巴山 奈美 HAYAMA NAMI

今日は、巴山さんに「社労士の仕事」について語ってもらいたいと思います。よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

社労士の仕事というと、書類の作成代行とか役所への提出が一番に思い浮かぶのですが?

そういった総務的な仕事もあるにはあって、実際に書類をミスなく提出することはすごく大事な社労士の仕事です。
でも、社労士の本質的な仕事ではないと私は思っています。

なるほど。では、社労士の本質的な仕事ってどういうものですか?

ベンチャーサポートでは、入社してけっこう早い段階でお客様と対面するんですよ。お客様というのは会社の経営者の方々なんですけど。

はい、そうですね!

その時に求められるのが、実は知識や実務ではなく「サービス業としての視点」なんですよね。
専門的な労働法の知識とか、書類をいつどこに提出するか? ということでは無いんです。

それは意外ですね! 経営者って専門知識が無いから、社労士に頼るものだと思っていました。

たとえば、私の失敗談なんですけど、入社当初はこの「サービス業として視点」の意味がよくわからなかったんです。
私は前職で社労士事務所の経験があったので、知識や対応には不安はありませんでした。
ベンチャーサポートに来て初めて担当をもった時に、先輩が見ている前で、前職でやっていた通りの面談をしたんですよ。

前職で経験していますから、特に緊張もしなかったんですね。

はい、ただお客様の反応が前職の時とは何か違ったんですね。しっくり来ない感じの鈍い反応しかなかったんです。
途中、先輩がフォローしてくれたんですが、面談後に先輩からアドバイスをもらったんです。
社長が聞いているのは法律的な正しいか間違いかじゃなくて、うちの会社はどうすれば良い? ってことだよと。

なるほど。サービス業としての視点とは、そういうことなんですね。

はい。専門的知識や経験はベースとしてはとても重要なものなんですが、じゃあ経営者が聞きたいのは何かというと、自分の会社はどうすれば良くなる? という提案なんですよね。弊社の顧客層のように、起業後すぐの経営者にとっては特にそれを強く求めておられます。

それを同席した先輩が教えてくれたわけですね。

知識と経験は必要最低限で、そこから先はお客様とのコミュニケーションが大切になってくるんです。それが社労士の本質的な仕事なんだということに、ベンチャーサポートに入社してから気づきました。

それから、自分の中でお客様への対応が変わったりしましたか?

お客様の知識レベルも様々なので、「このしゃべり方で伝わるかな?」って一人ひとり話し方を変えたりしています。
「労基法ではこうなってるんですけど、今はまずはここから順番に変えていきましょう」のように、正しい事を伝えるだけでなく、正しくするための一歩目の行動を伝えるようにしてますね。

それは社労士さんに限らず、どの職業にも当てはまる大事なことかもしれませんね。

経営者の感情を察知しながら話すとか、従業員目線の感情も伝えてあげるとか、こういう細かいコミュニケーションをできるようになれば、お客様からの信頼を一気に得られるようになると感じています。

ベンチャーサポート流の仕事術ですね(笑)

はい。サービスの基本となる知識と経験をしっかり身につけながら、社労士の本質である経営者とのコミュニケーションを鍛えられる事務所だと思います。

なるほど、分かりやすいお話でした。最後に一言、求職者の方にむけてお願いします。

社内で作業を淡々と進めたい方や専門書とにらめっこして難しい案件を処理したいという人にベンチャーサポートは合わないかもしれないですが、社労士の専門領域に縛られずにお客様の経営をサポートしたいという人には最適な環境です!
興味があれば、ぜひ説明会にお越しください!

ありがとうございました!

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