日経新聞:「放置年金」5年で7割増2400億円 運用機会111万人逃す

転職時に必要な手続きをしないために現金のままで管理される年金資産が増えている。こうした「放置年金」は約2400億円にのぼり、5年間で7割近く増えた。企業が運営する確定拠出年金(DC、きょうのことば)の加入資格を転職などで失った人などが対象で、7月末時点で111万人いる。長期的には運用の機会を逃すことになり、老後資金の確保に影響が出る可能性がある。個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)に移しやすくする制度の改善などが急務となる。