【3/10】今日のニュース

01「インフルエンサー」女性9人、計3億円申告漏れを国税指摘…8500万円追徴か



SNS上で高い発信力を持つ「インフルエンサー」の女性9人が東京国税局の税務調査を受け、2021年までの6年間に計約3億円の申告漏れを指摘されたことが関係者の話でわかった。SNSで商品やサービスを紹介して多額の報酬を得ていたが、一部を申告していなかったことなどが判明したという。

9人は加算税を含め所得税など百数十万~約3000万円を追徴課税された。追徴税額は計約8500万円に上るとみられる。

関係者によると、税務調査を受けたのは、インスタグラムやユーチューブなどで数千~数十万人のフォロワーがいる女性9人。多くが首都圏在住の30歳代で、家族や友人との日常の写真などを投稿し、同世代を中心に人気を集めていた。

女性らは、広告主とインフルエンサーをつなぐ代理店に登録し、広告主から宣伝業務を受注。化粧品や美顔器などを使用している写真などをSNSに投稿し、「医師とメーカーの共同開発」とうたったり、「ぜひ試してみてね!」と勧めたりしていた。
読売新聞:「インフルエンサー」女性9人、計3億円申告漏れを国税指摘…8500万円追徴か

02国税庁、インボイス制度「お問い合わせの多いご質問」を更新

国税庁はこのほど、インボイスコールセンターに寄せられた質問のうち、とくに問合わせの多い事項を集約した「お問合せの多いご質問」を更新した。「お問合せの多いご質問」は、インボイス制度の概要やインボイス発行事業者の登録制度、インボイス発行事業者の義務、インボイス制度下での仕入税額控除の要件、令和5年度税制改正法案等の内容について全15の設問からなる。

今回追記されたのは、「税抜経理を採用し、積上げ計算を行っている場合における適格請求書発行事業者以外の者からの課税仕入れに係る経過措置を適用する場合の税額計算」。売上税額の計算は積上げ計算方式によることとし、税抜経理を採用していることから、適格請求書等保存方式下における仕入税額の計算については帳簿積上げ計算方式を採用する予定の事業者が、令和8年9月30日までの間に行う経過措置の適用を受ける適格請求書発行事業者以外の者からの課税仕入れに係る消費税額の計算方法について、具体的な計算例を挙げて質問している。

これは「消費税の仕入税額控除制度における適格請求書等保存方式に関するQ&A(令和4年11月改訂)」の公表後、問合せの多い事項について追加問として整理し、集約したもの。なお、免税事業者等からの課税仕入れに係る経過措置を適用する場合の具体的な控除割合や計算方法については、「消費税の仕入税額控除における適格請求書等保存方式 関するQ&Aの問112」を参照されたい。
TabisLand:国税庁、インボイス制度「お問い合わせの多いご質問」を更新国税庁:お問い合わせの多いご質問(令和5年2月28日掲載)

03補助金情報

■建設技術の開発に最大2000万円:国交省
国土交通省は建設現場の生産性向上やカーボンニュートラル実現に役立つ研究開発を支援する「SBIR建設技術研究開発助成制度」の「政策課題解決型技術開発公募(スタートアップタイプ)」の公募を始めた。交付申請者は設立10年未満の中小企業であることが条件。補助金額は事前調査が500万円まで、技術開発は2000万円まで。公募期間は3月28日まで。24件程度の採択を予定している。
J-Net21:建設技術の開発に最大2000万円:国交省

■エネルギー・物価高騰の影響を受けた中小企業に最大20万円支援:千葉県習志野市
千葉県習志野市は、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受ける市内中小企業者などに対して、最大20万円の支援金を給付する。申請期間は3月15日まで。
支援の対象となるのは、2022年4~9月の原材料費、燃料費、光熱費といった経費が対前年同月比で増加した事業者。2021年3月末日までに開業し、市内に本店・主たる事業所がある事業者で、今後も習志野市内で事業継続の意思があることが条件となっている。対前年同月比で増加した額のおおむね2分の1を給付する。
J-Net21:エネルギー・物価高騰の影響を受けた中小企業に最大20万円支援:千葉県習志野市

■製造・建設業者などの見本市・展示会出展に最大40万円を補助:岡山市
岡山市は、市内で開発・製造された工業製品などの販路拡大のため、岡山県外の見本市・展示会に出展する市内の製造業・ソフトウェア業・建設業の各事業者を支援する「製造業等販路拡張支援事業(見本市出品補助)制度」の申請を募集している。申し込み期限は3月17日。

支援するのは、4月1日~9月30日までの間に海外を含む県外で開催される工業製品・ソフトウェア・技術・サービスなどの見本市や展示会への出展。オンラインも対象になる。補助額は、国内開催の見本市については、消費税を除く小間料の総額に対して最大25万円。海外開催の場合は、小間料のほか製品輸送費・通訳費・広報・宣伝活動費など最大40万円を補助する。いずれも補助率は対象経費の2分の1。
J-Net21:製造・建設業者などの見本市・展示会出展に最大40万円を補助:岡山市