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ベンチャーサポート不動産株式会社 > インタビュー > 稲岡ハウジング株式会社 稲岡武義様|茅ヶ崎エリアの住まいとコミュニティづくりを通じてQOL向上の役に立ちたい

稲岡ハウジング株式会社 稲岡武義様|茅ヶ崎エリアの住まいとコミュニティづくりを通じてQOL向上の役に立ちたい

稲岡 武義様|茅ヶ崎エリアの住まいとコミュニティづくりを通じてQOL向上の役に立ちたい

目次

神奈川県の茅ヶ崎市と寒川町で40年以上にわたり営業を続ける「稲岡ハウジング株式会社」。代表取締役社長の稲岡武義様は、地域の街並みを生かし、人々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ/人生や生活の質)向上を意識した家づくりに取り組んでいます。

さらに、新たなコミュニティが生まれるよう子どもから高齢者まで利用できるスポーツ施設もオープン。稲岡様が思う「地域密着」について話を伺いました。

父の会社を継いで茅ヶ崎流のビジネスを学ぶ。お客さまを思うからこそ「売らない」という選択肢も

不動産業界を目指した背景や「稲岡ハウジング株式会社」に入社された経緯をお聞かせください

稲岡武義様 稲岡ハウジング株式会社 代表取締役社

稲岡ハウジング株式会社は父が立ち上げた会社です。私自身が不動産業界を目指すようになったのは就職活動を始めた大学3、4年生の頃ですが、幼少期から「将来は大工さんになりたい」と思っていたので、無意識に家業の影響を受けていたのでしょうね。

大学卒業後は横浜市内にある大手総合不動産会社に就職しました。わずか26歳にして課長に抜てきされた方がいたり、会社説明会が非常に情熱的だったりして、今でいうベンチャー企業のような勢いが魅力でした。「この会社なら企業の“歯車”になることなく、自分らしく勝負できる」と判断し、入社を決めました。そして12年間勤めた後、2012年に稲岡ハウジングに入社しました。

そもそも、父からはずっと「こっちに来ないか?」とラブコールを受けていて、私も5年ほど経験を積んだら茅ヶ崎に戻るつもりでした。しかし、横浜の会社で同世代と意気投合し、新築マンションの決済権を与えられるなどやりがいも感じられ、なかなか辞められませんでした。

とはいえ、家業を継ぐなら地元で経営者仲間を増やすことが必須です。そのためには青年会議所に入ることが望ましく、40歳という入会の年齢制限も考慮して30代半ばで稲岡ハウジングに入社しました。

「稲岡ハウジング株式会社」に入られた時の感想はいかがでしたか?

稲岡ハウジング株式会社
引用元:稲岡ハウジング株式会社

本当に人が良い先輩ばかりで、よくかわいがっていただきました。茅ヶ崎流のビジネスを学ぶ中でカルチャーショックを受けたこともあります。例えば、不動産を購入しようと来店した若いカップルに「まだ早いでしょ。もう少し考えてみたら?」とアドバイスする社員もいましたね。それまで私はマンションを売ることに全力を注ぎ、結果や数字にこだわってきたので、まるで親戚のようにお客さまと接し「すぐに物件を売らない」というスタンスには本当に驚かされました

入社当時は父が会長で、創業期から稲岡ハウジングを支えてくれた方が社長を務めていました。しかし、その方が急逝されてしまい、私は入社からわずか2年で社長に就任することになったのです。それまでは細部を正確に仕上げる働き方を得意としていましたが、以後はトップとして部下に仕事を任せ、自らは大局を見ていく必要がありました。この切り替えが最も苦労しましたね。つい指示してしまうクセは今でも抜けていません(笑)。

ちなみに稲岡ハウジングは、私が退職した横浜の会社と取引関係にあります。高額物件を紹介していただくなど、気にかけてくれて深く感謝しています。義理を重んじ、頑張る人間を応援する社風は、今も変わっていませんね。

御社の業務内容について教えてください

賃貸物件の仲介・管理と不動産の売買がメインです。特に地元の茅ヶ崎では、賃貸中心の不動産会社と認知されているのではないでしょうか。

マスコットキャラクターの「サニーちゃん」
▲マスコットキャラクターの「サニーちゃん」

物件を案内する看板にはマスコットキャラクターの「サニーちゃん」が描かれていて、お子さまにも名前を知られているようです。

高齢者や子どもたちのためにスポーツ施設をオープン。人々が汗を流し、交流できる場に

御社が展開されている茅ヶ崎市には、どのような特徴がありますか?

