ベンチャーサポート不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役: 内田和希)(https://vs-group.jp/real-estate/)は、「シニアの住み替え」に対する意識調査を実施しましたので、お知らせいたします。
<シニアの住み替えに関する調査結果トピックス>
<調査概要>
今回の調査では、以下のような内訳となっている。
現在の住居形態 |
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持ち家(一戸建て):37.1% |
持ち家(マンションなどの集合住宅):30.3% |
賃貸(一戸建て):3.4% |
賃貸(マンションなどの集合住宅):27.9% |
その他:1.3% |
現在の間取り |
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ワンルーム・1K:5.1% |
1DK・1LDK:5.3% |
2K・2DK・2LDK:18.2% |
3K・3DK・3LDK:33.9% |
4K以上:37.5% |
現在のお住いの地域 |
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東京都23区:7.4% |
東京都23区外:2.4% |
政令指定都市:90.2% |
住み替えを検討している60歳以上の男女(都内もしくは政令指定都市在住)を対象に実施。
「住み替えの時期はいつ頃を考えていますか?」と質問したところ、「65歳以上70歳未満(41.3%)」と回答した人が最も多く、次いで「70歳以上(37.9%)」「60歳以上65歳未満(20.8%)」と続いた。
65歳以降での住み替えを考えている人が約8割に上ることが明らかとなった。
「住み替えを検討する理由として最も近いものを教えてください」と質問したところ、「家が老朽化しているため(16.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「住宅設備が古く、バリアフリー化されていないため(15.5%)」「今よりも広い家に住みたいため(12.8%)」「老人ホームや高齢者向け住宅へ入居するため(10.9%)」「 家や庭が広く、維持管理が大変なため(10.7%)」「交通の便や周辺環境が悪いため(8.8%)」「子どもや孫の近くに住みたいため(6.7%)」「同居や二世帯住宅を考えているため(4.7%)」と続いた。
なお、住み替えを検討する理由について、住居形態別では以下のようになった。
全体としては「家の老朽化」を理由に挙げる人が多いが、マンションなどの集合住宅では「今よりも広い家に住みたい」と考えている人が多いことが分かった。
「住み替え先の選定基準として当てはまるものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、「利便性が高い(買い物などの商業施設や医療機関が近い)(69.8%)」と回答した人が最も多く、次いで「交通の便が良い(60.8%)」「地域の治安が良い(47.3%)」「住居費が安い(43.9%)」「子どもや孫の家から近い(16.0%)」「コミュニティ活動が充実(10.3%)」「その他(4.4%)」と続いた。
なお、住み替え先の選定基準について、住居形態別では以下のようになった。
全体としては、住み替え先の選定基準に「利便性の高さ」「交通の便の良さ」を挙げる人が多いが、賃貸に住んでいる人は「住居費の安さ」を重視していることが明らかとなった。
「住み替え先はどのような間取りを考えていますか?」と質問したところ、「2K・2DK・2LDK(40.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「3K・3DK・3LDK(30.0%)」「1DK・1LDK(13.5%)」「4K以上(12.7%)」「ワンルーム・1K(3.1%)」と続いた。
なお、住み替え先の間取りについて、現在の間取り別では以下のようになった。
ワンルーム~2LDKに住んでいる人は、現在と同様の間取りに住み替えを検討している人が多いが、3K以上の間取りでは現在よりも部屋数の少ない間取りを検討している人が多いことが明らかとなった。
「住み替え先はどの地域を検討していますか?」と質問したところ、「政令指定都市(67.4%)」と回答した人が最も多く、次いで「その他(19.9%)」「東京都23区(10.0%)」「東京都23区外(2.7%)」と続いた。
なお、住み替え先として検討している地域について、現在の住まいの地域別では以下のようになった。
全体として、現在と同様の地域への住み替えを検討している人が多く、慣れ親しんだ地域での生活を望む傾向があると思われる。
