自己の事業に時間を使いたいがために本業がおろそかになったりするという場合が考えられます。

その結果、本業も自己の事業も中途半端になってしまうというリスクが考えられます。

日曜起業をする際には、本業と日曜起業との切り分けをしっかり行う必要があります。

日曜起業に向いているアイデア

ホームページの運営

ホームページの運営とは、自らホームページを開設し、そのサイトに広告を掲載することによって広告主からの広告収入を得る方法です。

現在ではホームページの開設自体は容易にできるため、難易度の高い専門的な知識がなくても取り組みやすいというメリットがあります。

ホームページの形にもポータルサイトや、ブログのサイトなど、いろいろな種類がありますので、自分の趣味や知識などに沿った内容のホームページを作成することが可能です。

また、はじめるにあたっても、パソコン等の機器とインターネット回線、そして、ホームページを作成するためのレンタルサーバーの契約さえすれば可能であり、初期投資が少なく済むというのも大きなメリットといえるでしょう。

ただし、ホームページを立ち上げたからといってすぐに広告主がつくわけではありません。

そのためには、そのホームページの内容を充実させ、アクセスを増やす必要があります。

その意味で、ホームページを作成すること自体よりも、常に新しいコンテンツ等を提供して、読者の興味を引く内容を維持することが重要になってきます。

ネットショップ

ネットショップとは、ネット上に店舗を構えて、そこで商品を販売することによって収入を得る方法です。

実際に店舗を構える必要がないため、店舗を借りる賃料等の費用は必要ありません。

ホームページ開設と同様に、インターネットにつながる環境があれば、ホームページ上で店舗を開設する等の作業のみではじめることができます。

また、実店舗とは異なり、世界中のインターネットユーザーが顧客となり得るため、実店舗よりも顧客となり得るターゲットは多いといえます。

また、インターネットショップの場合は、注文もネット経由で入ってくるため、定期的に注文の確認をすれば良く、常に誰かが「店番」をしていなければならないというわけでもありません。

本業から帰宅後に、その日はきた注文を処理することで、十分に事業として運営することができるのです。

ただし、ネットショッピングの場合には、何を商品とするか、その商品をどう仕入れるか、販売価格をどう設定するかという問題が生じてきます。

その意味では、売れ筋の商品をどう見極めるかが鍵となります。

技術提供

翻訳、デザイン、イラスト作成、プログラム開発等のような特別なスキルを持っている場合には、それらを活用できる事業を起こすことも考えられます。

特に、現在では、インターネットの普及に伴い、プログラムの作成や、Webデザイン、Webサイト自体の構築、ロゴの作成、といったWeb関係の仕事は非常に需要があるといえます。

したがって、これらの技術を持っている方にとっては、日曜起業のチャンスが多いといえるでしょう。

また、これらは、自分のペースで作業を行うことができるため、日曜起業に向いているといえます。

さらに、これらを使った事業は、基本的に初期投資はそれほど必要ないと考えられるため、開始する際のハードルは低いといえます。

コンサルティング・コーチング

コンサルティングやコーチングとは、悩みや問題を抱えている人に対して、助言・アドバイス等をおこない、その解決に協力することで、一定の報酬を受け取る仕事です。

したがって、一定のレベルの知識が必要ですが、それがあれば特別な設備等も必要ないため、初期費用がかからないで事業を始めることが可能となります。

士業などの場合にはその資格が必要とされますが、それ以外のいわゆる「コンサルタント」の場合には特別な資格は必要とされないため、ある意味では敷居が低いといえるかもしれません。

また、コンサルティングやコーチングは、対面で行う方法もありますが、現在ではインターネットを経由してスカイプ等のオンラインツールを使うことにより、起業者も相手方も自宅にいる状態でサービスを提供するという方法も見られるようになっています。

