時事ドットコム:百貨店3社に1億1000万円追徴 そごう・西武など不適切免税―東京国税局
百貨店大手の「そごう・西武」と「小田急百貨店」「松屋」が消費税の免税要件を満たさずに顧客に販売したケースが確認されたとして、東京国税局が3社に消費税計約1億1000万円を追徴課税したことが22日、関係者への取材で分かった。
関係者などによると、3社では来日から6カ月以上経過した外国人に商品を販売したり、購入誓約書の書類が保管されていなかったりするなど、要件を満たさない消費税の免税販売が行われていた。一部の百貨店では、同一人物が転売目的で、商品の大量購入を繰り返している可能性がある取引も見つかったという。
東京国税局はそごう・西武に対して2021年2月期までの2年間で計約1億円を追徴課税したほか、小田急百貨店には約400万円、松屋にも数百万円を追徴した。