「住み替える上で最も懸念することを教えてください」と質問したところ、「希望する物件が見つかるかどうか(31.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「住み替え費用の捻出(25.4%)」「引越し作業や身の回りの整理(14.1%)」「新たな生活環境への適応(9.2%)」「不動産の契約手続きの複雑さ(5.4%)」「新たな人間関係の構築(5.3%)」「その他(1.3%)」と続いた。「特にない」と回答した人は7.7%となった。
「希望する物件が見つかるかどうか」「住み替え費用の捻出」を懸念事項として挙げる人が半数を超えた。住み替えを検討していても、希望通りに住み替えられない可能性もある。
現在、「持ち家(一戸建て)」「持ち家(マンションなどの集合住宅)」に住んでいると回答した人に、「住み替え後、持ち家はどうする予定ですか?」と質問したところ、「売却する(66.6%)」と回答した人が最も多く、次いで「家族に贈与する(10.8%)」「そのまま保有し、いずれ家族に相続する(10.4%)」「賃貸に出す(9.7%)」「その他(2.5%)」と続いた。
7割近くの人は、住み替え後に持ち家の売却を予定しており、家族への贈与や相続を予定している人は2割にとどまることがあきらかとなった。
老後の住み替えは、安心・安全で充実したシニア生活への重要な第一歩です。
この記事では、生活の質を向上させ、ご自身の希望する生活環境を整えるための住まい選びの秘訣と重要なポイントを詳しく解説します。
定年を迎えて子どもが独立すると、生活が大きく変わるため、住宅への要望も変化します。
ここでは、アンケート結果からわかる、老後の住み替え先を選ぶ際に確認すべきポイントを詳しく解説します。
今回のアンケート調査結果では、合わせて3割の人が住み替えを検討する理由として、住宅の老朽化やバリアフリー未対応を挙げています。
これは、災害時の不安や、体力の衰えを実感しているためと考えられます。
人は年を重ねていくと体力は落ち、万が一の時に対応が難しくなってしまうこともあります。
体力が衰えても長く安心して住み続けられるように、住み替え先の建物が老朽化していないか、バリアフリー対策済みかをチェックしましょう。
住み替え先の選定基準の上位は、商業施設や医療機関への近さ(利便性)や交通の便となっています。
将来的に車や自転車の運転が難しくなる可能性を踏まえると、外せないポイントです。
特に医療機関は、持病の通院や万が一の際に近くにあると安心です。
また、子どもや孫の近くに住むことを希望する人もいます。
家族との距離が近いとお互いに助け合ったり、ふれあいの楽しい時間を共有できたりするでしょう。
心身の健康を保つために、大切な要素といえます。
住み替え先の選定基準の上位に、治安の良さも挙がっています。
高齢者は悪質商法や特殊詐欺、窃盗のターゲットとして狙われやすい傾向があります。
安心できる老後を過ごすために、治安の良さは必要かつ重要なチェック事項です。
警察庁や都道府県警察、警備会社のサイトなどで犯罪発生率などのデータが公表されているため、治安の良さを測る目安になるでしょう。
特に警察は、市区町村別・犯罪の種別のデータや交通事故の発生状況についても公表しています。
住み替える上での懸念事項として、3割の人が希望する物件が見つかるかどうか、2割の人が住み替え費用の捻出を挙げています。
どちらも老後の生活費との兼ね合いから出てくる懸念事項で、合わせると半数を超えています。
潤沢な資産があれば、費用が高い都心の主要駅に近い物件を選べますが、多くの人は限られた資産の中から住み替え先の住居費と住み替え費用を捻出しなければならず、頭を悩ませています。
また、現在持ち家に住んでいると回答した人のうち3分の2の人は、持ち家を売却予定であることから、多くの人は売却代金を住み替え先の住居費や住み替え費用、今後の生活費に充てたいと考えていると推察できます。
住み替え先として、住みやすい住宅の購入、賃貸物件への入居といった選択肢がありますが、更に10年後、20年後を考えて、高齢者向け施設も選択できます。
年齢を重ねると、今よりも住宅購入や賃貸物件への入居は、資金面でも、保証人の要否といった面でも、厳しくなります。
特に賃貸物件は、高齢者による孤独死で物件価値が下がる、認知症を発症した場合の火の不始末や徘徊といったリスクを恐れて入居を拒まれるケースもあります。
再度住み替えをしなくても済むように、食事や介護サービスの整った高齢者向け施設への入居も選択肢の1つです。
老後の住み替え先を探す際、多くの人が利便性や安全性、住み替えにかかる費用を重視しています。
住み替え時に持ち家を売却し、資金の余裕ができれば、住み替え先の選択肢も広がります。
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