事例1 遺産分割で前妻の子に自宅売却を迫られた
- 依頼者
- 故人の妻と子
- トラブル相手
- 故人の前妻の子
- 係争額
- 4700万円
- 顛末
相続人は故人の妻、子、前妻の子の3人。故人は遺言書を残しておらず、依頼者と故人の前妻の子は数十年間交流がなかった。
相続財産は不動産約3700万円と預貯金約1000万円。自宅に住み続けたいという希望だったので、適切に金額算定して代償分割を成立させて自宅を守った。
事例2 面識のない養子と分割協議
- 依頼者
- 故人の実子
- トラブル相手
- 故人の養子2人
- 係争額
- 100万円未満
- 顛末
相続人は故人の実子1人と養子2人の3人。故人は遺言書を残しておらず、依頼者と故人の養子2人とは直接の面識がなかった。
相続財産は田舎の不動産と預貯金で100万円未満。養子2人を説得して、現預金10万円を支払って残りの不動産と預貯金は実子が相続することとなった。
事例3 一方的に不利な分割協議書にさせられた
- 依頼者
- 故人の子
- トラブル相手
- 実兄
- 係争額
- 約1000万円
- 顛末
相続人は故人の子2人のみ。故人は遺言書を残していなかった。相続財産は預貯金約2000万円。
兄が作成した遺産分割協議書に署名押印したものの、自分の意思ではなかったという妹から依頼を受けて分割協議をやり直し、法定相続分の現預金1000万円を相続した。
事例4 高齢の母に遺言書を書いて欲しい息子
- 依頼者
- 高齢の母を持つ息子
- トラブル相手
- 亡父の連れ子
- 財産額
- 約5億円
- 顛末
90歳になる母の推定相続人は息子1人だったが、亡くなった父の連れ子(法定相続分なし)を養子縁組するのではないかと息子は不安に思っていた。
母は遺言書を書く意思はあったがきっかけが無かったため、直接出向いて手順を説明したうえで、息子1人に全ての財産を相続する旨を公正証書遺言に残した。
事例5 自分と仲が悪い長女に財産を残したくない
- 依頼者
- 資産家本人
- トラブル相手
- 長女
- 係争額
- 約4億円
- 顛末
依頼者の推定相続人は長女と次女の2人。相続財産は預貯金、不動産、非上場株式など約4億円。
仲の悪い長女に財産を残したくないので、長女の遺留分を侵害しない範囲で次女ができるだけ多くの財産を相続できるように公正証書遺言を作成した。
事例6 相手弁護士からの相続財産ゼロの訴えに対抗
- 依頼者
- 故人の孫
- トラブル相手
- 故人の子
- 係争額
- 約400万円
- 顛末
相続人は故人の子2人と依頼者の3人。故人は遺言書を残していなかった。相続財産は預貯金1000万円超。
母親は既に亡くなっていたため依頼者は代襲相続人に該当。母親の兄弟2人が立てた弁護士から「依頼者には特別受益があるため相続財産0円である」と主張されたが特別受益がなかったことを証明し、ほぼ満額の調停成立を勝ち取った。