日経新聞:兵庫の工事会社を告発 3400万円脱税疑い、大阪国税局

経費の架空計上で約3400万円を脱税したとして、大阪国税局が給排水設備の工事を手がける「カンプロ」(兵庫県西宮市)と宮川元宏社長(50)を法人税法違反などの疑いで神戸地検に告発したことが25日、関係者への取材で分かった。修正申告は済ませたとみられる。

関係者によると、同社は下請け会社に支払った代金をキックバックさせる方法で架空の外注加工費を計上し、2020年3月期までの3年間に約1億4300万円の所得を隠し、法人税など約3400万円を不正に免れた疑いが持たれている。

隠した所得は宮川社長の個人的な株式購入、自社の増資などに充てられたという。

同社ホームページによると、同社は分譲マンションの大規模修繕工事、配管の保守などを取り扱っている。