私は、以前建築現場で働いていましたが、足に大きなけがをしてしまい、現在は生活保護を受給して生活をしています。
母親と2人で生活をしておりましたが、その母親が先日亡くなってしまいました。
そこで、現在住んでいる家を私が相続して、引き続き今の場所で生活をしたいと考えています。
ただ、問題があります。
自宅を相続してしまうと、それ以後の生活保護を受けられなくなってしまうのではないかということです。
自宅を相続することで、住む場所を確保することはできますが、母親の残した預貯金はわずかであり、また、私自身もまだ安定的に収入を得られるような働き方ができないため、できれば今のまま生活保護を受給したいと考えています。
そのようなことは可能なのでしょうか。
生活保護の受給者が、相続により遺産を相続することはできます。
生活保護受給者であることを理由に、遺産を受け取ることができないという決まりはありません。
ただし、遺産を受け取ったことによって、生活保護が打ち切られるということはあります。
生活保護を受給しながら遺産を相続することができるのは、ごく少額の財産である場合や、最低限の生活のために必要不可欠とされる不動産などです。
例えば、それまで住んでいた自宅を相続し、引き続き住み続ける場合は、相続後も生活保護を受給することができる場合があります。
ただ、生活保護の金額は見直しが行われ、以前より減額される可能性はあります。
また、固定資産税については各自治体で減免の規定が設けられており、生活保護を受給する方については減免される可能性があります。
実際に適用対象となるかどうかは、各自治体の窓口で確認する必要があります。
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