本日は「イズム」について第六回目の投稿となります。
イズムは”税理士はサービス業”から始まります。前回までは主に顧問先向けのサービスの行動指針である4項目をお伝えしました。
今回は自己成長を加速させるための行動指針6項目についてみていきます。
【ベンチャーサポートイズム】
1. 税理士はサービス業
2. スピードこそクオリティ
3. 接触頻度を上げろ
4. コミュニケーション能力を高めろ
5. 出る杭になれ
6. 仕事は奪い取れ
7. 仕事は最後まで貫徹しろ
8. 切磋琢磨しろ
9. 変化を楽しめ
10. 今、自分は貢献しているか?
イズム まとめ
「組織は上から腐る」という言葉がありますが、実際そのとおりだと思います。
社歴や年齢の上の人が、エネルギーの高い若手を抑え込むようなことになれば、優秀な若手は退職します。
そして雰囲気は悪くなり、エネルギー値の低い組織になっていきます。
だからこそ、
リーダーやベテランスタッフは意図的に出そうな杭を引き上げ、若手の活躍をプロデュースしなければいけません。
若手には、先輩に遠慮せずにやりたいことを口に出し、出る杭になることが褒められるべきことで、遠慮をすることはないというお墨付きを与えます。
そして勢いのある若手は実際に引き上げる。
教育、営業、管理など自分がやりたいことがあれば率先して手を上げさせ、実力が伴わないのであればどうやって実力を身に付けるかを相談していく。
つねに若手のエネルギーを活かすことが、組織活性化のキモだと思います。
ですが、これだけでは「出る杭」は出てきません。
なぜなら、ベテランスタッフが不安になり、反対行動をとるからです。
ベテランスタッフは、自分を追い抜かす人がどんどん出てくることで、「自分の重要性が落ちるのではないか」、「待遇が悪くなるのではないか」と不安になってきます。
たしかに、ごく一部のベテランスタッフは、圧倒的な能力を見せて突き抜けていき、若手に負けることなく成長し続け、尊敬を集める幹部になります。
しかし、多くのベテランはそうはなれないです。
だからこそ、リーダーのバックアップが必要となるのです。
リーダーは、ベテランの持つ素晴らしさ、たとえば税務知識の豊富さや顧客との関係性の作り方に敬意を払い、承認をし、認めていきます。
その上で、ベテランの価値とは、その素晴らしい能力を若手に伝授し、若手をフォローする縁の下の力持ちになることだと伝えます。
自分が舞台の真ん中に立つのではなく、舞台裏に回る。
結果的にオフィスが活性化していくならば、それは舞台裏のベテランの貢献だ。
このことをベテランが受け入れられるまでは、何度もベテランとの話し合いをする必要があります。