滞納金を納めても、相続放棄はできますか？

2か月前に父が70歳で亡くなりました。

サラリーマンとして定年まで勤めあげ、その後は趣味のカメラに没頭する日々だったので、突然のことに家族全員驚いています。

ごく普通のサラリーマンであったため、突然の相続となりましたが、特に揉めることもなく母がすべての財産を相続すればそれで終わると考えていました。

ところが、父の財産を調べてみると過去に投資用の賃貸アパートを購入し、亡くなった時点でも多額の借金があることがわかったのです。

すべての相続財産の内容を確認すると、価値のある財産より借金の方が多くなるほどの金額だったため、母も私も他の兄弟もびっくりしています。

さらに驚いたのは、よほど資金繰りが苦しかったのか、父はそのアパートの固定資産税の一部を滞納していたのです。

税金を滞納するような人とは思っていなかったため、大きなショックを受けています。

父の財産については、相続放棄することを考えています。

一方で、滞納している固定資産税については納付しなければならないと考えています。

ただ、滞納した税金を支払ってしまうと、相続放棄ができなくなるのではないかと心配しています。

本当に、このようなことがあるのでしょうか。