最近の起業家によく見られる4つのタイプ
「いつか起業したい!」と考えている人も多いことでしょう。
塩野誠氏によれば、最近の起業家を見ると、大きく4つのタイプに分類できるそうです。
その4つのタイプを見て行くことで、自分がどのタイプか、考えてみましょう。
1.フリーランス的起業家タイプ
学生時代からゲーム感覚でプログラミングを始める若者が増えています。
アプリ開発ができるようになると、それなりに食べて行くことが可能になるため、そのまま何となく起業するといったケースが増えています。
実際に中学生でもプログラムを作成して、お小遣い稼ぎをしている子供もいるほどです。
このタイプの起業家は手に職があるため、フリーランス的に受託開発で食べて行くことができます。
趣味を生かしつつも、収入につながり、さらにはアプリ開発で一攫千金も夢ではない世界です。
まさに21世紀型の新しい起業家と言えるでしょう。
2.根っからのビジネス好きな起業家タイプ
小さな飲食店からエネルギー事業まで幅広くビジネス展開してしまう、根っからのビジネス好きがこのタイプです。
常にビジネスになる種を探しており、思いつけば分野問わずチャレンジする人が多いのが特徴です。
また、社会的な強者に対する反感を事業推進の動機にしていることが多いようです。
フリーランス的起業家タイプとは異なり、地道に受託開発を行うことより、
スピーディーに事業を拡大させて行くことに注力する傾向が見られます。
あなたの周りにも思い当たる人がいるのではないでしょうか?
3.社会貢献の意識が強い起業家タイプ
最近の起業家の特徴として、社会貢献の意識が強く、
何らかの社会的な課題を解決すべく事業を起こすという起業家が増えています。
ソーシャルビジネス、社会起業家というのがこの分類に入ります。
使命感や正義感の強い人が多いのが特徴です。
このタイプでは、実現させたい理想と事業の両立を図るための手腕が問われます。
理想に偏りすぎて利益をあまり重視していないケースが強いのもこのタイプの特徴と言えます。
4.投資家思考の起業家タイプ
投資家としてこれから拡大するであろうマーケットを見極め、自らプレーヤーとなってビジネスをしてしまうのがこのタイプです。
ミクロ、マクロ両方の視点で的確に市場を分析するインテリ型の人に多いタイプですが、
日本には圧倒的にこのタイプは少ないのが現状です。あるいは、目につかない、ともいえます。
市場が飽和する前にさっさと裁定取引をしてしまうため、人知れず大儲けしているパターンが多いようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分や自分の周囲の起業家を当てはめてみてください。
このなかのどれにも当てはまらない、という人もいるかもしれませんね。
いずれにせよ、どんなタイプの起業家なのかを見極めるには、まず、自分にどういった素質があるかを再認識することが必要です。
自分の素質を改めて見つめ直すことで、新たな事業の方向性も見えてくるでしょう。
そこから起業家ビジョンを描いてみてはどうでしょうか?
明確なビジョンが見えてくることで、あなたの進むべき道が明らかになってくることでしょう。