寒い冬、旅行といえば何といっても温泉旅行。リクルートライフスタイル社に設置されたじゃらんリサーチセンターがまとめた「人気温泉地ランキング2023」(有効回答数1万3375人)によると、これまでに行ったことがある温泉地のうち、もう一度行ってみたい温泉地(5つまで回答)は、前年、「箱根温泉(神奈川県)」がそれまで15年連続トップだった座を「草津温泉(群馬県)」に奪われたが、今年は2470票で1位に返り咲いた。
以下のランキングは、「草津温泉」(2446票)、「登別温泉(北海道)」(1696票)、「道後温泉(愛媛県)」(1582票)、「別府温泉郷(大分県)」(1429票)と続き、ベスト5の顔ぶれは5年連続で変わらない。「箱根温泉」が選ばれた理由は、「街の雰囲気が好き」(58.0%)、「交通の便がいい」(56.6%)など、「草津温泉」は、「街の雰囲気が好き」(73.3%)、「温泉の効能や泉質が気に入っている」(60.5%)などが上位に挙げられている。
一方、まだ行ったことはないが、一度は行ってみたいという全国あこがれ温泉地ランキング(5つまで回答)では、「乳頭温泉郷(秋田県)」(2348票)が4年連続でトップの座を維持。次いで、「草津温泉」(2072票)、「銀山温泉(山形県)」(1943票)、「道後温泉」(1685票)、「由布院温泉(大分県)」(1636票)と、ここまでがベスト5。以下、「登別温泉」(1612票)、「有馬温泉(兵庫県)」(1420票)、「下呂温泉(兵庫県)」(1296票)などが続く。
最近1年間に行ったことがある温泉地ランキング(複数回答)では、「箱根温泉」(1479票)がトップ、以下、「熱海温泉(静岡県)」(973票)、「草津温泉」(944票)、「鬼怒川温泉(栃木県)」(722票)、「下呂温泉」(681票)までがベスト5で昨年と顔ぶれ・順位は変わらない。ただし、いずれのエリアでも、居住地近郊の温泉地へ多数の票が集まる傾向にあり、関東・甲信越エリアの居住人口の多さが、ランキングの結果に影響しているとみられている。
最近1年間に行ったことがある温泉地の総合満足度(1年間の訪問者100人以上)は、「奥飛騨温泉郷(鹿児島県)」(満足度95.8%)が1位を獲得。2位に「乳頭温泉郷」(同94.8%)、3位に「登別温泉」(同94.4%)がランクイン。また、訪問者を50人以上100人未満とした「秘湯部門」では、「十勝岳温泉(北海道)」(96.1%)、「乗鞍高原温泉(長野県)」(同96.1%)、「黒部峡谷温泉群(富山県)」(同94.6%)の順となった。
「人気温泉地ランキング」の詳細は↓
じゃらんリサーチセンター:「じゃらん人気温泉地ランキング2023」投票結果報告
(タックスコム提供)