会社設立実績件数 24年:2757件 25年:2871件 最新ご相談件数 2026年6月:316件 | 全国61拠点スタッフ1700名が対応
25年設立実績:2871件 | 前月ご相談 :316件
MENU
close
閉じる

無料相談はこちらから

0120-291-244

【受付】9:00-21:00(年中無休)

無料相談のお申込み

最終更新日:2026/6/24

合資会社と合同会社の違いを比較!責任の範囲や設立条件をわかりやすく解説

森 健太郎
この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
【公式】ベンチャーサポートグループチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:【公式】ベンチャーサポートグループチャンネル
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

合資会社と合同会社の違いを比較!責任の範囲や設立条件をわかりやすく解説

この記事でわかること
  • 合資会社と合同会社の違い
  • 合資会社と合同会社で迷ったときのポイント
  • 合資会社と合同会社の有名企業

合資会社と合同会社は、どちらも「持分会社」という種類の会社です。ただし、両者は同じではなく、出資者が負う責任の範囲や設立に必要な人数などに違いがあります。

持分会社を設立する場合は、合資会社と合同会社の違いを理解したうえで、自分の事業に合う形態を選ぶことが大切です。

合資会社は無限責任社員を置く必要があるため、現在では新規設立の数が極めて少なくなっています。一方、合同会社は株式会社の次によく選ばれる会社形態です。

この記事では、合資会社と合同会社の違いを比較してまとめています。合同会社が向いているケースや、合資会社の設立を慎重に考えるべき理由についても解説しています。

個人事業と法人の違い、会社設立の流れ、必要書類、費用など会社設立の全体像をわかりやすく解説!

合資会社と合同会社の違い

合資会社と合同会社は、どちらも持分会社に分類されます。ただし、出資者が負う責任の範囲や設立に必要な人数には大きな違いがあります。ここでは、両者の違いをまとめて解説します。

合資会社とは

合資会社とは、無限責任社員と有限責任社員で構成される会社の形態です。

無限責任社員とは、会社の債務に対して出資額を超えて責任を負う社員です。会社が倒産した場合などに、会社の財産だけで債務を弁済できないときは、個人の財産で借金を返済することになります。

一方、有限責任社員が負う責任の範囲は、原則として出資の価額の範囲のみです。そのため、合資会社では同じ会社の社員であっても、責任の範囲が大きく異なるのです。

合資会社は現在でも設立できますが、新規設立で選ばれるケースは多くありません。2025年の統計では、合資会社の新規設立は15件にとどまっています。

参考:登記統計 商業・法人登記(年計表)25-00-32 会社及び登記の種類別 会社の登記の件数|政府統計の総合窓口

合同会社とは

合同会社は、有限責任社員のみで構成される会社形態です。ここでいう社員とは、従業員ではなく会社に出資をした人です。

有限責任社員のみという点は株式会社と同様ですが、合同会社は経営と所有が分離されておらず、出資者が経営に関わることを前提としているため、株式会社より経営の自由度が高く意思決定がスピーディーといわれます。

小規模事業や1人起業、個人事業主の法人成りなどで合同会社を選ぶ人が多くいます。

合資会社と合同会社の比較表

ここで、合資会社と合同会社の違いを表で整理します。

名前が似ているため同じようなものだと思われがちですが、合資会社と合同会社はまったく違う会社形態です。

比較項目 合資会社 合同会社
出資者の責任 無限責任社員と有限責任社員 社員全員が有限責任
設立できる人数 2人以上が必要(無限責任社員1名と有限責任社員1名) 1人でも設立できる
向いているケース 無限責任社員を置く合理性がある場合 1人起業、小規模事業、法人成り、設立コストを抑えたいケース

合資会社と合同会社の大きな違いは「出資者がどこまで責任を負うか」と「設立に必要な人数」です。

合資会社を設立するためには、無限責任社員と有限責任社員がそれぞれ少なくとも1人ずつ必要です。

一方、合同会社の場合は社員全員が有限責任です。合同会社であれば、会社の債務について出資した金額以上の責任を社員が負うことはありません。また、合同会社は1人で設立可能です。

