NHKの受信料を払わないと罪になる?スクランブル化とは?
NHK受信料は支払っていますか。
テレビを持っていると請求される受信料。
裁判等も行われ、よく話題になりますね。
公共放送としての役割を持っているNHKですが、NHKの受信料は法律的には、支払をしなければならいのでしょうか。
NHKの受信契約は支払いしなくてはいけない?
いろいろと裁判が起こされ、何かと話題になるNHK受信料。
法律的には、どういった扱いになっているのでしょうか。
法律上での取り扱いは?
NHKに関しては、放送法という法律で定められており、受信契約に関しても、法律がその根拠となっています。
法律上の解釈も賛否両論ありますが、現時点の一般的な法律上の解釈としては、公共放送であるNHK受信料は、NHKが受信できるテレビがあれば、受信契約しなければならない、とされています。
契約をすれば、それに伴う支払いをしなければならない、という状態になります。
法律的には、NHK受信料は、支払わなければならないのですね。
テレビがなかったら、受信料は不要?
NHKが映るテレビがあったら、受信契約をしなければならないのですが、テレビがない場合は、契約の必要がないとされています。
最近は、ネットで番組を見る、という人も多く、テレビを持っていない人も、意外と多いかもしれませんね。
最近、NHKを映らないようにしたテレビでは、受信契約をしなくてもよい、という判決が出て、現在、NHKは控訴中のようです。
また、テレビはなくても、タブレットなどでテレビを視聴できるアイテムもあり、今後もいろいろと争いが出てきそうですね。
受信料は高い?
法律上、支払わざるを得ない受信料ですが、受信料は高いと思われますか?安いと思われますか?
税金と比べると、かなり高額
受信料は、口座振替や年払いなど、まとめて支払うと安くなる仕組みがあります。
それでも、月額1225円くらいはかかります。
月額1225円、高いでしょうか?
値段だけ見ると、そんなに高くなさそうですが、収入の少ない人からすれば、毎月1200円の負担は、かなり大きいですね。
同じく、支払わなければならない税金では、収入によって金額が変わるため、収入の少ない人でも負担は少なくなります。
税金に比べても、受信料は高いですね。
高いから、受信料が下がる?
あつまった受信料が多く、NHKはかなり貯金があるようです。
国会でも、あまったお金について議論されました。
その結果、あまったお金を取り崩し、その分、受信料の値下げをすることになりました。
公共放送という役割も含め、あまりに貯蓄が大きくなる場合は、受信料を下げて、契約者に利益を戻そうとしているのですね。
議論されているスクランブル化とは?
受信の未契約や未払いなどで問題になっている一方で、NHKのスクランブル化も議論されています。
スクランブル化とは?
放送のスクランブル化とは、放送電波を暗号化し、読解する装置がないと、テレビで番組が見られないようにする仕組みです。
有料放送などでも使われている方法で、受信料を支払う人だけがNHKを見られるようにする、ということです。
逆に、見ない人は払わなくてもいい、ということになります。
ただし、災害時などでは、スクランブル化を解除して放送することも可能です。
NHK側の主張
NHK側は、スクランブル化には否定的なようです。
公共放送としての役割を考えれば、支払った人だけが見られる仕組みは、公共放送にふさわしくない、と思っているようです。
でも、公共放送であるなら、それにふさわしい放送内容であることも必要ですね。
NHKの受信料は、法律上は、契約し支払わなくてはならないことになっています。
でも、高額な受信料など議論される点も多々あります。
ネットの普及によって放送業界も変わりつつあります。
そんな中で、公共放送としてのあり方も、問題となってくるでしょう。
今後の国会で議論されることが期待されます。