会社設立手続きに必要なものは何?|【誰でもわかる 】カンタン解説!
前回のエピソード <<【誰でもわかる】会社設立手続きの全手順と流れをカンタン解説!
こんにちは。飲み物については私の方で承ります。
……せっかくだからビールでお願いします。
えっ? いきなりアルコール?
どうせなら楽しい気分で会社設立した方が良いじゃないですか。勢いもつくし。
そうですね。我々としても、お客様とはできるだけ親身に接し、フランクな仲になりたいと思っています。アルコールもありですよ。
ありなの!?
すみません。ところがどっこい、ビールをお出しできるのは19時以降というルールがありまして…
そのルール、何の意味がありますか? 昼だろうが夜だろうがサービスの質は変わらないはずですよね?
………。
ベンチャーサポートの力があれば、少しぐらい酔っても何の問題もなく会社が設立できるという、良い証明になるじゃないですか。
………。
楽しくいきましょう!難しいことは考えずに!(前回の流れと同じく!)
……………。
こうして、里奈さんの会社設立は乾杯で幕を開けました。
ベンチャーサポート税理士法人は懐の深い会社だな、と思います。
(本当に大丈夫なのかしら…)
ちなみに里奈さんは会社設立に「株式会社設立」を選択しましたが、「合同会社設立」を超かんたんに作ることを検討したい場合は下記をご参照ください。
会社設立のために必要なもの
会社設立手続きに用意すべき必要書類は、公証人役場と法務局に提出する書類です。
- 公証人役場に提出する書類
- 定款
- 株主全員の印鑑証明書
- 法務局に提出する書類
- 登記申請書
- 定款(認証済み定款)
- 取締役・代表取締役の就任掌握書
- 発起人の決定書
- (資本金の)払い込みを証する書面
- 印鑑届出書
- 登記すべき事項を保存したCD-RまたはFD
それじゃあ難しくてめんどうな手続きは全て専門家の方に任せるとして、あとは何を用意すれば?
これも必要なものだけをシンプルに説明しましょう。
まず用意するアイテムとして、「印鑑3点セット」「印鑑証明書2枚」「資本金を証明する通帳の写真、もしくはコピー」「現金」の4つがあれば大丈夫です。
ご自身で用意する書類(設立手続きを専門家に依頼する場合)
- 印鑑3点セット
- 印鑑証明書2枚
- 資本金を証明する通帳の写真、もしくはコピー
- 現金
現金がもはや、アイテムとしてカウントされるのね。
印鑑はさっき説明を受けた通りですよね。印鑑証明書はなぜ2枚必要なんです?
定款の認証で1枚、設立登記申請で1枚が必要です。
資本金を証明する通帳の写真、もしくはコピーは何に使うのですか?
これは法務局で設立登記申請をするときに、払込証明書とセットで提出しないとならないものです。
なるほどね。さっき、ちょろっと聞いたけど、現金はどれぐらい必要なのか再度教えてもらっていいですか?
電子定款の認証の際に公証役場に支払う認証料金が5万円と、その際に認証された定款原本の請求に2千円。
さらに設立登記申請の際に登録免許税として15万円が必要です。
ということは、合計20万2千円というのが法的な最安値?
そうですね。ただし、印鑑と印鑑証明書を用意するのにもお金は掛かりますし、各種手続きを代行するのにもお金が掛かるので、実際にはもう少し必要になりますが。
次に、会社設立要項として「会社名」「登記する住所」「代表取締役」「資本金の額」「事業目的」「株主」「1株あたりの金額」「発行可能株式数」「取締役会」「役員」「設立日」「会計年度」などを決める必要があります。
決めること、めちゃくちゃ多いですね!?
定款をつくるのに最低限、必要な情報なんですよ。
(さっきの里奈さんのリアクションの真似か……かなりキツいな)
なんだか難しそうだけど、これで定款をつくって貰えるのなら頑張るわ。
もう、この場でサクッと決めちゃいましょう!
ちなみに、これから決めることは全て定款に記載される内容なのですが、登記した後から定款の内容を変更することも可能です。
なるほど。それなら気楽に決めても大丈夫ですね。
ただし、変更する際にまた届け出が必要だったり、登記費用が掛かるので注意してください。
なるべく変更が無いようにしたいところね!
ついに里奈さんの会社設立に向けて動き出した面々。果たして昼間っからビールを飲んでいても会社設立は出来るのか?
次は、具体的に設立内容を決めていきます。
次回予告「え、会社名が『お芋』?」
大人たちが昼間から飲むビールは、美味い。
>>会社設立で決めることは何?|誰でもあっさり起業できる会社設立手続3