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社長がやってはいけない投資【金融商品で損をしないための最適解とは?】-社長のための資産形成戦略Vol28

森 健太郎

この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

社長がやってはいけない投資【金融商品で損をしないための最適解とは?】-社長のための資産形成戦略Vol28

社長がやってはいけない投資

ここまで、「なぜ投資信託を選ぶべきか」ということを中心にお話ししてきました。

最後は別の角度から、「なぜ、他の投資商品はダメなのか」についてお話しします。

投資を広く捉えると、「何らかのリターンを期待してお金を投じる」ということになります。

ただ、貴重な資金を使うからには、できるだけリターンの確実性の高い投資先を選ぶべきです。

ましてや社長であれば、個人的な投資の失敗が会社に影響する可能性があるため、慎重であるに越したことはありません。

そこで、投資の世界でよく用いられる「ゼロサム」「マイナスサム」「プラスサム」の違いを理解しておきましょう。

ゼロサム

「ゼロサム」とは、一方が利益を得たなら、他方は同じだけの損をし、全体としてはプラスマイナスゼロとなることを言います。

これを投資に当てはめると、(売買スプレッドが比較的小さい)FXや暗号資産が該当します。

これらの投資については、大儲けした人がニュースなどで取り上げられることがありますが、その裏では大損をしている人もいます。

全体としてプラスマイナスゼロとはいえ、そこにはシビアな勝負の世界があるのです。

マイナスサム

「マイナスサム」は、投資家全体のリターンを合計しても、マイナスになるかたちです。

なぜこのようなことになるのかというと、投資家の出した資金の多くを運営者が差し引いているからです。

パチンコや競馬などの公営ギャンブルは、必ず「胴元(どうもと)」と呼ばれる運用者が存在し、多くのお金が吸い取られています。

たとえば、公営ギャンブルである競馬の場合、販売代金の25%がJRA(日本中央競馬会)の収入になっています。

この25%という割合は、競艇や競輪も同様です。

つまり、これらのギャンブルに資金を投じた場合、その時点で25%は損をする見込みが高くなっています。

このようなマイナスサムの方法は、娯楽目的であればいいのですが、投資の観点からは選ぶべきではありません。

プラスサム

最後に「プラスサム」です。

この場合、投資をした全員のリターンを足すとプラスになります。

たとえば、投資信託や株式投資はプラスサム投資に位置づけられます。

こうした投資方法の場合、「投資先の成長を投資家に還元する」というかたちになっています。

たとえば、アマゾンの株式は1997年に公開され、創業者のジェフ・ベゾス氏が退任した2021年までに株価は3800倍に成長しました。

ということは、1997年にアマゾンA株に投資をした株主は、全員が膨大な利益を上げたことになります。

ここに敗者はいません。

どうせお金を投じるのであれば、プラスサム投資に投じたほうが合理的であることをご理解いただけたでしょうか。

精神的にも、誰かを出し抜かなければ勝てないゼロサム投資や、ほぼ負けが確実なマイナスサム投資よりも、プラスサム投資のほうが続けやすいでしょう。

ただし、当然ながら投資信託や株式投資をした人が、必ず儲かるわけではありません。

これらの金融商品は、右肩上がりの成長をしたとしても、その途中段階では値下がりすることがあるからです。

高いときに投資をし、安くなって売却すれば、損をしてしまいます。

ですから、プラスサムゲームの投資をすることに加えて、その金融商品で損をしないための運用方法を考えることも大切なのです。

そのための最適な答えが「優れた投資信託に長期投資をする」ということになります。

▼社長のための資産形成戦略 シリーズ

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