未経験からでも安心して成長できる教育制度があります
今日は未経験でベンチャーサポート相続税理士法人に入社した原田くんにインタビューをさせてもらいます。
原田君、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします!
今、入社してどれくらい経ちましたか?
1年7ヶ月くらいです。
入社する前はどういう仕事をされてたんですか?
名古屋から上京して、音響照明の会社で4年、その後1年間アパレル企業で倉庫作業のバイトをしてました。
音響照明の仕事というのは具体的に何をしてたんですか?
ホテルの宴会、歓送迎会、ディナーショーとかのイベントで使う照明や音響を主催者といろいろすり合わせてセッティングするんですよ。で、当日打合せ通りに進める仕事です。
なぜ音響照明の仕事を選ぼうと思ったのですか?
学生の頃からライブハウスに行くのが大好きで、音響照明を仕事にするために名古屋ビジュアルアーツっていう2年制の専門学校に入ったんです。
高校を卒業してからですか?
そうです。
高校卒業後、なぜ専門学校に行くことに決めましたか?
僕、工業高校だったんです。で周りはほとんど就職してたので、4年制大学という選択肢はあんまりなくて。
あと、東京に出たい気持ちが強かったんですよ。東京で就職できるように十分な準備をしようと思って、専門学校に行きました。
お客さんとの関係性がより近い仕事に就きたいと思った
計画どおり音響を勉強して、上京してその業界の仕事に就けたわけですね。そこから弊社に来ることになった経緯を教えてください。
20歳で音響の会社に入って4年間勤めてみて、もっとお客さんとの関係性が親密な仕事に就きたいなと思ったんですよ。
お客さんとの関係性が親密な仕事ですか? どうして?
たとえば、婚礼のお手伝いしてる時だと、新郎新婦がいるじゃないですか?婚礼で新郎新婦の音響照明をやります。で、新郎新婦泣きます。それである程度の達成感は得られたんですが、ちょっと距離の遠さみたいなものを感じたんです。
なるほど。式を終えた新郎新婦が、自分じゃなくてプランナーさんに感謝を伝えるから、みたいなことですか?
まあ、そういうこともあります。要はもっと直接お客さんと関わりたかったんですね。
そうなんですね。お客さんとの距離感で仕事を選ぶってあまり聞いたことない理由だったので意外です!
音響照明の分野で専門学校まで通ったこれまでの経験をもったいないとは思わなかったんですか?
全く思わなかったですね。今から一生懸命になれる仕事が見つかればいいやくらいで思ってました。それで音響の仕事を辞めてから1年間バイトをしながら行政書士の試験勉強をしてました。
行政書士の資格を目指せば、お客さんとの関係性が親密な仕事ができると考えたのですね。
イメージとして持っていたのが、普通のサービス業とかアパレル店員とかその場だけで終わる関係じゃなくて、長期的な関係性を築けるような仕事がいいなと思って、それで思いついたのが士業でした。行政書士を選んだのは、自分でも合格できそうかなと思って選んだだけですね。
なるほど。
あとはそういう仕事がしたくても採用されないと意味がないので、未経験で採用されるためには資格が必要かなと思ったのも士業を選んだ理由の1つです。
行政書士試験の結果はどうでした?
不合格でした(笑)その途中で就職が決まって本当に良かったです。
本当に知識ゼロの状態で入社初日を迎えました
ベンチャーサポートは相続税理士法人も行政書士法人もあるけど、原田くんははじめどっちに応募しました?
行政書士法人で説明会があるというのを見て、説明会に参加したのが初めてです。
そこで行政書士法人の代表の本間さんに、お客さんとの親密に関わる仕事がしたいなら相続税務の道もあるよと言われたんです。もしかしたら、そっちのほうが合ってるんじゃない?と。
原田くんの適性ももちろんだけど、行政書士法人より相続税理士法人のほうが、そのときは人がたくさん必要だったのかもしれないですね。
入社してから仕事の全体量とかを見てみると、そうかもしれないですね(笑)
実際、行政書士の勉強をしていたときも、行政書士は資格をとっても全然稼げないみたいな情報ばっかり入ってきていたので。
人を雇っている行政書士事務所はかなり少なくて、一人事務所がほとんどですからね。独立開業しても、税理士より仕事を取り続けるのが難しい業界というのはデータにも出ていますね。
その説明会とか採用面接で話しているうちに考えが固まってきたのですが、僕の場合、どの資格が大事というのはそんなに考えていなくて、「相続」という業務が面白そうだなと思ったんです。
ずっと高齢化社会と言われているし、相続の悩みは尽きないですよね。
はい。しかも相続の問題って「大きなお金が絡む」のでそれが良いなと思いました。
ゆくゆく行政書士を目指すにしても税理士を目指すにしても、売上が大きくないと自分の給料も増えていかないと思いますし。しっかり稼げるっていうことは大事ですから。
行政書士の許認可業務は売上単価の小さいものが多いですが、相続手続きや遺言作成はそこそこ単価が高いですからね。
採用が決まってから入社までに宿題みたいなものは出されましたか?