移動時間などを節約できるので、時間に制約のある日曜起業に、非常に適した事業といえるでしょう。

本業で得た営業スキルやノウハウ、また、そのほかの経験や知識等を提供するだけでも、十分にコンサルタントとなりうる場合があります。

現在では特に、ニッチな分野のコンサルタントが活躍している時代ですので、ご自身の知識で活用できるものがないかを考えてみるのもいいかもしれません。

日曜起業に必要な準備

日曜起業を行うことを決心したら、それに向けて必要な準備をする必要があります。

いくら日曜起業のハードルが低いからといって、何の準備もせずにいきなり起業できるほど甘いものではありません。

日曜起業のための準備としては、以下のようなものが必要です。

  • ①資金確保
  • ②時間の確保
  • ③場所の確保
  • ④具体的なアイデア(ビジネスモデル)の考案

順に見ていきましょう。

資金の確保

日曜起業といえども、たとえばパソコンなどの機器類や、インターネット環境の整備、さらには、ネットショップなどを行うのであれば最低限の仕入などは必要となるため、それなりの資金が必要となります。

これらを事前にきちんと確保しておく必要があります。

資金が底をつくと、人間は、どうしてもやる気がなくなったり、気持ちが折れてしまいますから、資金については余裕を持って確保しておくようにしましょう。

時間の確保

日曜起業を行うからには、そのための時間を確保する必要があります。

たとえば、平日のどの時間を日曜起業の事業に充てるのかを決めておくのがいいでしょう。

また、一方で、自分の時間や休養の時間も必要です。

あまりに、本業以外の全ての時間を日曜起業にあてようとすると、無理が生じ、長続きしない危険があります。

また、結婚していて、家庭を持っている人は、家族の理解も必要となります。

仕事をする場所の確保

自分で事業を行う以上、その事業に集中できる環境が必要になります。

事業に集中できないことによって、仕事がはかどらないというのでは、事業の発展も望めません。

そのためには、自宅にそれ専用のスペースを作るなど、何らかの方法で、事業に集中できる時間と場所を作る必要があるでしょう。

特に結婚されていて家庭を持っていらっしゃる方は、家族にも協力してもらうなどして、一定の時間と場所を確保するようにしましょう。

どうしても自宅では場所が確保できない場合には、費用がかかってしまいますが、レンタルオフィスというのも検討の余地があるかもしれません。

ビジネスモデルの構築

日曜起業として何をするのか、何をしたいのかを明確にする必要があります。

起業しようと決意しても、何をしていいか分からないまま、なんとなく、思いつきで始めても成功は難しいでしょう。

複数思いつく事業のなかで、現在の社会の需要(ニーズ)、自分の能力に合ったものは何か、そして、何よりも、それがどのような形で売り上げ・報酬に結びつくのかをしっかり考えておく必要があります。

そのためには、事前にその業界について勉強をして、知識を得ることも必要になるでしょう。

日曜起業を成功させる5つの秘訣

できるだけ初期投資を少なくする

起業に際しては資金の確保が必要であることは既に述べました。

資金が枯渇すると、それだけで、気持ちに余裕がなくなってしまい、気持ちが折れてしまい長続きしないためです。

そのためには、初期投資等をできるだけ抑えて、お金を使わないようにするということが重要です。

ともすると、最初に必要な設備等を整えようとする余り、初期費用を掛けてしまう場合がありがちですが、実際には必要ない設備等にお金を掛けてしまうということにもなりかねません。

事業を進めるうちに本当に必要になった時点で設備等を増やしていけば十分であり、最初の初期投資は必要最小限度に抑え、早い段階で黒字化する方法を考えることが必要です。

目標を明確化する

日曜起業をはじめる場合、どうしても大きな夢を持ちがちです。

しかし、実現困難な夢を掲げただけでは、それに対する具体的な道筋は見えてきません。

憧れで終わってしまいます。

それよりも、実現可能な具体的な目標を掲げて、それを実現する具体的な方法を考えるようにすることが必要です。

最終目標となるゴールは高く掲げたとしても、それに至る途中経過の目標を細かく設定し、それを一つずつクリアしていって、ゴールに到達するプランを構築する必要があります。

