【インタビューの回答者】 ベンチャーサポートグループ 代表:中村真一郎
── (社内の求人HP制作担当スタッフ)
このページは求職者の人が絶対気にしてると思うので、インタビューよろしくお願いします!
いや、そんなに気にしてるかな?
── このページを見て、ベンチャーサポート良いなと思ってくれる人がいるはずです!共感してくれる人を集めましょう!!
わかったので、早速始めましょうか!
── はい!じゃあスタッフから聞いて欲しいこと集めてきたので早速いきますね。
── なぜ税理士を目指そうと思ったんですか?
もともと小学生の頃から経営者になりたいと思ってて、独立開業しやすい資格ビジネスに興味を持ちました。
中でも、継続的ビジネスの強みがあってライバルに高齢者が多い税理士なら、ITの時代に若い自分が割り込んでいけるチャンスが十分あると思ったんで税理士を目指しました。
── 税理士をやる前は何の仕事とかバイトをしていましたか?
10種類以上のバイトを高校の時からやってました。最初は地元が海のすぐそばだったので魚屋さん。
朝4時に漁港に行って魚を仕入れる手伝いをして、8時まで働いた後に高校に行ってました。金に困ったことはなかったけど、働くのが楽しかったです。あとはパチンコ、飲食店、引っ越し、警備員、夜のカラオケラウンジとかをやった記憶がありますね。
── なぜ独立しようと思ったんですか?
この業界に入って3社経験したんだけど、なぜこんな制度なのか?ということばかり感じてました。
理にかなってないことが多すぎて、不満を溜め込んでました。当たり前が通用する会社を作るには自分でやるしかないし、そうできると思ったので独立して自分で事務所を始めました。
── ベンチャーサポートという社名にもありますが、なぜ起業家支援をしようと思ったのですか?
起業家という、個性を持った人と毎日会って話すのが楽しくて好きだから。
他にもこんな商売あるのかとか、こんなに儲かるのかという気付きもあるし、何より起業家が持ってるプラスのエネルギーに触れて自分も一緒に成長していくのが楽しいだろうなと思って、起業支援に特化しました。
── 金銭欲とか欲しいものはありますか?
独立当初は稼ぎたいと思って頑張ってた時期も結構ありました。でも、車とか時計とかは元々興味ないです。今は特に欲しいと思うものはないです。
── これ以上稼いでどうするんですか?
税理士法人から派生するビジネスに、また投資すると思います。
── 少数精鋭の事務所を目指す経営者税理士もいる中、なぜ規模拡大を目指してるんですか?
人を増やすことで知恵が集まって、情報が集まって、できることが増える。規模が質を生むと考えているからです。
── 税理士業界ってどういう業界ですか?
色々特徴はありますけど、地域密着型のビジネスで巨大企業が独占しづらいロングテールな業界と捉えています。
── 税理士の仕事がAIに取って代わられると言われることが多いですが、どう思いますか?
人は人との関わりの中でビジネスをします。歴史を勉強したらその答えにたどり着きます。
何千年も変わらなかったことはこれからも変わらない。要らなくなる仕事は出てくるけど、経営者をサポートする仕事がなくなることはないと僕は考えてます。
── 税理士の仕事の魅力ってなんですか?
この世には、ほとんどの人が知らないような商売が無限にあること。そんな商売をしている個性的な経営者がたくさんいて、その人たちと仲間になって深く話せるところが魅力です。
── なぜ税理士だけじゃなく、社労士・行政書士・司法書士・弁護士へと展開しようと思ったんですか?
いくら提携しても、ベンチャーサポートのレベルで顧客対応ができる士業が見つからなかったから、自分でやるしかないと思いました。
── グループのスタッフが1000人を超えた今、今後のベンチャーサポートグループについて何を考えていますか?
強い組織を作ることしか考えていません。人数とか売上規模はニの次でいいと思ってます。
お客様にとっていかに有益な存在であれるか。士業間の連携がどこよりもスムーズで、どのスタッフが対応しても高いレベルの顧客対応ができるという組織作りを目指しています。
── 今ほとんど取り扱っていない上場支援、MA、国際租税などの業務を将来扱う予定はありますか?
やらないだろうと言っていた相続業務もやりましたので、いつかはそういう業務もやるかもしれません(笑)
── 「資格不問・未経験歓迎」という応募条件は税理士法人では珍しいと思うんですが、なぜそうしているんですか?
税務能力は入社してから身につけられるスキルですし、それができる教育システムがうちには整っていると思うからです。
── では逆に、入社時にはどこで採否を決めているんでしょうか?