実務的なことはやり始めないと分からないから、もしパソコンで不慣れなことがあれば慣れておけばいいよと言われました。
エクセル操作の勉強とかをしたのですか?
エクセルは以前使ったことがあったので、タイピングの練習をちょっとだけやりました。
なるほど。相続税のことで何か新しく学んだり、行政書士の教科書を開いたりはしましたか?
してないです。本当これだけです。
不安は特になかったですか。ゼロからで。
なかったですね。やれば多分、覚えるだろうと思って(笑)知識ゼロの状態で入社初日を迎えました。
メンター制度と動画教材で必要な知識がついていった感じです
入社して最初の1週間はどんな仕事をしていましたか?
まず、相続税申告の依頼から納品までの全体の流れをメンターに説明してもらいました。そして、まずは全体のうちこの部分をやっていきますと、お客様の資料のファイリングから始めました。
メンターというのは先輩スタッフのことですよね?
はい! 自分の教育係のようなものです。基本的には1対1でペアが決まっていてその先輩から日々業務を教えてもらうのがメンター制度です。
新人に教育係がつくんですね。メンターだけが仕事を教えてくれるのですか?
いえ。先輩は全員誰に聞いても親切に答えてくれるのですが、席も近いし基本的にはその人に聞くという感じですね。ちょっとミスが続いて聞きづらいときは、メンターじゃない先輩にこっそり聞いたりしていますよ(笑)
なるほど。実際に手を動かしながら、分からないところがあれば隣の席のメンターに聞いて解決するということですね。
相続の知識というか、座学みたいなことはどうやって勉強していますか?
ベンチャーサポート大学という社内向けの動画サイトがありまして、通勤時間にスマホでそれを見ていることが多いです。
スマホで勉強しているんですね。
はい。資格試験の勉強みたいな教科書のような内容ではなくて、仕事ですぐに使える実践的な内容を教えてくれるので、勉強の苦痛みたいなものは少なめです(笑)
入社後の業務について詳しく教えてもらえますか?
はい、お客様の資料のファイリングも色々あるのですが、スタートコピーから始まって財産の評価作業を進めます。
途中、不足している資料やお客様に聞かないと判断できないことが必ずでてくるので、不足資料リストや質問表を作成します。
スタートコピーはお客様から預かった資料をコピーして順番にファイリングすることですね。財産の評価作業というのは?
預貯金、不動産、有価証券とか財産ごとに金額(相続税の評価額)を決めていく作業です。
たとえば、預貯金や有価証券は金融機関からの資料の取り寄せが必要になります。不動産はグーグルマップや公図、場合によっては現地に足を運んで適切な評価額を調査します。
財産の種類によっても調べ方が違うから、ひとつずつ教えてもらいながら覚えていくんですね。
そうです。上場株式だったら、当時の株価はこうやって調べて… みたいにメンターの方が細かく教えてくれます。
お客様への質問表っていうのは、どんな形で作るんですか?
お客様へ直接質問できるようなメールの文章を、自分が作ってしまいます。それをメンターの人がチェックして、OKがでるまで修正を繰り返します。完成したらフロントの人がお客様にその文章を送信します。
フロントの人というのは、お客様と直接面識のある担当スタッフのことですね。お客様に送るメールを作るのは緊張しますね。
そうですね、初めは指摘だらけで言葉づかいからなにから文章全文、僕がつくった原型をとどめていませんでした(笑)
資料ファイリング、財産評価、不足資料・質問表の作成などの仕事をしながら、どんな事を考えていましたか?
