(FIVE STAR MAGAZAINE最新号より)
FIVESTARMAGAZINE最新号では、現状の分析と士業界の今後を占う統計・データをまとめた「事務所経営白書」を一部先行公開しつつ、事例として各士業界の事務所の取り組みを公開しています。
本書を通していえることは、2点。
1.各士業の垣根を超えた業務展開をしている事務所が増えてきていること
2.ホットな世間の流れとは別の逆はりで、競合の少ないブルーオーシャンを開拓している事務所が増えてきていることです。
つまり、1は完全に大手事務所の横展開、2はそれ以外の事務所の業務特化・業種特化、ブルーオーシャン戦略です。
個人的な感想を述べさせていただくと、特に1については、これ以上のことが業界で起きようとしています。
具体的には、
・相続業界においては、大規模葬儀社等の市場参入、一部の銀行による更なる市場開拓、WEB会社による市場参入、多くの様々な大手企業が相続市場に目を付け相続市場に入り込んできています。
・新規創業・創業支援においては、士業ではないクラウド会計ソフトメーカーによる会社設立、税理士紹介など大量の広告が流れるようになってきています。SEOについても同様です。
という具合に、集客におけるライバルが税理士でもなければ、他士業でもない、市場に目を付けた大手企業になってきています。
これは見方を変えれば、僕ら士業が下請けという立場になり下がる可能性すらあるということです。
誇張しすぎの感もあり、誇張でもないといいますか・・
次の10年、士業界が混沌とした時代に突入するかもしれません。