日経新聞:電通元社員、6900万円脱税疑い 国税局告発

電通元役員、社員らの悪事、汚職事件、脱税事件が次々と・・

ゴルフ関連のイベントで得た所得を隠して法人税など計約6900万円を脱税したとして、東京国税局が元電通社員で会社役員の大原信人氏(37)=東京都港区=と運営するイベント会社2社を法人税法違反などの疑いで東京地検に告発したことが6日、関係者への取材で分かった。

関係者によると、大原氏は電通社員時代にスポーツに関連する部局に在籍。独立後は、電通で培った人脈や経験を生かして女子プロゴルファーと一緒にコースを回ったり、レッスンを受けられたりするイベントを企画し、安定的に売り上げを確保していたとみられる。

告発された2社と既に清算した1社の計3社に関し、2021年5月期までの約4年間で所得計約2億9千万円を隠し、法人税など計6900万円の支払いを免れた疑いがある。

イベントの際、主に自分で撮影したのにカメラマンに外注したように見せかけるなどして架空の外注費を計上。会社名義の口座から現金を引き出し、自身の口座に入れ直していたとみられる。納税しなかった金は株の購入や生活費などに充てていたという。〔共同〕