合資会社は無限責任社員と有限責任社員が必要

合資会社には必ず無限責任社員を置かなければなりません。無限責任社員の存在は合資会社の特徴ともいえます。

ここでは、無限責任社員と有限責任社員について解説します。

合同会社は社員全員が有限責任

合同会社については、社員全員が有限責任社員です。

先述のとおり、有限責任とは、会社に出資した金額の範囲で責任を負うことです。会社が債務を負って倒産した場合でも、個人が出資額を超えて弁済を求められることは原則としてありません。

つまり、出資した金額を失うリスクはあるものの、それ以上の個人の財産で会社の負債を補う責任はないということです。

合資会社は有限責任社員と無限責任社員が必要

合資会社は無限責任社員と有限責任社員を最低でも1人ずつ置く必要があります。

無限責任社員は、会社の財産だけで借金を返済できない場合、個人の財産から弁済を求められる可能性があります。

つまり、会社が倒産した場合、無限責任社員は自分の出資した金額以上の責任を負います。自宅や預貯金などの個人の財産をなくすリスクがあるのです。

責任の範囲の違いが経営者に与える影響

責任の範囲は、経営者が負うリスクに直結します。合資会社の無限責任社員になると、万が一会社が債務を返済できなくなった場合に、個人の財産で返済をする必要があります。

つまり、事業に失敗したときの負担が非常に重く、自分や家族の生活にも大きな支障をきたす可能性があるということです。

結局どちらを選ぶべき?ケース別に判断基準を解説

2つの会社の違いを理解したうえで、合資会社と合同会社のどちらを選ぶべきか迷う人もいるかもしれません。

会社形態は責任の範囲や資金調達の方法に影響するため、慎重に選びましょう。

合同会社が向いているケース

合同会社は、1人起業や小規模事業を始めたい人に向いている会社形態です。社員全員が有限責任であり、1人で設立できるため、個人事業主の法人成りでも検討しやすい会社形態です。

以下のような場合は合同会社が向いている可能性が高いといえます。

合同会社が向いている人

  • 1人起業
  • 小規模事業
  • 設立コストを抑えたい
  • 経営の自由度を重視したい

ただし、合同会社は株式会社のように株式を発行できないという点には留意しましょう。

合資会社が向いている可能性があるケース

合資会社が向いている可能性があるのは、合資会社という制度上の特徴を理解したうえで、無限責任社員を置くことに合理性がある極めて特殊なケースです。

無限責任社員はリスクが大きいため、合資会社でなければならない明確な理由があるかを慎重に確認しましょう。

合同会社や株式会社と比較して、合資会社でなければならないというケースは非常にまれです。

株式会社を検討したほうがよいケース

株式を発行したい場合や、将来的に事業を大きく成長させたい場合は、株式会社の設立を検討してもよいでしょう。

以下のような場合は、株式会社が向いています。

株式会社が向いている人

  • 外部からの出資を受けたい
  • 信用面を特に重視したい
  • 所有と経営を分離させたい

ただし、株式会社は設立時の費用や手間がかかるというデメリットがあります。

日本で設立できる会社の種類

現在、日本で設立できる会社は、株式会社、合同会社、合資会社、合名会社です。会社形態によって、責任の範囲や経営のしくみ、資金調達のしやすさが異なります。

合資会社・合同会社・株式会社の違いと基礎知識

まず、株式会社は、制度上、出資者である株主と、会社を経営する取締役を分けることができる点が特徴です。もちろん株式を発行して資金調達ができます。

一方、合同会社、合資会社、合名会社は「持分会社」です。持分会社は、所有と経営が一体で、出資者が経営に関わることを前提としています。株式の発行はできません。

合資会社の新規設立は少ない

合資会社は、現在でも制度上は設立できますが、伝統的な会社形態が残っている状態であり、新規設立で選ばれるケースが極めて少ないです。

合資会社は選ばれにくい形態

合資会社が選ばれにくい理由は、経営者が負うリスクの大きさにあります。無限責任社員になった場合、事業の失敗で個人の財産を失う可能性があるため避けられがちというのが実態です。