都心に通勤できる上、家のすぐ近くにきれいな海があることが特徴です。そのためサーフィンを中心にマリンスポーツを趣味とする方が多く、海辺を犬と散歩したり、家族や知人とバーベキューを楽しんだりする姿もよく目にします。

また、以前から住んでいる方のルールが絶対ではなく、横のつながりが強いため「地域をまとめよう」「みんなをリードしよう」という気持ちがあれば誰でも主役になれる場所です。

居酒屋や食堂も人と人をつなげてくれて、知らない方に話しかけても「友人の友人だよね!」というスタンスで接してくれます。ビーチサンダルを引っかけてふらっと来店された方が、泣く子も黙る大地主だったりするような街です。

ホームページに「EBOSHI PASS」とありますが、どんなサービスでしょうか?

「茅ヶ崎市成人のつどい実行委員会」による企画で、地元の企業や商店で「EBOSHI PASS」を提示すると、それぞれオリジナルのサービスが受けられます。不動産会社はこのようなイベントでプレゼントを提供するのがなかなか難しいのですが、知恵を絞り「新成人は仲介手数料を10%OFF」としました

「EBOSHI PASS」提示で仲介手数料10%OFF
▲新成人へのサービス:「EBOSHI PASS」提示で仲介手数料10%OFF

このように茅ヶ崎では多くのイベントが開催され、そのたびに地元の会社や店舗が積極的に協力しています。企画を考える方々も熱い思いを持っているので、これからも応えていきたいですね。

こうして地域で展開されている御社の強みや特徴を教えてください

地域密着ながらも、大手不動産会社に近いサービスは提供しております。例えば当社では、収納スペースとして利用できるコンテナボックスや全国の老人ホームの紹介など、住まいの悩みをトータルに解決できます。また「リモート接客」も可能で、特に不動産の重要事項説明の際に活用していますね。

実際には9割以上のお客さまが来店して物件を選んでいますが、こうしたDX(デジタルトランスフォーメーション/ITの浸透で人々の生活をより良くするという考え方)には注目していて、今後も推し進めていく予定です。

稲岡ハウジングは「私たちにはこの場所しかない!」という思いで事業を展開しています。これこそ、当社が考える地域密着です。社員のそれぞれが心の通うお付き合いを信条とし、お客さまのためを思っています。私がカルチャーショックを受けた社風も続いていて、当時の社員も定年退職後に再雇用されるなど、メンバーが長く活躍してくれるのも自慢ですね。

繰り返しになりますが、当社が最も大切にしているのは地域に対する“お役立ち”です。良き企業市民として、これからも茅ヶ崎市に貢献していきます。

茅ヶ崎市内に「CHIGASAKI PADEL CLUB」を設立されましたが、どのような施設でしょうか?

神奈川県初の施設「CHIGASAKI PADEL CLUB」
▲神奈川県初の施設「CHIGASAKI PADEL CLUB」

PADEL(パデル)とは1970年代にスペインで生まれたラケットスポーツです。四方を強化ガラスと金網で覆われたコートの中で、打球面が板状のラケットと反発力の低いボールを使ってプレーします。コートはテニスよりも小さくダブルスのみで、初心者でもラリーを続けやすいのが特徴です。

この「CHIGASAKI PADEL CLUB」を立ち上げた理由として、新型コロナウイルスの影響があります。地域のお年寄りからは「体を動かしていない」「人と話す機会が少ない」「外出が減った」といった声をよく聞きます。また、コロナで子どもたちは学校に行けず、その面倒を見る保護者の負担も増え、地域全体がストレスを抱えているように感じたのです。

そこで思いついたのが「子どもから高齢者までプレーできる」「ハードに走り回らなくても体力向上につながる」「屋外コートにすればコロナの感染リスクも低い」などが望めるパデルでした。そして市内の香川1丁目に、コート2面、湘南の景色に溶け込むクラブハウス、ウッドデッキ、人工芝などを擁する「CHIGASAKI PADEL CLUB」をオープンさせました。

ヨガやバーベキューも楽しめるので、ここで新たなコミュニティが生まれ、少しでも皆さんのQOLが上がればと願っています。北海道の北見市がカーリングで知られるように「パデルといえば茅ヶ崎市」を目指したいものです。

次世代が誇れる家づくり、街づくりを。地域活性化には茅ヶ崎エリアへの転入者の協力もカギ

自社で土地を購入する際、どのような点を重視されていますか?

例えば建売住宅では、土地を細分化し過ぎないよう心がけています。建物自体も、いわゆる“どこにでもあるデザイン”は避けていますね。街並みを維持しつつ、土地の価値をアップデートすることを意識しています。

また、私は子どもの頃に父から「この家、うちの会社で建てたんだよ」と言われて誇らしく思いました。同じように、社員が子どもに胸を張れる仕事をこれからも続けていきたいです。

コロナ禍で社会が変わる中、茅ヶ崎エリアの不動産で変化したことを教えてください

稲岡武義様 稲岡ハウジング株式会社 代表取締役社

茅ヶ崎市は東京23区からの住み替え先増加率が日本一です。当社のお客さまも都内に住む25~35歳の方が多く、茅ヶ崎エリアでは1億円もしないで庭付きの戸建てを購入できるので喜ばれますね。人気がある分、物件は不足がちです。また、コロナでテレワークが増えて出勤数が減り、オフの過ごし方を大切にする方が増えているように思います。だから海が近い茅ヶ崎で、ゆとりを持ちたいのでしょうね。広い空と水平線が見える景色は、確かに心を落ち着かせてくれます。

