会社設立実績件数 22年:2085件 23年:3006件 最新ご相談件数 2024年10月:429件 | 全国22拠点スタッフ1350名が対応
23年設立実績:3006件 | 前月ご相談 :429件
MENU
close
閉じる

会社設立2万5千社。手数料無料!

無料相談はこちら

9時~21時/土日祝対応

0120-755-878 メール LINE Line

無料相談はこちらから

0120-291-244

【受付】9:00-21:00(年中無休)

無料相談のお申込み

インデックスファンドとアクティブファンドの違い【どっちがおすすめ?】-社長のための資産形成戦略Vol25

森 健太郎

この記事の執筆者 税理士 森健太郎

ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。

PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック

インデックスファンドとアクティブファンドの違い【どっちがおすすめ?】-社長のための資産形成戦略Vol25

インデックスファンドとアクティブファンド

投資信託と一口に言っても、さまざまな商品があります。

そのすべてのタイプを説明することは控えますが、「パッシブ型」と「アクティブ型」の違いは最低限理解する必要があります(図表3-11)。

図表3-11 「2つの運用戦略」の長所と短所

インデックスファンドとは

パッシブ型の投資信託は、ベンチマークとする指数(インデックス)に連動することを目的とした投資信託です。

こうした投資信託は一般的に「インデックスファンド」と呼ばれるため、ここでは「インデックスファンド」と表記して説明していきます。

インデックスファンドを選ぶときは、どの指数をベンチマークにしているかに着目するのがポイントです。

たとえば、日本の株式であればTOPIX(東証株価指数)日経225(日経平均株価)が株価指数として挙げられ、これらに連動するインデックスファンドが販売されています。

もし、あなたが日経225に連動するインデックスファンドに投資したのであれば、日経225の数値が上昇すれば利益を得られ、逆に下落すれば損失を被るということです。

このほかにも、資産クラスや地域などによって、さまざまな指数があり、インデックスファンドのベンチマークになっています。

これらのベンチマークは、必ず複数の銘柄で構成されています。

そのため、インデックスファンドに投資をすることで、その指数に含まれる銘柄に分散投資をするのと同じ効果を得られます。

さきほどの日経225は、日本経済新聞社が東証プライム市場(旧東証一部)上場企業の中から選んだ225銘柄の平均株価です。

したがって、日経225のインデックスファンドに投資をすると、これら225銘柄に分散投資をしたのと同様の成果を得ることができます。

アクティブファンドとは

一方、アクティブファンドは「ベンチマーク以上のパフォーマンス」を目指す投資信託です。

これは、「インデックスファンド以上のパフォーマンスを目指している」と言い換えることができます。

インデックスファンドとアクティブファンドの最大の違いは、そこに「意思決定」があるかどうかです。

インデックスファンドはインデックスに連動させるだけですから、特別な判断は入りません。

しかし、アクディブファンドの場合、運用会社のファンドマネージャーが個々の裁量により資産を運用します。

その結果、彼らの意思決定次第で、パフォーマンスが上下します。

また、アクティブファンドのほうが手数料などのコストは高くなる点も違いとして挙げられます。

インデックスVSアクティブ

実は、世界の投資信託業界では長きにわたって、インデックスファンドとアクティブファンドのどちらが優れているかという「インデックスVSアクティブ」論争が続いてきました。

今も続いています。

近年優勢なのは、インデックスファンドです。

とくに低コストのETF(上場投資信託)が登場した2000年以降、その流れが顕著になっています。

インデックスファンドは価格競争が激しく、コストがより安くなり、テクノロジーの進化でインデックスファンドによる国際分散投資も気軽にできるようになりました。

そして、多くのアクティブ型ファンドは手数料が高いにもかかわらず、ベンチマークとなるインデックスの成績を下回っていたという過去の事実が、現在のインデックスファンドの隆盛につながっています。

しかし、すべてのアクティブファンドがインデックスに負けているわけではありません。

長年にわたってインデックスの成績を上回る優れたアクティブ運用会社も存在します。

少し違う角度から「インデックスVSアクティブ」論争を考えてみましょう。

本来の証券投資では、個別企業の業績分析や株価の水準に関する判断が必要不可欠です。

それはアクティブファンドの仕事でインデックスファンドはまったく関知しません。

仮にすべての投資家がコスト重視でインデックスファンドだけを買うとなると、インデックスを構成している企業の価値を誰も分析していないことになります。

そうなると、インデックスそのものの健全性が疑われるのではないでしょうか?

アクティブファンドがインデックスを構成している企業群を緻密(ちみつ)に分析しているからこそ、インデックスの健全性が担保されているのです。

もし、大半の投資家がインデックスファンドばかりを買う事態になれば、自分自身の大事な資産を預ける先として、インデックスファンドに投資するのは少し怖い気もしてきます。

ただ、どちらにせよ、インデックス派とアクティブ派の論争は終わりなき宗教戦争のようなものだとも感じます。

▼社長のための資産形成戦略 シリーズ

ページの先頭へ戻る