リクルートのジョブズリサーチセンターが発表した「アルバイト・パート募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏の8月の平均時給は、前年同月比は26円増加(+2.3%)、前月比では8円増加の1134円となり、三地域とも過去最高額となった。エリア別でみると、「首都圏」が前年同月比19円増加、前月比は6円増加の1177円、「東海」は同24円増加、同11円増加の1048円、「関西」は同27円増加、同11円増加の1110円だった。
職種別でみると、前年同月比では、「営業系」(1304円、+6.7%)、「事務系」(1271円、+4.7%)、「フード系」(1062円、+4.5%)、「専門職系」(1339円、+3.7%)、「製造・物流・清掃系」(1137円、+2.7%)、「販売・サービス系」(1084円、+0.2%)の全ての職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+2.5%)、「事務系」(+1.9%)、「営業系」(+0.8%)、「製造・物流・清掃系」(+0.3%)の4職種でプラスとなった。
職種別にみても幅広い職種で平均時給が上がっており、フード系、製造・物流・清掃系、事務系、営業系が過去最高額となった。フード系では、ネット販売が好調な食品製造・販売などで求人意欲が高くなっている。ネット販売の配送ドライバーも需要が高く、普通免許で運転できる1.5トントラックでの仕事を増やす、女性ドライバーをターゲットにするといった求人の工夫も行われている。
首都圏エリアの平均時給は、前年同月比では19円増加、前月比は6円増加の1177円。職種別でみると、前年同月比では、「フード系」(1101円、+4.4%)、「営業系」(1314円、+4.3%)、「専門職系」(1388円、+3.4%)、「事務系」(1310円、+3.1%)、「製造・物流・清掃系」(1181円、+3.0%)の5職種でプラス。前月比では、「専門職系」(+3.0%)、「事務系」(+1.1%)、「製造・物流・清掃系」(+0.4%)の3職種でプラスとなった。
東海エリアの平均時給は、前年同月比では24円増加、前月比は11円増加の1048円。職種別でみると、前年同月比では、「事務系」(1086円、+5.7%)、「専門職系」(1229円、+5.5%)、「営業系」(1167円、+3.9%)、「フード系」(1002円、+3.2%)、「製造・物流・清掃系」(1057円、+1.5%)、「販売・サービス系」(1033円、+1.4%)の全職種でプラス。前月比でも、「営業系」(+7.4%)、「専門職系」(+2.8%)など全職種でプラスとなった。
関西エリアの平均時給は、前年同月比では27円増加、前月比は11円増加の1110円。職種別でみると、前年同月比では、「営業系」(1366円、+8.2%)、「事務系」(1289円、+8.0%)、「フード系」(1027円、+3.7%)、「製造・物流・清掃系」(1109円、+2.2%)、「専門職系」(1278円、+2.2%)の5職種でプラス。前月比では、「事務系」(+3.9%)、「営業系」(+1.9%)、「専門職系」(+2.2%)、「フード系」(+0.1%)の4職種でプラスとなった。
同平均時給調査結果は↓
リクルート:2022年8月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査
(タックスコム提供)