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自己破産からの成功した著名人と自己破産から学んだこと

弁護士 川﨑公司

この記事の執筆者 弁護士 川﨑公司

東京弁護士会所属。新潟県出身。
破産してしまうかもしれないという不安から、心身の健康を損ねてしまう場合があります。
破産は一般的にネガティブなイメージですが、次のステップへのスタート準備とも言えます。
そのためには、法律上の知識や、過去の法人破産がどのように解決されてきたかという知識が必要です。
法人破産分野を取り扱ってきた弁護士は、こういった法律・判例や過去事例に詳しいため、強い説得力をもって納得のいく措置をとることができます。

PROFILE:https://vs-group.jp/lawyer/profile/kawasaki/
書籍:この1冊でわかる もめない遺産分割の進め方: 相続に精通した弁護士が徹底解説!

自己破産からの成功した著名人と自己破産から学んだこと

この記事でわかること

  • 自己破産しても成功を収めた人がたくさんいることがわかる
  • 自己破産した著名人がどのようにして成功したのかがわかる
  • 著名人たちが自己破産から何を学んだのかがわかる

自己破産を一度してしまうと、もう人並みの人生を送ることはできない、というイメージをお持ちの方も多いことでしょう。

しかし、自己破産をしても免責を受ければ、その後は普通に生活することができ、努力次第でいくらでも成功することは可能です。

実は、有名な成功者の中にも破産を経験している人はたくさんいます。

そこで今回は、自己破産しても成功した著名人の事例や、彼らが自己破産から何を学んだのかについて解説します。

自己破産は、失敗しても再挑戦できるように法律で認められている正当な手段ですので、再挑戦のチャンスだと前向きに考えましょう。

こんな著名人たちも破産を経験している

まずは、自己破産を経験した著名人をご紹介します。

意外な成功者たちの破産事例をご覧いただくことで、自己破産しても成功は可能であることがおわかりいただけることでしょう。

日本で自己破産から成功した著名人

自己破産しても成功した人は世界にたくさんいます。

そのなかでも、私たちにとってなじみの深い日本の著名人の自己破産事例を見ていきましょう。

独自の情報システムの構築でFCビジネスに成功した事業家

株式会社いちごホールディングスの社長である宮下雅光氏は、1億3000万円もの借金を克服してフランチャイズビジネスで大成功をおさめました。

宮下氏は当初、エンジニアを目指して日本IBMに就職し、猛烈に働いていました。

しかし、入社5年目に父親が病気で倒れて会社が倒産したため、その整理のために退職し、実家があった仙台に戻ることを余儀なくされます。

仙台では1976年に喫茶店を妻とともに開業し、翌年にはカフェも開業して成功させました。

しかし、1978年にオープンした3店舗目のカフェで大失敗し、1億3000万円もの借金を抱えてしまいます

一時は自分の生命保険金で清算することまで考えましたが、思い直して再起することを決意します。

1986年、当時東京でブームだったアイスクリームショップを仙台でオープンして成功させます。

今回は、ブームが衰退する前に次の手を打つため、同店で宅配ピザにも着手し、フランチャイズ展開していきます。

このとき、宮下氏は顧客管理や経営管理、従業員管理のために自ら構築した情報システムを導入していました。

この情報システムを活かして着実に店舗拡大を図り、14年後の2000年には200店舗目をオープンさせました。

その後は、レストラン事業への進出やシステム開発会社の立ち上げなど、多面的に事業を展開させていきます。

今後も会社分割により、「いちごホールディングスグループ」による事業を展開していく予定であるとのことです。

中古車の流通を改革して成功した実業家

中古車の買取・販売で有名なガリバー(現在の社名は株式会社IDOM)の創業者で会長の羽鳥兼市氏は、3億円を超える負債を克服して中古車販売業で大成功しました。

羽鳥氏は、高校卒業後に父親が経営していた「羽鳥自動車工業」に入社し、その後1966年に義兄と共同で会社を立ち上げ、クレーン事業などを営んでいました。

事業は順調でしたが、詐欺に遭ったことから1976年に会社が倒産し、3億円を超える負債を抱えました

これを機に中古車業界に進出し、ガリバーの前身である「東京マイカー販売」を設立して業績を伸ばしました。

やがて羽鳥氏は、買取・販売価格が不透明だった中古車業界の流通を改革するため、まず1994年に買取専門店として「ガリバー」1号店を出店しました。

それから1998年にはインターネットを利用した販売システム「ドルフィネット」による中古車の販売を始め、中古車の流通に文字どおり革命をもたらしました

2003年には東証一部上場を果たし、2004年にはアメリカ西海岸に進出するなど、現在も中古車業界の改革を推し進めています。

海外で自己破産から成功した著名人

次に、海外の大成功者の自己破産事例もご紹介します。

破産をロスカットとして捉えていた大実業家

アメリカの前大統領であるドナルド・トランプも、何度も破産を経験しています。

原因は、カジノやホテルなどの経営の失敗で、破産した回数は「4回」とも「6回」ともいわれていますが、全て法人としての破産です。

大統領に就任する前は実業家として知られていた彼は、破産を人生の一大事というよりは、ロスカットのような意味合いでビジネス上の選択肢の一つとして捉えていたのでしょう。

