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最終更新日:2023/2/3

サラリーマン・会社員がすべき起業準備5つ【週末起業のメリット・デメリット】

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

この記事でわかること

  • サラリーマンが起業する際にどのような準備が必要かわかる
  • 会社員が週末起業を行うことのメリットがわかる
  • 会社員が週末起業することのデメリットを知ることができる

サラリーマンとして働いている人が、空いた時間を使って副業するケースが増えています。

副業で一定の成功を収めた人の中には、その経験を生かして起業する方もいます。

日常はサラリーマンとして生活しながら、副業や起業をすることには、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

また、起業の準備を進める際には、どのようなことを行うといいのでしょうか。

サラリーマンがすべき起業準備5つ

サラリーマンや会社員として仕事をしながら起業準備をする場合、どのようなことをするといいのでしょうか。

サラリーマンの場合、限られた時間の中で、あらゆることを一度に準備することは難しいでしょう。

そこで、起業のために必要なこと、そして起業した後に必要になるものを効率的に準備しておきましょう。

起業のアイデアをためておく

会社員として人の下で働くのが嫌だから、という理由で起業してもうまくいきません。

起業する際には、どのような事業を行うのか、そのアイデアが必要不可欠です

本気で起業を考えているのであれば、その事業のアイデアを起業する前に蓄積しておかなければなりません。

起業のアイデアは、何気なく考えている中で不意に浮かんでくることもあります。

ただ、実現可能なアイデアがすぐに浮かんでくるとは限りません。

まずは自分の好きなことや得意なこと、あるいは今の仕事で関わりのある分野で起業すると、どうなるか考えてみましょう。

その他にも、日常生活でほしいと思ったものや必要なサービスからイメージしてみるのもいいかもしれません。

机やパソコンに向かって、起業のアイデアを考えるのも時には必要です。

ただ、日常生活の中で思いついたことをメモしておくという作業を、長い間続けるのが有効でしょう。

事業運営に必要なスキルを取得する

起業する際に、ある特定の業種の事業を行うために、必ず取得しなければならない資格があります

たとえば、飲食店を開業する際には「食品衛生管理者」の資格を取得しなければなりません。

食品衛生管理者がいなければ、飲食店を開業することはできないためです。

また、仮に起業した後に資格を取得しても、資格を取得するまでは売上ゼロとなってしまいます。

確実に起業できるよう、絶対に必要な資格を実際に起業する前に取得しておきましょう。

起業した後に、持っていると有利な資格やスキルもあります。

飲食店の例では、帳簿を作成する際に必要な簿記の知識があると、売上や経費の管理が自身でできるようになります。

また、SNSでのマーケティングのスキルがあれば、お店の宣伝を効果的に行うことができます。

起業した後は何かと忙しくなるため、このような勉強をしている時間はなくなってしまいます。

起業する前にあると有利になる資格やスキルをあらかじめ身に付けておくことをおすすめします。

人脈づくりを行う

人脈づくりというと、とても大変なことをしなければならないように思われるかもしれません。

ただ実際には、深い付き合いをいきなり始めるのではなく、困った時に頼れるような人を探しておくというイメージです。

起業にあたって資格が必要な場合は、その資格を自身で取得することとなるでしょう。

たとえば前述したように、飲食店を開業する際には「食品衛生責任者」の資格を取得するような場合です。

しかし、開業する際にはこれ以外にも様々なスキルが必要となり、これを自身で全部準備することはできません。

そこで、これまでに出会った人や新たな人との出会いから、起業前に人脈づくりをしておくことが有効です。

そして、起業して実際に必要となった場合には依頼できるようにしておくと、安心して起業できるでしょう。

資金を準備する

起業する際には、資金が必要となります。

起業準備の段階から実際にかかる経費としては、以下のものが挙げられます。

  • 店舗を開業する場合には、その店舗の改装費用や仕入れ代金
  • 店舗や事務所の家賃や光熱費
  • 従業員を雇う場合の人件費

売上が発生しなくてもこのような経費は発生するため、起業前にまとまった資金を確保しておく必要があります

また、起業してもすぐに売上が発生しない、あるいは赤字になってしまう場合、生活費を別に確保しておかなければなりません。

中には、会社員を退職した後の退職金や失業保険をその資金にあてようと考えている方もいるかもしれません。

しかし、勤続年数が短いと多額の退職金は支給されず、また退職金が出ない会社もあるでしょう。

また、失業保険は退職後すぐに支給されない上、起業して収入を得るようになると支給されなくなる可能性があります。

そのため、退職金や失業保険をあてにして起業はできないと考えておくべきです。

会社員としての仕事に区切りをつける

起業準備とあわせて行っておくべきなのが、退職に向けた準備です。

会社に退職の意思を伝え、いつを退職日にするか決定します。

仕事上のトラブルがないよう、上司や同僚と話をしながら、引き継ぎを進めていきましょう。

また、起業にあたって引っ越しする場合やクレジットカードを作る場合は、退職前に行っておきましょう。

退職してしまうと、これらを思い通りに進められない可能性があるためです。

会社員が副業や週末起業をするメリット

起業を目指しているが、現在は会社員をしているという方がいるでしょう。

