父親が昨年亡くなり、実家には母親が1人で住んでおりました。
しかし、その母親も先月亡くなり、現在実家には誰も住んでいない状態となっています。
法定相続人は私と妹の2人ですが、いずれも相続放棄することを決めているため、遺産分割などの心配は特にしていません。
疑問に思っているのは、相続放棄が正式に決定するまでの間に実家の電気代やガス代、水道代などの公共料金の契約者の変更を行ったり、解約したりしても問題ないかということです。
また、母親の携帯電話も解約したいと考えていますが、そのことが相続放棄に影響するのかどうかも確認しておきたいです。
もし問題がある場合、いつに解約するのが適切なのかも教えてください。
実家は既に空き家となってしまっているでしょうから、本来であれば公共料金の契約を解約しても問題ないはずです。
しかし、相続放棄をする前提であるならば、その相続放棄が受理されてから解約を行うようにしましょう。
携帯電話の解約も同様に、相続放棄が確定してから行うのが一番問題のない方法です。
特に携帯電話の場合は、機種代金を分割で支払っていることがあり、解約によってその残債を清算してしまうことがあります。
この場合、債務を処分したと判断される可能性が出てくるため、相続放棄が確定するまではそのままにしておくのがいいでしょう。
亡くなった人が残した借金や債務を、相続人が自分の財産で支払うのであれば、相続放棄の判断には影響しないとされます。
ただ、気を付けていても、単純承認と判断されるような行為をしてしまう可能性もあるため、できるだけ相続放棄が確定するのを待つようにしましょう。
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