本日は「イズム」について第八回目の投稿となります。

スタッフの行動指針「イズム」とは? #1

イズムは”税理士はサービス業”から始まります。自己成長を加速させるための行動指針6項目についてみていきます。
今回は「仕事は奪い取れ」についてです。

【ベンチャーサポートイズム】
1. 税理士はサービス業
2. スピードこそクオリティ
3. 接触頻度を上げろ
4. コミュニケーション能力を高めろ
5. 出る杭になれ
6. 仕事は奪い取れ
7. 仕事は最後まで貫徹しろ
8. 切磋琢磨しろ
9. 変化を楽しめ
10. 今、自分は貢献しているか?
イズム まとめ

税理士の仕事の「最後」とは何でしょうか?
「決算書を作成し、押印を貰い、税務署に提出をすること?」
いえ、それではまだ仕事の最後ではないと思います。

仕事の最後は、お客様からきっちり入金をしてもらうこと。

私たちはプロとして、ビジネスとして税理士をしているのですから、当然のことです。
しかし、この当たり前のことが苦手なスタッフが多いです。
入金が遅れている社長に、入金を促す連絡をすることを嫌います。

「単純にお金の督促が嫌だ。」
「社長の懐事情を知っているだけ言いにくい。」
「自分の仕事にまだ自信がなく、言いにくい。」

こういう声が出てきます。
しかし、これでは事務所経営が成り立ちません。
未回収があっても、出す給料は変わらないのですから。
この「入金までできて仕事は完了する」という考え方は、ビジネスの原理原則ですから、イズムに明文化をした上で、スタッフに最後の入金まで追わせます。

「ミッションでは飯は食えない。」

俗な話に聞こえますが、ビジネスで最も大事なことだと思います。

付加価値のあるサービスを提供し、通帳に入金させるまでが仕事である。
その代わり、顧客満足度の高いサービス提供を徹底的にこだわる。
顧客満足度が高ければ、快く顧問料等は支払ってくれる。
資金繰りが厳しかったとしても、サービスに価値を感じてもらえていれば、削減する経費の中で最後まで残される。

こういったことを伝え、教育しています。
スタッフにお金の面から目を背けさせないことは、税理士事務所の経営面だけでなく、そのスタッフのサービス力を高めることにもつながるのです。