前回ChatGPTがすごい、というお話をさせていただきました。その後、MicrosoftやGoogleもAIチャットボット搭載の検索エンジンを発表しました。

今までは、「確定申告 必要書類」のように単語で検索していたものが、「確定申告で必要な書類は何?」という言葉に、サイト一覧を表示するのではなく、回答を文章で返してくれるようになるのでしょう。

これはとても素晴らしいのですが、まだまだ間違った回答も多いようです。実際Googleは、前述の発表の際のプレゼンでチャットボットが間違った回答をしてしまい、株価が下がってしまった、という笑えないようなこともありました。

ただ、これはどんどん改良されていくでしょう。「AIは、目を持った」と言われています。例えば、猫は、こういう目をしてして、耳はこうなっている、といったようにデータをどれだけ入力しても、それに合わない猫もいるでしょう。これからAIは曖昧さを含めて理解するようになっていきます。学習すればするほど精度は上がっていきます。

こうなった場合、皆さんはどんな価値を提供できますか?クラウド会計により、記帳の価値が低下してしまったように、リアルタイムで24時間相談に乗ってくれるAIにどう対抗していきますか?

情報の正確性は今のところ皆さんにはかないません。でも、どんどんAIが成長してきたら?

勝負は、「信頼関係」になると思います。お客さんと会う。リアルでもオンラインででも。これが提供する価値になると思います。会う時間を作るために忙しい時間をどうやりくりするか。会計事務所のDXはこのために推進するべきだと思います。