仕事内容Q&A
Q. 今まで経営者と話したことがないのですが、どうすればうまく会話ができますか?
A. 入社してすぐに経営の話ができる人はいませんので安心して下さい。はじめの一歩としては、お客さんの商売に興味関心を持っていろいろなことを聞いてみることです。経営者の方々は自分の商売のことや自分自身のことを誰かに話して聞いてもらいたいと思っているので、こちらから話せることがなくてもたくさん興味を持って質問してみることが大事です。また、自分が客の立場になって率直な意見や質問をすれば、意外とそれが今後の経営のヒントになることがあるのです。こうして様々な業界の経営者と会話を繰り返すことで情報や知識の幅も広がり、自然と会話の引き出しも増えてくるでしょう。
Q. お客様の経営者はどんな方々ですか?
まず業種に関しては、どんな業種でも幅広くあります。あえて言えばIT関連の業種やネット通販・サービス業が多く、製造業・不動産業・建設業・医業などは少なめです。年商規模では、1億未満が85%、1億~5億が10%、5億以上が5%くらい。起業家がお客様のメインですのでそれほど大きな規模のお客様は多くはありませんが、逆に言えば「設立数年で年商5億を超えるお客様も20社に1社ほどある」という状況です。経験が浅い間は実力に見合った担当先を担当し、実力が上がるにつれて難易度の高い担当先を任されるようになります。
年齢層は、30代の社長が一番多くて40%。次に40代の社長が30%、20代の社長が20%、50歳以上の社長が10%くらい。やはり起業家は年齢的にも若い方が多いというのが特徴です。担当者とも年齢層が近いので、友人のような関係性になれます。経営者と一緒に悩み、考え、励まし合って成長できるのも、同年代の経営者さんと付き合う楽しさだと思います。
Q. サービス業として接するということですが、無理なことを言われればどうしますか?
法的に問題のある依頼は確実に断っています。また、法的には問題がないけれども、例えば今日資料を大量に持ってきて明日までに処理してくれと言うお客さんがいた場合は、ケースバイケースです。資料が遅れた理由や処理が遅れるとどうなるかなどを総合的に判断して可能な範囲内でお手伝いしますが、最終的にはお客さんよりも “スタッフに無理をさせないこと” を重視します。スタッフが仕事内容で余計なストレスや悩みを抱えることがないように、会社側としても最大限に協力する体制がありますので、何か少しでも気になることがありましたら先輩スタッフなどにご相談下さい。何よりも人を大切にして、悩んでいる人を一人にしないのがベンチャーサポートの社風です。
Q. 他の士業が社内に揃っていると、どんなメリットがありますか?
まずは不安がなくなります。労務のことは私たちが専門家なので自信を持って話ができるのですが、税務や登記、許認可のことなどになると、どうしても専門外ということになります。しかし、お客様の悩みにはできるだけスムーズに応えたい気持ちはありますので、そんな時に社内ですぐ聞ける専門家がいるというのは、お客様にとっても私たちにとっても大きな安心感です。そして、他士業のスタッフの対応を見ることで、私たち自身も知識として学べるのです。お客様からすればワンストップで、私たちからすれば成長できるチャンス。メリットしかありません。
Q. なぜお客さんがそんなに集まるのですか?
税理士法人と顧問契約して頂いたお客様が、社労士法人にも回ってきます。顧問先の集客経路は、インターネットから6割、お客さんの紹介が4割です。ベンチャーサポートは設立以来ずっとインターネット集客を得意としてきたのでネット集客がなくなるということはありえませんが、ネット集客に頼らなくても4割は紹介で増えています(現在年間800社が紹介による増加)。万が一インターネット集客がなくなったとしても、お客様を紹介してもらえるだけのサービス品質を保つことができれば成長を続けられると考えています。
なお、税理士法人の顧問先紹介が多いことに関しては、特に何も秘密はありません。顧問先の社長からすれば、好きになった担当者を他の社長にも勧めたいから自然と紹介につながります。「うちの税理士はこんなことをやってくれるし、こんな相談できるよ」と社長仲間に話すと、「いいなー、是非紹介してよ」となります。身も蓋もない話ですが、これが紹介を増やすすべてです。