最近お会いさせていただく会計事務所の方は、みんな口をそろえて「人が採用できない」とおっしゃいます。

そもそも応募がない、応募があっても条件面がとても合わない、等様々ですが、深刻な状況であることは間違いありません。

仮に採用がうまくいったとしても、どうしても退職者は出てしまうので、同じ悩みを繰り返すこととなります。

ここは一度、事務所のあり方について考えてみませんか?

どんな事務所にしたいのか、どういう方針でやっていくのか。

業務の整理は必要で、何を正社員にやらせるのか、正社員でなくてもできることはどれか、ITでできることは何か、そもそも自社でやらなければならないことなのか。

ベースとなるのは、ペーパーレスとコミュニケーションの強化です。これがなければ、事務所内で全て完結する以外選択肢がなくなります。

その上で、高付加価値のサービスに注力していく。
処理でお金がもらいにくく、低価格化していく中で、どう単価を上げるかを考えないと、先生もスタッフも誰も得しない状況を生むだけです。

DXは、単にITツールを導入するだけのものではありません。事務所のあり方そのものを再定義するものです。

会計事務所においても、採用のためにDXすることは避けられないものになりました。

そんなことをとある会計事務所さまのDXサポート訪問の途中で考えています。