あるいは、会社員として働く中で、起業を考え始めたという方もいるでしょう。

会社員として給料を得られる立場にあるうちに、その恩恵を最大限に生かすため、まずは副業や週末起業から始めるといいでしょう。

会社員が副業や週末起業をすることのメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

収入が不安定にならない

会社員でいることの最大のメリットは、毎月給料をもらえることです。

会社に出社して、上司の指示のもと仕事を行うことを、非常に苦痛に感じている方もいるでしょう。

中には、起業するために早く会社を辞めたいと考えている人もいるかもしれません。

しかし、会社員であることで、安定した収入を得ながら次の事業のことを考えることができます

収入がない状況では、じっくり時間をかけて企業のアイデアを考えることはできません。

お金の不安がない状態で起業準備を行えるのは、会社員だからこそです。

住宅ローンの借り入れができる

会社員であれば、住宅ローンを組むのは決して難しいことではありません。

勤続年数が長く、そして年収が高くなれば、それだけ好ましい条件でローンを組むことができます。

しかし、起業して個人事業主となった場合、住宅ローンを組むのは簡単なことではありません。

特に起業して間もない人の場合、住宅ローンを組むのは非常に難しくなります。

起業準備をしている会社員であれば、収入が安定しているため、住宅ローンを組むことができます

起業するのと同じ時期にマイホームの購入を考えているのであれば、会社員であるうちにマイホームを購入するのがおすすめです。

もし起業が先になると、マイホームの購入は事業が安定してからでなければ不可能となるでしょう。

病気やけがをしても収入がゼロにならない

起業して個人事業主となった人は、すべての収入を自身で獲得しなければなりません。

病気やけがで仕事をすることができなくなった場合には、最悪の場合、収入がゼロとなってしまう可能性があります。

しかし、会社員の場合は会社に勤務しているため、様々なセーフティネットが存在します

まず、会社で管理されている有給休暇があり、会社の勤務期間に応じて10日~最大で40日あります。

この間は会社を休んでも、給料が支給されることになります。

次に、健康保険の傷病手当金があります。

これは、病気やけがで仕事に行けない会社員に対して、健康保険が給料の代わりに手当金を支給する制度です。

傷病手当金の金額は、給料の3分の2に相当する金額となります。

最大で1年6か月にわたり支給を受けることができるため、いきなり収入がゼロになることはないという安心感があります。

個人事業主の場合は、有給休暇も傷病手当金もありません。

そのため、病気やけがでお金が必要な時に収入がなくなってしまうというケースも起こり得ます。

人脈や情報・ノウハウを得られる

起業に必要な人脈や情報・ノウハウは、簡単に手に入るものではありません。

誰かに人を紹介してもらったり、スキルを見つけるために高い出費をしたりする必要があります。

しかし、会社で仕事をしている間に、人脈や情報・ノウハウを身に付けることができるのです。

会社員であれば様々な人に出会い、いろいろな業務を行っていくため、大きく成長できるチャンスなのです。

会社員が副業や週末起業をするリスク・デメリット

会社員が起業のためにと、会社で働きながら副業や週末起業を行う場合、デメリットはないのでしょうか。

大きなデメリットではなくても、様々な形でデメリットが生じる可能性があるため、注意しておきましょう。

時間が足りない

普段は会社で働きながら、空いた時間で副業や起業準備を行うと、時間が足りないことがあります。

また、特に平日などは、思いどおりに時間が取れないことも考えられます。

限られた時間で副業をすればいいのですが、起業を考えている場合は、それでは時間が足りないと感じるのです。

中には起業を焦るあまり、予定より早く会社を退職してしまうケースもあるかもしれません。

しかし、会社員であることのメリットを考えた上で、慎重に判断する必要があります。

副業禁止の会社がある

会社員として勤務する会社の中には、副業を禁止しているところがあります

かなり副業を認める会社が増えてはいますが、依然として副業禁止の会社は少なくありません。

もし副業禁止の会社で副業や週末起業をしていることが発覚すると、会社で懲戒の対象となってしまいます。

いずれ起業して退職するとしても、懲戒を受けることで不利益になることは間違いありません。

確定申告が必要になる

副業や週末起業を行うと、収入が発生します。

会社員の場合、会社から得た給料については年末調整で納税していますが、それ以外の収入については税金を負担していません。

そこで、副業や週末起業から発生する収入について、確定申告を行い、税金を納税しなければなりません

会社員が給料以外の収入を得た場合、その所得金額が20万円を超えると確定申告義務が発生します。

確定申告義務があるのに確定申告しなかった場合、ペナルティも科されるため、税金の負担はさらに大きくなってしまいます。

確定申告することで、会社に副業が発覚してしまう場合もありますが、申告しないわけにもいかないため、注意しましょう。

まとめ

起業を考えている人の中には、早く会社を辞めて起業準備を進めたいと考える方もいるでしょう。

しかし、会社員であることは、起業準備を進める上でかなり大きな武器になります

焦って会社を辞めるより、会社員である中で起業準備を進める方が、結果的にスムーズな起業につながることが多いといえます。

時間の使い方や、仕事への取り組み方などを考えて、効率的に起業準備を進められるようにしましょう。

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