自分の中での目標というか。早く一人前になろうとか。
正直、目標とかはあんまり考えてなかったですね。とりあえず目の前のことをひたすらやってました。ミスを減らして、メンターの仕事の手をできるだけ止めなくて済むようにとしか考えてませんでした。
それらの作業は、すぐに慣れてできるようになりましたか?
いえ、もともと細かい作業が苦手で。細かいミスがめちゃくちゃ多かったです。質問表もなんでこれ質問に挙がってないの、みたいな指摘が多くて、最初すごく苦労しました。
メンターには怒られるんですか?
同じことで3回以上間違ったら怒られることもありましたけど(笑)基本的には、これ漏れてるけど次からどうやったら漏れないかな? メモは取った? ちゃんと見返した? という風に一緒に改善策を考えてくれる感じです。
指摘されて、メモを取って、次メモを見返しながら作業して、それでもミスはしましたか?
はい、もう何回もミスしました。それで色んな先輩のやり方を聞いて、真似て、自分のミスが一番少なくなる方法を探しましたね。
今は改善されたんですか?
お陰様でかなりミスは減りました。仕上げる前にチェックシートを使うんですけど、自分がよくミスする所を中心にカスタマイズして、毎回それでチェックするようにしたら、徐々に改善されていきました。
お客様と接することでさらに実務がレベルアップできました
お客様の前に出るようになったのはいつ頃からですか?
入社して3ヶ月くらいしてからですね。ある先輩から、今週お客様が資料を持って来社されるから同席しようと声をかけられて。
そうすると、いつもよりも真剣に不足資料や質問表を作るようになりました。会って話せる貴重な機会に問題点を解決できなかったら、また作業が長引いてしまうので。
自分のやっている仕事のスケジュール感やゴールがぐっとリアルになったんですね。
そうですね。お客様と直接会ったり、直接メールを送るように徐々になってきて、ミスがないかどうかのチェックにもより敏感になりましたし、どう伝えればスムーズに仕事が進むかといった細かい工夫もするようになりましたね。
仕事に慣れて、レベルアップしていく瞬間ですね。
お客さんとの同席面談を何回もやっていくうちに緊張も減ってきて、伝えたい内容をしっかり伝えられるようになってきたんですね。仕事の話を進めながら、お客さんがリラックスできるような雑談も入れたりできるようになって。それで「じゃあ、今度から一人で面談してみようか」と言ってもらえるようになったんです。
いつ頃の話ですか?
入社してちょうど半年が経った頃です。
入社した頃と今では、自分ができることは格段に変わってると思うんですけど、そこまでの成長の要因って、何が一番大きいと思いますか?
うーん。先輩ですかね。ちゃんと教えてくれるというのもあるんですが、それより先輩のお客さん対応がめちゃくちゃ上手い。社内の業務もめちゃくちゃ正確で早い。
先輩が正解を示してくれるので、今の自分ができなくてもあそこまで出来るようにならなきゃとイメージできるのが一番大きいように思います。
なるほど。目標となる先輩がいると成長は早くなるってことですね。
ベンチャーサポート相続ならではのお客様との接し方
一番意外だったのが、お客さんとの距離感の作り方ですね。入社する前は、相続の仕事だからもっと堅苦しいと思っていたんですよ。
堅苦しいというのは?
お客さんとの電話やメールの文章ですね。すごく仲良さそうにお客さんと連絡を取っていてびっくりしました。
考えていた税理士とお客さんの感じではなかったですか?
はい、思っていた感じではなかったです。仕事なのに失礼じゃないのかな? とはじめは感じました。なぜそうしているのかもさっぱり分かりませんでした。
今ではその距離感の意味も分かるようになりましたか?
はい。先輩と同席してみて、専門家だからこそビジネスライクに難しく話していたらダメだなと気づきました。
お客さんに安心してもらう。なんでも質問してもらう。そういう雰囲気を作るためにやっているんだと分かりました。そうやって信頼関係を築いているんだなと。
それはベンチャーサポートの仕事の特徴かも知れないですね。グループのどの士業もそうやってお客様と接するように心がけていますからね。
お客様とそうやって信頼関係を築くことができれば、また別の相談をしてもらえるかもしれないし、別のお客様を紹介してくれるかもしれない。こうやって稼げる力が身についていくんだなと思います。
そうですね。予想以上に良い内容が聞けました(笑)インタビューのご協力ありがとうございました!
ありがとうございました!
- 原田さん