ベンチャーサポート不動産株式会社(本社:東京都中央区 代表取締役:内田 和希 https://vs-group.jp/real-estate/)は、「不動産売却」に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。
<不動産売却に関する調査トピックス>
<調査概要>
全国、不動産(マンション、戸建て、土地)を売却したことがある男女を対象に調査を実施。
前回調査で、73%の人が不動産会社によって不動産売却査定額に差があったことが分かった。
不動産売却査定額と実際の売却額に差はあったか、引き続き調査を実施。
「実際の不動産売却額と査定額に差はありましたか?」と質問したところ、「ほぼ差はなかった(46.3%)」「100万円以上~500万円未満の差があった(30.8%)」「500万円以上~1,000万円未満の差があった(16.5%)」「1,000万円以上の差があった(6.4%)」という結果となった。
不動産会社によって査定額の差があるというだけでなく、半数以上が実際の不動産売却額と査定額に差があるということが明らかになった。
続いて、不動産売却までにかかった期間および売却先について調査。
「不動産売却までに、どのくらい期間がかかりましたか?」と質問したところ、「1か月未満(12.5%)」「1か月以上~3か月未満(40.0%)」「3か月以上~6か月未満(29.1%)」「6か月以上~1年未満(11.5%)」「1年以上(6.9%)」と、6か月未満で不動産売却が完了した人が8割以上という結果となった。
さらに、「誰に不動産を売却しましたか?」と質問したところ、「個人(47.7%)」が最も多く、次いで「不動産会社(買取業者)(45.8%)」「法人(不動産会社を除く)(6.5%)」となった。
比較的短期間で不動産売却できた人が多い一方で、約2割は不動産売却まで6か月以上かかっている。
住み替えや相続税の納税資金として、不動産売却を検討する場合は、不動産売却まで6か月以上かかる可能性も考慮する必要がある。
最後に、不動産を査定額よりも高値で売却できたかどうか、および不動産売却において不動産会社に求めることについて調査。
「不動産は購入時よりも、高い金額で売却できましたか?」と質問したところ、4割が「はい(40.7%)」と回答した。
続いて、どのような不動産会社に不動産売却を依頼するのが良いと思うか聞いたところ、7割が「適切な評価・判断のもと売却をしてくれる(70.9%)」と回答した。
今回の調査により、不動産会社によって不動産売却査定額に差があるだけでなく、不動産売却査定額と実際の売却額に差があるケースが多いことが分かった。
また、不動産購入時よりも高い金額で売却できた人は4割に上る。
より高値で不動産を売却するためには、複数の不動産会社に査定依頼するだけでなく、適切な評価・判断のもと売却をしてくれるといった信用できる不動産会社を見つけることが重要であると言える。
「実際の不動産売却額と査定額に差はありましたか?」と質問したところ、「査定額と売却額に差があったのは53.7%」というアンケート結果になりました。
なぜ査定額と売却額にそのような差が出たのでしょうか。
その理由を解説していきます。
査定額と売却額を同じ意味だと思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際には査定額と売却額は同じ意味ではありません。
ここでは、査定額と売却額の意味の違いを解説します。
査定額とは、査定マニュアルに沿って算出された売却できるであろう予測の金額です。
あくまで不動産価値を示した価格であるため、この価格で売却できるとは限りません。
また、査定額は不動産鑑定額でもありません。
査定額は売却できそうな価格を算出したもので、不動産鑑定は不動産自体の価値を算出したものです。
売却額とは、売主と買主とが締結した売買契約の金額で、成約価格とも呼ばれます。
売却額は売主と買主が売買に合意した金額であり、査定額と売却額が同額にならない場合は多くあります。
また、不動産を売り出す時に設定する金額は売出額であり、売却額ではないということにも注意しましょう。
不動産会社から高い査定額を提示されたとしても、必ずその提示額で売却できるとは限りません。
高い査定額で売却できない理由はいくつかありますが、具体的には以下のような理由が考えられます。
ここからは、それぞれの理由について詳しく解説します。
高値査定とは、算出された査定額より高い金額を売主に提示し、仕事を依頼されやすくする査定のことです。
高値査定は正確な査定額より故意に高く設定されるため、早期売却できる可能性はほとんどありません。
相場より高い金額が売出額となり、相場に合わせるために何度か売出額を変更して売却することになります。
不動産会社が単純に査定ミスをすることがあります。
査定した不動産の設備が壊れていた、近隣に騒音を発生させる施設があったことなどを見落とすと、正確な査定額が算出できません。
不正確な査定額を信じてしまうと、相場とかけ離れた金額で売り出すことになります。
その結果、売出額を調整しながら売却活動を進めなければならなくなります。
査定額が正確でも販売戦略が上手くいかずに売れ残ってしまうと、査定額より低い売却額になります。
相場と合っていたとしても、なかなか売れないのが不動産です。
そのため、売却額を高くするには販売戦略が重要になります。
売り出し始めには問い合わせが多くても、時間の経過によって問い合わせは減っていきます。
減ってしまう時期にどのような販売戦略を立てるかが重要なポイントです。
査定額が需要の少ない販売価格帯である場合、査定額よりも売却額の方が低くなる可能性があります。
たとえば、査定額5億円の一戸建てと査定額3,000万円の一戸建てで考えてみましょう。
どちらの査定額も相場と合っていた場合、この2つの一戸建てはどちらが売却しやすいでしょうか。
売却しやすいのは、購入者が圧倒的に多い査定額3,000万円の一戸建てです。
このように購入者の数でも売却額は変動することを覚えておきましょう。
査定額と売却額は違うものだと理解し、売出額を設定することが重要です。
売出額を決めるには多くの不動産知識を必要とするので、不動産売却の経験が浅い方には難しいかもしれません。
ベンチャーサポート不動産株式会社では、正確な査定額を納得いただけるまで説明し、何度でも相談可能な体制を整えています。
不動産の査定額や売却額、売出額について不安な場合は、お気軽にお問い合わせください。