賢く使って節約!レンタルオフィスのメリット&デメリット
会社オフィスの賃貸料は、毎月業務量に関係なく固定的に発生する費用なので、できるだけ安くしておく必要があります。
そのニーズに応えられるのがレンタルオフィスです。
一般的な賃貸オフィスよりも、ビジネスの内容や規模によっては、遥かにイニシャルコストやランニングコストを抑えて利用できます。
ただし、デメリットもいくつかあります。
レンタルオフィスのメリット&デメリットをしっかり理解して、起業成功に活用しましょう。
起業時のオフィスをどうするか?
自宅をオフィスとして使うか、賃貸するか?
自宅オフィスは、コストを低く抑えられる代わりに、プライベートな住所をウェブサイト等に載せなければいけないことに加え、
ビジネスとプライベートの切り替えが難しいなどのデメリットがあります。
しかし、一方、賃貸オフィスは、契約時に敷金・礼金や内装工事、ビジネス家具・ビジネス機器など初期投資が非常に大きくなり、
貴重な資金が経費として出て行きます。
また、起業時、あるいは起業後も机が1つ、2つあれば良いという場合は、
それに適した小さなオフィスを探すことはたいへん困難です。
レンタルオフィスとは
そのようなケースで活用できるのが、レンタルオフィスです。
一般的なレンタルオフィスでは、大企業のように受付があり、そこに受付嬢もいて接客してくれます。
しかし、オフィススペースは小さく分割されています。
賃貸オフィスのように多額のイニシャルコストも不要で、事務機器は共用で利用できるので、購入する必要もありません。
来客がある場合は、会議室・応接室も時間単位で借りることができます。
レンタルオフィスのメリット:利用される理由
1.立地が良いのに低価格
レンタルオフィスのほとんどは地下鉄やJR線の駅近く、街の中心部にあり、アクセスしやすいのに低価格です。
受付やOA機器などを共用スペースに置くことによって実現された、通常の賃貸オフィスではできない価格設定がなされています。
2. オフィス家具完備!最短準備期間
レンタルオフィスには、あらかじめ必要な家具や備品がそろっているため、工事なども必要ありません。
コストを低く抑えられるうえに準備期間も短縮できます。
3. 選べるサイズ、らくらく引っ越し
1人用オフィスから大人数に対応できるものまで、オフィススペースも多種類用意されています。
会社の成長とともに、スペースが合えば、同じフロアー内の引越しで済むこともあります。
4. 豊富なオプション機能
電話の転送やコピー機の使用、郵便や宅配便の手配などの秘書業務、会議室や応接室の利用など、必要に応じて追加できるオプションメニューが豊富に揃っています。
レンタルオフィスによっては、語学に堪能な人材による対応も可能です。
5. コミュニケーション
共用のカフェやOA機器スペースが有り、起業家同士の情報交換の場となっています。
定期的に開かれる交流会は、テナント同士のコミュニケーションがおこなわれることもあり、
刺激や異業種交流で、新たなビジネスチャンスに発展するようなネットワーク形成ができる可能性も秘めています。
デメリットを押さえて賢く利用!
1.プライバシー
レンタルオフィスには、隣の人とのスペースが、安価なパーテイションで仕切られただけの所もあります。
話し声が丸聞こえになってしまうため集中しにくかったり、情報管理が難しかったりします。
2.改装できない
レンタルオフィスはあくまで、レンタルです。
自分の好きなように改装することや、家具を入れ替えることもできません。
また、スペースも限られているため、広い在庫スペースが必要なビジネスには向いていません。
3.付加サービスで費用増大
何も考えず、次々と別料金のオプションサービスを追加していくと料金が必要以上に高額になることがあります。
それぞれのレンタルオフィスで様々なプランやパッケージが用意されています。
本当に必要サービスを見極める必要があります。
はじめの「大きな」一歩
レンタルオフィスを検討する際には、メリット・デメリットをよく検討しましょう。
そのデメリットが大きな問題とならないなら、イニシャルコスト、ランニングコストを抑えられる点で、レンタルオフィスは有効です。
さらに、ビジネス一等地の住所や大きなオフィスビルに入居しているという点は、
対外的な信用度を大きくアップさせることができ、ビジネスの発展に貢献します。
参考
Regusレンタルオフィス
http://www.regus-office.jp/howto/