ざっくりだけど、経営者をサポートできる個性を持っている人に入社して欲しいと思ってます。個性は育てられないからね。
── 入社するスタッフについて、大学卒・専門学校卒・高卒などの学歴についてどう考えていますか?
学歴は気にしたことありません。記憶力のいい人・勉強する才能のある人が学歴の高い人と思っていて、自分は頭のキレを重視します。話せば頭の回転の良さというのはすぐわかります。学歴より頭のキレのある人に来て欲しいですね。
── 異業種から業界未経験で転職してくる人も多いですが、どう思いますか?
新卒ばかりで自分たちの色に染め上げるのは好きではないです。多様な経験、多様な個性、多様な意見をごちゃ混ぜにしたような組織がいいので、異業種からの転職は大歓迎です。
── スタッフの試験勉強両立について、どう思いますか?
応援したいと思っていますし、そのため8月上旬の連続有給消化も推奨しています。
でも、本音を言うなら、世の中で評価されるのは実務力だとわかっておいて欲しい。それがないまま年齢だけ重ねるのは、もっともまずい戦略だと思います。だからウチは、科目合格ゼロの人も中心メンバーの中にたくさんいます。
── スタッフの税理士資格の有無について、どう考えていますか?
支店代表になるには資格が必要だけど、それ以外ではまったく気にしてません。仕事の能力だけを見ます。
支店代表にしても、実質的な運営の中心は、資格のあるその人より資格のない別の人が担ってたりすることもあります。
── では、5科目合格と院免除についてはどう思いますか?
どちらかというのは、まったく気にしていないですね。5科目合格した人は努力できる才能があることを示しているのですごいなと思いますよ。院免除の人は、要領がいいなと思います。
── スタッフが1000人もいると、初任給とか昇給については各オフィスの代表に委ねているのですか?
初任給は、大きな方針は決めてるけど細かいところは任せてます。昇給は、今も自分が全員見ています。活躍した奴をハッキリと上げてあげたいと思っているので、その判断は自分しかできません。
── どういうスタッフに高いお給料を払おうと思いますか?
仕事のできるできないはもちろん判断基準だけど、それよりも周りの人への影響力を持ってる人を高く評価しています。僕だけの評価ではなくて、周りからの評価が高い人にたくさん給料を払いたい。
あと、組織で結果を出せる人、個人として抜けた能力を持っている人、どちらも高く評価したいです。
── オフィスの代表や運営メンバーには、どんなことを求めていますか?
1.人を育てること
2.利益を出すこと
3.ユーモアセンスを持つこと
── 男性だから、女性だからということで役職や仕事を変えたりしてますか?
まったく変えない。男女問わず、仕事の能力だけで判断します。上の役職にいけばいくほど、男女関係なく成果を求めますね。
── スタッフ全員に、どうなって欲しいとか希望はありますか?
とにかく自分の力で生きていけるようになって欲しいと思っています。
ビジネスマンとして稼ぐ能力を、ベンチャーサポートに入社した全員に身につけて欲しい。
── 税理士業界で活躍できる人物になるには何が必要ですか?
実務力とビジネスセンスを持ち合わせていれば、資格や経験が多少足りなくても十分活躍できると思います。
── 普段どこのオフィスにいるのですか?
基本的には本社の渋谷です。東京6拠点のどこかにいることが多いです。
── 最近は、毎日どんな仕事をしていますか?
社長というよりも、各オフィスや各士業法人の調整係って感じで時間を使っています。あとは、会えないのでほとんどLINEを使いますが、各オフィスのリーダーに自分の考えを伝えて「経営者」を育てていっています。
── 経営者を育てるというのは、新たなオフィスを出店することと関連しますか?
はい。新しく拠点を増やす理由の1つに、新しいリーダーに出てきて欲しいという気持ちがあるので。だからこれからも拠点は増えると思う。
── 経営してて、しんどいこと辛いことはありますか?
まったくないです。
── ベンチャーサポートの理念とかクレドを聞いたことないのですが?
朝礼で繰り返しみんなで唱和するとか、ちょっと気持ち悪いと思ってしまいます。理念は文章にしなくても、文化として根付くものだと思ってるから、これからも作らないと思います。
── ベンチャーサポートの30年後はどうなっていますか?
自分の知らない人が代表で存在し続けていると思います。
── 後継者とかは考えているのですか?
今いるメンバーの誰かがやっていればいいですね。
── 集まった質問は以上です!ロングインタビューありがとうございました!!
お疲れ様でした!