はい。大学の法学部を出てＭＳ証券に3年勤めた後、親の税理士事務所で2年、その後ベンチャーサポートに入社しました。

新卒の時に金融機関を志望したのは「社会的責任投資」について大学で勉強して興味をもち、投資の世界に入りたいと思ったからです。

僕は中央大学の経済学部を出て、Ｍ銀行に1年勤めて、その後ベンチャーサポートに来ました。

家庭事情などもあったんで、とにかく安定していて潰れなさそうな就職先を希望した結果、銀行に就職できました。

はい。大学卒業後、新卒で東中と同じＭ銀行に丸4年勤めた後、ベンチャーサポートに入社しました。

個人のお客様に寄り添って、親身な提案をするような仕事に憧れがあって、銀行に行けば個人の金融資産やライフステージに沿ったお金のアドバイスができると考えました。

僕は大学の文学部を出てＵ銀行で1年半働き、その後すぐにベンチャーサポートに来ました。
今もそうなんですが、もともと父親が工務店経営をしていて、中小企業を助ける仕事に就きたいと思ってました。

経産省や中小企業庁を目指して公務員試験を受けましたが、落ちたので第二希望だった銀行に行きました。
銀行では面接の時からずっと、中小企業を担当できる職種を希望していましたね。

僕は銀行だったんですが、個人の資産運用商品を販売する営業の仕事がメインでした。

自分の知らない金融商品を勉強するのが面白かったです。学校の勉強とかと違って、ちゃんと学べば自分のお金も増やせる知識なので興味がわきました。

私は、リテールと言って個人のお客様担当をしていました。

お客様のパーソナルな情報、たとえば家族構成や生い立ち、今後どういうライフプランを立てているか？　などをじっくり聞いて、意図をくみ取った提案をするのが好きでした。

僕はそんなに面白いと感じなかったので早く辞めたのもあるんですが(笑)

中小企業の決算書を見て、ビジネスプランを聞いて、融資の実行を決めるのは面白かったです。
商品を薦める営業は好きじゃなかったですね。

年次が上がるにつれて収益目標も上がってきて、数字のためにどんどん営業をかけないといけなくなるんですよね。

少し弱ってるタイミングだったのかもしれないですが、あと1年2年頑張れたとしても一生続けられるのかな？　と考えた時に、別の仕事のほうがいいかもと思いました。

銀行の人事査定って、手数料や融資額などの数字しか評価基準がないので、マイナスポイントを出さないことが重要なんです。

新しいことをしてマイナスになるくらいなら何もしないのが正解って、若い人間ほど耐えられないですよね。内向きの組織だなーと思ったのが理由のひとつです。

私は、お客様に寄り添った提案が楽しいと感じる反面、手数料の良い商品を売らないといけないという営業ノルマとのギャップに、自分の中ですごくモヤモヤするものがありました。

その商品も、実際の相場がどう動いてお客様の利益になるかどうかは、自力でなんともならないですし。

僕は銀行に入って、無駄な手続きが多くてスピード感がないと感じました。もっと直接的に中小企業を助ける仕事がしたいなと。

融資を実行予定の経営者に、融資したお金でこういうビジネスしてはどうでしょう？　と提案したことがあったんですが「税理士に相談します」と返されたんです。
こちらは経営者の味方だと思って提案したのですが、経営者から見れば税理士しか味方と思ってないのかな、と感じましたね。

お客さんや自社のためになると思ったことは、どんどん自分からチャレンジして行動できるような会社がいいと思いました。

それでいて食いっぱぐれない職業は、士業事務所じゃないかな？　と思ったんです。

私は、自分が納得して薦められる商品を売ったり、専門知識を使った提案をして、お金がもらえる仕事に就きたかったんです。

それなら、ノルマに追われて商品を売りつけるモヤモヤは抱えなくて済みそうだなと。

僕は独立志向もあって、退職後すぐに行政書士の資格を取ったんですよね。中小企業を助けるには士業の仕事が一番だと思って。

そして士業事務所を探して、ベンチャーサポートに行き着きました。グループ内に行政書士法人もあったので。

やっぱり、親子で仕事していると感情が入ってしまって、喧嘩っぽくなってしまうんですよね。
でも、それは僕の甘えだと思いますし、普通の会社で働かないと自分が成長しないだろうなと思って辞めました。

父とはしっかり話してお互い納得して、辞めることを選択しました。

税理士事務所、でネット検索をしたらすぐベンチャーサポートにたどりつきました。

業界のことを何も知らない状態だったので、まずは説明会だけ聞きに行こうと軽いノリで応募したら、いつの間にか入社してましたね(笑)

いえ、めっちゃ不安だったので、面接の時に「潰れないですか？」って聞いちゃいました(笑)

そしたら「銀行より潰れん」って真顔で言われたので、まぁそれ信じようかなと思いました(笑)

東中に誘われて行った、会社説明会の雰囲気で決めました！

前職では、同期どうしは仲が良かったんですけど、上司と部下の関係が良いとは言えず。40代以上の管理職と若手では会話しづらいような雰囲気でした。

でもベンチャーサポートの懇親会に参加しているスタッフたちは、年齢差がある人同士もめちゃくちゃ楽しそうに話してたんですよ。本当に関係性が良くないと出せない雰囲気を感じましたね。