不動産業界全体を見ると、2021年は木材が高騰し、浴槽やトイレなどの製造工場もコロナでロックダウンしました。さらにウクライナ情勢もあり、建築に関わる物やサービスの価格は今後も上昇し続けるでしょう。もちろん値段が高ければお客さまは購入を控え、やがて在庫を抱える業者が増えます。彼らが投げ売りすることことも考えられ、住宅の価格も下がっていくのではないでしょうか。

当社では、相続の相談を受けて土地を購入することはありますが、あまり積極的に仕入れていません。今の社会情勢に左右される心配も少なく、賃貸管理の業務が安定した収入をもたらしてくれています。

都市の二極化や生産緑地2022年問題について、御社でも影響を受けているのでしょうか?

この地域では、住宅やアパートが不足しているので宅地にしていただけたら助かりますね。茅ヶ崎には公園が少ないので、コミュニティが形成される場所に生まれ変わることも期待します。一帯は住宅密集地でもあり、防災の観点からも土地が開放されるとメリットがありそうです。

都市の二極化に関して、都内から茅ヶ崎市への転入者の中には優秀なスキルや能力を持つ方も多いと聞きます。副業を認める企業も増えているので、地元に雇用が生まれて彼らの力を活用できたらwin-winの関係になれそうですね。

御社では業務のIT化をどのように進めていらっしゃいますか?

2018年、社内にデジタル推進室を設置しました。DXに関する情報が世の中に氾濫し、自分では調べきれないため、専門の社員を採用してITに関する調査や判断、私へのアドバイスを任せることにしたのです。不動産関連のシステム導入も検討していますが、当社の業務プロセスをその仕組みに合わせることは望みません。現在はどのような体制を整えればいいのか取捨選択を続けているところです。

ちなみに通常業務の一部は、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション/パソコン作業の自動化)に移行しました。例えば、以前は家賃の収支報告や入居者募集の書類を一つずつ手入力で作成していたのですが、今では機械が瞬時に処理してくれます。

デジタル技術について、公平に判断できる人材がどの会社にも必要になるでしょう。この点でも、茅ヶ崎への転入者の中に優秀なエンジニアがいると思うので、ぜひ力を借りたいですね。

注目しているのは 「パッシブデザイン」。これからも人々の暮らしや人生をより豊かにする手伝いを

今後、稲岡様がチャレンジしたいことをお聞かせください

パッシブデザイン5つの設計項目
▲パッシブデザイン5つの設計項目

現在は太陽、風、雨といった自然エネルギーを活用できる建物をつくる「パッシブデザイン」に注目しています。例えば、夏は太陽光をさえぎり、冬は取り入れ、快適な風通しも調節してくれる窓や、太陽熱を蓄えて寝室を温める床材など、こうした仕組みを取り入れた家づくりに力を入れたいですね。日照などのデータ収集が必要で手間がかかるため、取り組んでいる会社はまだ少ないでしょう。

外観や間取りを“湘南らしく”するだけでも家は売れるかもしれませんが、一見おしゃれなのに整理できないリビングなどもよく目にします。だから私と設計士で、さも自分の家を建てるかのようにアイデアを出し合って、本当に住みやすい住宅を考えるのが仕事の醍醐味ですね。実際に住む方は気にしないと思いますが、コンセントの場所や数にも相当にこだわります。

また、水道水を100リットル以上確保できる貯水タンクや、ポータブル蓄電池の設置も進めていきたいです。現在の住宅は堅牢で、巨大地震でもそう簡単に倒れないと思うので、被災したらインフラが復旧するまでの数日間を自宅で過ごすことになるでしょう。この期間を乗り切れる家を標準化したいです。

将来を見据え「稲岡ハウジング株式会社」をどのような組織に育てたいとお考えですか?

おかげさまで2022年の今年、当グループは50周年を迎えました。これからも流行に流されることなく、それでも新しい発想を忘れることなく、実直に家づくりを続けていきたいです。暮らしやすい家をつくり、そして街をつくり、フィットネス業界などの異業種ともコラボレートしたいですね。商圏である茅ヶ崎市や寒川町のQOLを上げることにも尽力していきます。

稲岡武義様 稲岡ハウジング株式会社 代表取締役社長

稲岡 武義 様

稲岡ハウジング株式会社 代表取締役社長

■ 企業プロフィール

社名:稲岡ハウジング株式会社
所在地:神奈川県茅ヶ崎市高田4-4-5
事業内容:不動産の売買・賃貸・管理・土地活用・建築/リフォーム紹介
TEL:0467-52-2222

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