合同会社や株式会社のように、有限責任で設立できる会社形態がある中で、あえて無限責任を負ってまで合資会社を選ぶ必要性があるケースは限られています。

昔からある企業が形態を維持しているケースが多い

合資会社は、新しく設立される会社より昔からある既存の会社が形態を維持しているというケースがよく見られます。

創業時の形態をそのまま引き継いで、現在も合資会社として事業を続けているという例です。

会社設立の際に考えるポイント

既存の企業で合資会社として運営されているケースがあることと、これから設立する会社で合資会社をあえて選ぶべきかはまったく別です。

特に、歴史ある企業の場合、創業時の事情や事業承継の流れでそのまま現在も合資会社という形態を維持していることがあります。

とはいえ、新しく会社を設立する場合は、現在の制度や実務に合わせて判断するほうがよいでしょう。

合資会社の設立は慎重に

合資会社は現在でも設立できますが、無限責任社員を置く必要があるため、設立には慎重さが求められます。設立後に負うリスクを理解して、合同会社や株式会社と比較しながら慎重に判断しましょう。

合資会社と合同会社のどちらにすべきか

合資会社と合同会社で迷う場合は、まず責任の範囲がポイントです。

合資会社は無限責任社員を置く必要があるため、会社の債務の影響が個人の財産に及ぶ可能性があります。これは合資会社を設立する際の大きなリスクです。

自分や家族の生活に直接的な影響が出る可能性があるため、無限責任のリスクについては事前に理解しておきましょう。

また、合資会社は有限責任社員と無限責任社員の2名が最低でも必要です。1人では設立できません。

一方、合同会社は社員全員が有限責任であり、1人でも設立できます。

合資会社・合同会社の有名企業

合資会社や合同会社で広く知られている企業もあります。どのような有名企業があるのかを見ていきましょう。

合資会社の有名企業

合資会社の有名企業には、次のような例があります。

合資会社の有名企業

  • 合資会社八丁味噌
  • 合資会社緑屋本店
  • 合資会社オリエンタル

上記のような、歴史ある企業が会社形態を維持しているケースがあります。

合同会社の有名企業

合同会社の有名企業には、次のような例があります。

合同会社の有名企業

  • Apple Japan合同会社
  • グーグル合同会社(Google)
  • アマゾンジャパン合同会社(Amazon)
  • ユニバーサルミュージック合同会社
  • P&Gジャパン合同会社

合同会社は中小企業というイメージがあるかもしれませんが、大手外資系企業の日本法人で合同会社が採用されているケースもあります。

1人起業で選ばれることが多いですが、合同会社だから中小企業と決まっているわけではありません。

合資会社と合同会社のよくある質問

Q:合資会社は今でも設立できますか?

A:合資会社は、現在でも設立できます。ただし、合資会社を設立するには、無限責任社員と有限責任社員の両方が必要です。無限責任社員は、会社の債務に対して出資額を超えて責任を負う可能性があります。そのため、一般的な新規設立では、合資会社よりも合同会社や株式会社を検討するケースが圧倒的に多いです。
Q:合資会社は1人で設立できますか?

A:合資会社は1人では設立できません。合資会社は、無限責任社員と有限責任社員の両方で構成される会社形態です。そのため、設立には2人以上が必要です。1人で会社を設立したい場合は、合同会社または株式会社が候補になります。特に合同会社は、1人でも設立でき、設立コストも抑えやすい会社形態です。
Q:合同会社は1人で設立できますか?

A:合同会社は1人でも設立できます。合同会社では、会社に出資する人を「社員」と呼びます。自分で出資して自分で経営するという運営もできます。
Q:合資会社と合同会社ならどちらを選ぶべきですか?

A:一般的な新規設立では、社員全員が有限責任で1人でも設立できる合同会社のほうが検討しやすいです。
Q:合資会社から合同会社や株式会社へ変更できますか?

