TabisLand:贈与税の生前加算期間 政府税調で延長を議論

10年まで伸ばしたいところを移行期間でじっくり期間を延ばすのが妥当な線ですかね。

相続税・贈与税のあり方を見直すために、政府の税制調査会が設置した専門家会議での議論が始まっている。10月21日にあった会合では、選択制となっている贈与税の課税方式について、資産移転の時期の中立性などの観点から有識者が意見交換した。

会合では「暦年課税で相続として加算される死亡前3年の期間を延ばすべき」といった意見が多く出た。延長期間については、「10年ほど」など具体的な数字も出たが、一方で「期間を延ばす場合は移行期間を設けるべき」との指摘もあった。現行の贈与税では、「相続時の税負担がどうなるか不確実性があり、生前贈与をためらう要因になるのでは」といった懸念や相続時精算課税の使い勝手の向上を求める声も上がった。
与党の税制調査会では23年度の税制改正大綱取りまとめに向けた作業が始まっており、政府税調は大綱への反映を目指す。