社名そのままなんですが、ベンチャー企業を起業の時点からサポートできると思って。
自分がずっとやりたかった仕事だと感じて応募しました。

お客さんとの関係性が一番違いますね。

前職のお客さんは、最終的には自分が営業をかけやすいようにと、ちょっと打算的な付き合いをしていました。
でも今は、向いてる方向が同じと言うか、お客さんのビジネスが上手くいくことで、僕らのビジネスも潤うので利害関係が一致していると思ってます。

それすごく思います！

自社の商品を売り込むんじゃなくて、まずお客さんに何ができるかを考える。お客さんの為を思って経営のサポートをすることが、そのまま仕事ですからね。

そうですね。お客様との距離感は、今の仕事のほうが断然近いです。金融機関はお客様との関わり方にもかなり細かなルールがあるので。

あと社内で言えば雰囲気ですね。若いスタッフが多いので上司部下という関係性があまりなくて、風通しの良さを存分に感じています。

税理士事務所もビジネスなので、新規のお客さんをどんどん獲得していくために数字を意識する、という点は証券会社と共通のものがあります。

ただ、こちらから営業する訳ではなくて、インターネットから問合せしてくれたお客さんと会って契約を結んでもらうということですけどね。
他の税理士よりも良いサービスをしますよというプレゼンをして、選んでもらうことを大事にしています。サービスに自信はありますから！

僕は、お客さんとの関係性の築き方が共通してると思います。

仲良くならないと信用してもらえないし、信用してもらえないとサービスの対価をもらえません。
ただ相手に尽くすだけではなく、プロとして信用してもらえる関係を築くという点で似ているなと思います。

お客様への対応の仕方だと思います。

前職の課長に「100の顔を持て」と言われたことがあるんです。意味は、お客様のタイプにあわせて、表情の作り方、話すスピード、言葉の選び方を変えろということでした。
どうコミュニケーションを取って、いかに信頼されるか。これは税理士事務所の仕事でもまったく同じだと感じています。

まったく同感ですね。
お客さんとの立ち位置や関係性はすごく違うけど、
信用を積み上げるための対応の仕方や関係性の築き方は似てるという同じ考えです。

あと形式的に言えば、経営者やそこそこの資産家など、客層はほぼ同じですし、数字を見て経営の話をするというのはとても似ていますね。

証券会社のときは、資産家の副業っぽいというか、余ったお金を運用してプラスになればいいという感じでしたが、
税理士業は、その方の本業に携われるので、それが面白いんですよね。

お客さんが、自分や家族の生活すべてをかけて事業をやるわけですから、すごくリアルで責任感のある仕事だと思ってます。

お客さんが別のお客さんを紹介してくれた時が、この仕事の醍醐味だと思います。

今までの自分のサービス・対応が評価してもらえた！　お客さんに信用してもらえた！　と確信できる瞬間ですね。

ベンチャーサポート自体が、顧客数もスタッフ数も大きく成長していることが面白いです。

どんどん後輩が入ってくるし、教育や管理など色んな役割が社内で必要とされます。
お客様対応以外にも、こんな面白い仕事があるんだなと、入社して気づきました！

分かりやすく、お客さんに感謝される機会が増えました。

それも相場が上がったとかじゃなくて、自分がしてあげたことに対して、感謝の反応があるのが、求めていた仕事っていう気がしています。

証券会社の同期だった友人と今も飲んだりするのですが、30歳を過ぎて転職への抵抗感も大きくなってます。
ただ、今だから言えることですが、税理士業界への転職に、金融機関出身者はかなりのアドバンテージがあります。

客層が同じ、お金を扱う、決算書を読むなど共通点がたくさんあるので、もし今の会社から転職しようと思うなら、
同じ金融機関だけに限定せずに、転職の選択肢に入れてみてもいい業界だと思います。

僕は銀行を早く辞めて良かったと思っています。

ベンチャーサポートの同期と飲みに行くと、会社のグチなんて一切出ず、前向きな仕事の話になることが多いんです。
これって珍しいよなと思って、なぜか考えてみたんですが、
たぶん、自分で考えた意見が通ることが多いから、会社を自分が変えようと真剣に考えてるんでしょうね。

大きい会社だと、会社を変えることができないから、自分がどう変わるかしか選択肢がありません。
そこを若いうちによく考えてくれたら嬉しいですね。

本当に、お客様のために役立つ仕事がしたいなら、より近い位置でサポートできるのは税理士だと思います。

顧客提案と営業ノルマに疑問やモヤモヤを抱えているなら、私は税理士業界をオススメします。

メガバンクからの転職者は、また別の金融機関を探すことが多いと思います。

でも銀行ってけっこう特殊な業界だと思うので、せめて転職活動の選択肢は広げてみたほうが良いと思います。

なかでも税理士業界は近いし、経験を活かしやすいので、異業種への転職と尻込みする必要は一切ありませんよ！