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設立日におすすめの六曜の縁起とは?
この記事の執筆者 税理士 森健太郎
ベンチャーサポート税理士法人 大阪オフィス代表税理士。
近畿税理士会 北支部所属(登録番号:121535)
1977年生まれ、奈良県奈良市出身。
起業・会社設立に役立つYouTubeチャンネルを運営。
PROFILE:https://vs-group.jp/tax/startup/profile_writing/#p-mori
YouTube:会社設立サポートチャンネル【税理士 森健太郎】
書籍:プロが教える! 失敗しない起業・会社設立のすべて (COSMIC MOOK) ムック
▼目次
会社の設立日は、創業者となる経営者にとっては特別な日であることが多いですから、少しでも縁起の良い日を選びたいものですよね。
日本では縁起の良い日を選びたい時には六曜の縁起という考え方が取られることが多いです(結婚式の日取りを決めるときなどにも六曜の縁起が使われるのが一般的です)。
ここではこれから会社設立の手続きを行う予定の事業者の方向けに、六曜の縁起のそれぞれの意味や由来について解説させていただきます。
六曜の縁起のそれぞれの意味
六曜とは、1年間のカレンダーを先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つの種類に分類したものをいいます。
例えば、毎月1日は1月や7月が先勝、4月や10月は仏滅といったように決まっています(市販のカレンダーにはそれぞれの日の六曜が記載されていることが多いです)。
六曜のそれぞれの意味については諸説ありますが、おおむね以下のような意味で用いられることが多いです。
先勝(せんしょう、せんがち、せんかち、さきがち、さきかち)
「先んずれば即ち勝つ」という意味で、この日に該当する場合には、何事も早く行動するのが良いとされています。
先勝の日を会社設立日にする場合には午前中までに法務局での手続きをすませるのが縁起が良いでしょう。
友引(ともびき)
この六曜に該当する日は「何事も引き分けになる」と考えられている他、「友人に悪いことが起こる日」といわれることもあります。
葬式などは友引の日は避けることが多く、火葬場なども定休日となっていることが多いようです。
先負(せんぶ、せんぷ、せんまけ、さきまけ、さきおい)
先負とは「先んずれば即ち負ける」の意味で、この日には焦って物事を進めると失敗しやすいといういわれがあります(午前中は凶、午後は吉といわれます)。
先勝とは逆で、先負の日は午後から行動するのが良いかもしれません。
仏滅(ぶつめつ)
一般的にはお釈迦さん(仏陀)が亡くなった日と考えられていますが、本来は「物事がいったん滅んで、新しい物事が始まる日(つまり物滅)」という意味でお釈迦さんが亡くなったこととは関係がありません。
お釈迦さんが亡くなったのは旧暦では2月15日で、この日は六曜では必ず仏滅にあたることからこのような解釈がされるようになったようです。
また、仏滅は一般的には縁起が悪いと考えられがちですが、上でも書いたように本来は「物事がいったん滅んで、新しい物事が始まる日」という意味ですから、決して悪い日ではありません。
本来の意味を考えれば、むしろ会社設立のような新しい節目の日に仏滅を選ぶのは望ましいと言えるかもしれませんね。
大安(たいあん、だいあん)
大安とは「大いに安し」という意味で、六曜の中ではもっとも縁起の良い日とされています。
結婚式などの冠婚葬祭、自動車の納車から会社設立、内閣の組閣までこの日を選ぶケースが多いようです。
ただし、大安の意味を「何もせずにゆっくりと休むべき日」という解釈をすることもあります。
赤口(しゃっこう、しゃっく、じゃっく、じゃっこう、せきぐち、あかくち)
赤口とは「赤舌神」という名前の神様に由来する言葉で、とにかく何事を行うのにも縁起が良くない日と言われます。
何か行っても良いのは午前11時から午後1時までの「午の刻(うまのこく)」と呼ばれる時間帯だけで、それ以外の時間帯は節目となるような行いは避けるのが良いとされるようです。
会社設立についても赤口の日は避けられることが多いです。
まとめ
今回は会社の設立日を選ぶ際に考慮されることが多い六曜の縁起について紹介させていただきました。
近年では六曜の縁起そのものがあまり気にされなくなってきてはいますが、ゲンを担ぎたいという方は本文で解説させていただいた縁起の良い日やそれぞれの時間帯を会社設立の日に選んでみると良いでしょう。
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