A:合資会社から合同会社や株式会社へ変更することはできます。合資会社から合同会社への変更(種類変更)は定款変更と登記手続きで行えますが、合資会社から株式会社への組織変更ではより複雑な手続きが必要です。詳しくは専門家に相談しましょう。

合資会社は伝統的な会社形態!現在は合同会社が主流

合資会社と合同会社は、どちらも持分会社に分類される会社形態です。ただし、両者には大きな違いがあります。

合資会社には、無限責任社員と有限責任社員の両方が必要です。昔から続く企業が合資会社の形態を維持しているケースもありますが、無限責任社員を置く必要があるため、現在の新規設立は少なくなっています。

一方で、合同会社は社員全員が有限責任であり、1人でも設立できる会社です。設立コストを抑えやすく、経営の自由度も高いため、1人起業や小規模事業、個人事業主の法人成りで選択されることが多い形態です。

会社設立後に会社形態を変更することもできますが、手続きや費用が発生します。自社に合う会社形態を選ぶためにも、会社設立を検討している人は専門家へ相談しましょう。

会社設立の疑問は今すぐお電話で解決!
即日無料面談も可能です。
どんなご相談でもお気軽にご連絡ください。
0120755878

会社設立の手続き

会社設立の手続きは、設立内容の決定から始まり、事業目的のチェック、定款認証、出資金の払い込み、法務局への登記申請を行います。株式会社の設立、合同会社の設立手続きの基本的な流れを知り、スムーズに手続を行えるようにしましょう。

» 株式会社設立 » 合同会社設立 » 会社設立手続きの流れ » 定款の認証ポイント » 電子定款の申請の特徴 » 会社設立 完全ガイド

会社設立内容の決定

会社設立で決めるべき項目について見ていきます。ここで決める内容は定款を作成する際に必要な事柄です。それぞれの項目についての留意点を確認して、会社設立後に問題の起きない内容にしておきましょう。

» 会社名 » 本店所在地 » 資本金 » 事業目的 » 事業年度 » 株主構成 » 役員構成 » 設立日ポイント

会社設立の費用

会社設立にかかる費用は株式会社か合同会社かといった会社の種類によって変わってきます。会社設立にかかる実費と専門家に依頼した場合の費用(報酬)について見ていきます。

» 会社設立費用  » 会社設立を自分でやるか?専門家に依頼するか? » 会社設立0円代行

起業

起業する人たちの多くは、自分の起業に関して試行錯誤した上で、会社設立のスタート地点まで辿り着いています。起業するに際しての心構え、注意すべき点を確認していきます。

» 起業の世界Vol.1【2019起業の現状】失敗する人の共通点と成功のステップ » 起業は1人で行うもの?2人でおこなうもの? » 会社設立する前にチェックしておくべき起業家の5つの心得 » 会社設立の前に、会社が潰れていく理由を知っておこう

会社設立全知識

会社設立時には設立後の資金調達や税金・会計のこと、許可申請や今後の事業展開を想定した対応も求められてきます。会社設立時には色々なことを検討していかなければなりませんが、事業展望を明確にしていくよい機会となります。確認すべき事項をみていきましょう。

» 会社設立のメリット・デメリット » 選ぶなら株式会社か合同会社 » 「資本金」の意味、金額の決め方、足りなくなった時は?いつから使えるか? » 会社設立登記申請時の法務局活用のすすめ » 会社設立・スタートアップに税理士は必要か?税理士の探し方とタイミング » 会社設立前に確認したい48項目徹底検討

節税、確定申告、税務調査

本当に使える節税対策から自分でできる確定申告、税務調査までベンチャーサポートでは会社設立後も起業家のサポートを行っていきます。

» 法人の節税対策パーフェクトガイド » 節税対策Vol.1 税金の世界は「知らない人は損をして、知ってる人が得をする」 » 自分でできる個人事業主のための所得税確定申告パーフェクトガイド » 税務調査の不安を解消する税務調査の真実 パーフェクトガイド

ページの先頭へ戻る