好きなことを事業にする

何よりも大切なことは、自分の好きなこと、興味のあることを事業にすることです。

日曜起業といえども、すぐに軌道に乗るとは限りません。

最初のうちはなかなか顧客がつかなったり、売上が上がらないなどといったこともあるでしょう。

そんな場合でも、自分の好きな仕事であれば続けられます。

ですから、自分の本当に好きなことを事業にすることが重要といえるでしょう。

ニーズを掘り起こす

日曜起業を行うとして、何を事業とするかが大きな問題となります。

そんなときは、既にだれかがやっている事業について、何か欠けている点はないか、不便はないかを考えてみることも有効です。

ある程度成功している事業であっても、全ての面で100%の顧客満足度が得られているわけではありません。

そこには、何か改善の余地があったり、より顧客のニーズに合致するサービスなどを提供する余地があるかもしれません。

そのようなニーズを掘り起こすことができれば、既存のビジネスとの差別化を図ることができ、新たなビジネスチャンスを生むことができるのです。

「必要は発明の母」とはよく言われる言葉ですが、これはビジネスにも当てはまります。

あなたが「こんなサービスがあったらいいのに」と感じることは、他の人もそれがあったら便利なのにと思っているかもしれません。

そのようなアイデアを拾い出してみて、そのうえで、自分の得意なこと、好きなこと、経験のあることとを照らし合わせることで、自分に最適なビジネスが見つけられるでしょう。

ときには撤退や方向転換もおそれない

現在、事業を成功させている人でも、全ての人が最初から順風満帆だったわけではありません。

さまざまな事業を試して、現在の成功にたどり着いたという人が大勢います。

最初に考えた事業がどうしても軌道に乗らない場合には、それが社会のニーズに合致していないと判断して、見切りをつけることもときには必要です。

最初のアイデアに固執して失敗を重ねるのではなく、状況に応じて、事業を組み直したり、方向性を変えるなど、臨機応変な対応が必要です。

日曜起業では避けた方がいいビジネス

余りに突飛な事業

自分にとっては需要があっても、社会一般にとって需要がない事業は、お客さんがつきません。

ニーズがない事業は、いくらやっても成果は期待できません。

自分にとって必要なことは、他の人にとっても必要な場合が多いといったことを先に述べましたが、それが余りに突飛なアイデアでは、そう言い切れない場合もあります。

そういった意味では、実際の世間一般の考え方を正しく把握する必要があります。

営業力が必要な事業

日曜起業の場合、活動できる時間がどうしても限られてきます。

そのため、自ら営業を行うということがどうしても制限され、事業形態としては待ちの事業とならざるを得ません。

したがって、自ら営業行為を行わなければならない事業は、日曜起業には向いていないといえるでしょう。

労働時間に対しての対価が報酬となる事業

本業とは別に時間を確保する必要のある日曜起業は、当然時間が限られています。

したがって、作業にかかる労働時間等への対価が報酬となる場合は、収入自体も限られてしまいます。

また、最大限に時間を事業に費やそうとすると、それだけ自分の余暇や休息時間が削られ、長続きしません。

コツコツ稼げればいいというのであればかまいませんが、大きな収入を得るようになりたいという場合には、労働時間に対しての対価が報酬となる事業も避けたほうが良いといえるでしょう。

まとめ

ここまで、日曜起業について、どのようなビジネスが日曜起業に向いているか、また、そのためにどのような準備をする必要があるか、どのような心構えが必要なのか、実際にビジネスを決めるときの考え方についても説明してきました。

今や、個人が起業することは珍しいことではなくなりつつあります。

その方法として、まずは日曜起業という方法で始めて、それが軌道に乗った時点で本格起業するというやり方が、リスクを回避しつつ、自分のやりたい仕事での収入を得る方法として最適だということがお分かりいただけたと思います。

ぜひ、日曜起業の方法を活用して、自身のやりがいのある事業を見つけてください。

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