何度失敗しても立ち上がった元アメリカ大統領

第16代のアメリ大統領であるリンカーンは、貧しい生い立ちながら、苦学して大統領にまで上り詰めたことで有名ですが、彼も破産を経験しています。

彼が23歳のとき、共同経営者と一緒に借金で購入した雑貨店の経営がうまくいかず、破産したのです。

その後も、彼はさまざまな苦労を重ね、選挙にも8回落選しましたが、最終的には大統領に就任し、「奴隷解放の父」と呼ばれるようになりました

失敗の経験を活かして再挑戦した自動車王

「自動車王」と呼ばれるヘンリー・フォードも2回の破産を経験しています。

彼は、農場を経営する両親のもとに生まれましたが、少年時代から機械修理に興味を持ち、修理工などとして働くようになりました。

その後、ガソリン自動車の開発に取り組み、「デロイト・オートモバイル・カンパニー」を立ち上げますが、技術面に傾注するあまりに経営がうまくいかず、破産してしまいます。

その後に立ち上げた「ヘンリー・フォード・カンパニー」でも、同様に経営で失敗し、2度目の破産に至りました。

彼はそれでもあきらめず、「フォード・モーター・カンパニー」を設立してようやく成功しました。

夢をあきらめなかったアニメーター

ウォルト・ディズニーも、何度も破産を経験した末に成功を収めています。

彼は、20代のときからアニメーション制作会社を立ち上げてヒット作も生んだものの、制作にのめり込むあまりに経営がうまくいかず、破産を繰り返しました。

それでも彼はあきらめず、4度目に立ち上げた「ディズニー社」で、ミッキーマウスを生み出して大成功を収めました。

彼の場合は、失敗の経験を次に活かすというよりも、夢をあきらめずに追い続けた末に大ヒット作を生み出したという成功例です。

著名人たちが破産から学んだこととは

著名人たちが破産から学んだこと

大成功した著名人たちの自己破産例を見てきましたが、自己破産した人の全てが成功しているわけではありません。

自己破産後に成功するためには、自己破産を通して何かを学ぶことが大切です。

それでは、著名人たちは破産を通して何を学んだのでしょうか。

大きく分けて、次の3つにまとめることができます。

逆境を経験してこそ強くなれる

人生が順風満帆であれば、苦労はしないものの大きな成功はなかなかできないものです。

成功者たちの多くは、何らかの失敗や障害を抱えながらもそれを乗り越えています。

自己破産しても成功した著名人たちは、多額の借金や自己破産という逆境のなかで発憤し、さまざまな創意工夫を重ねて努力を続けたことでしょう。

ウォルト・ディズニーは、ミッキーマウスを生み出す前にもたくさんのヒット作を出していましたが、自己破産を経験してこそ大ヒット作を生み出すことができたのかもしれません。

そんな彼は、次のような言葉を残しています。

「いままでに経験したすべての逆境やトラブル、障害が自分を強くしてくれた」

「逆境の中で咲く花が最も貴重で美しい」

何度でも挑戦はできる

一度や二度の失敗であきらめていては、成功などできません。

自己破産から成功した著名人たちは皆、何度失敗してもあきらめずに挑戦し続けています

例えば、ヘンリー・フォードは次のような言葉を残しています。

「失敗はもう一度最初から始めるチャンスである」
「学ぶことをやめたとき、人は老いる。学び続ける人はいつまでも若い」

2つめの言葉は、何歳になっても挑戦は可能であることも教えてくれています。

使える制度は使えばいい

自己破産をすることは、誰にとってもつらいことであるはずです。

しかし、自己破産は法律的には「罪」ではありません。

生活を再建し、再挑戦するために法律で定められた正当な権利です。

多額の負債を抱えてしまったら、返済に苦しみ続けるよりも自己破産で解決し、別のビジネスなどに再挑戦した方が建設的な生き方であるといえるでしょう。

ドナルド・トランプは、破産したことについて「自分が損しないために破産手続を利用しただけ」と語っています。

このような合理的な考え方も、成功するためには大切なのでしょう。

まとめ

一般的に、自己破産は「人生の失敗」であるかのようなイメージを持たれることが多いものです。

たしかに、自己破産に至ることは経済的な失敗を意味するかもしれませんが、自己破産は罪ではなく、法律で認められている正当な手段です。

この記事では、自己破産を経て成功した著名人の例をご紹介しましたが、著名人でなくても自己破産した後にビジネスや家庭生活で成功している人はたくさんいます。

自己破産は、再挑戦のチャンスだと考えて挑戦を続けましょう。

破産のお悩みは深刻で不安なものです。
弊社では、相談者様の目線に立って、
丁寧に問題解決に向けた対応をさせていただきます。
楽な気持ちで何でも相談してください。

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